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ある日。フランスという少女に会った。
自分でも驚くぐらい。
一目惚れしてしまった。
しかし。
僕は恋心を抑えなければいけない。
なぜかって?
恋をしたら父上が相手を排除しようとするからだよ。
僕はその場をスッと離れようとした。
彼女は僕を引き留めた。
「貴方お名前は??」
一瞬時間が止まったように感じた。
無視したらフランスは悲しんでしまう。
名前くらい、いいよね。
「わ、私の名前はイギリスです、、。」
「そうなのねっ!美しい名前!」
やめてくれ。
そんなの言ったらまた惚れてしまう。
一刻も早く離れなければ。
「ありがとう、ございます。」
「ねぇ、急で悪いけど、よかったら今度お茶しないかしら?」
「え、お茶?ですか、、?」
「ごめんごめん!いやだったら断ってもらっても!、」
「いえ、、参加させて貰いましょうかね。」
「ほんと!?やったぁ!!
じゃぁ、連絡先交換しない!?」
まずい。
非常にまずい。
連絡先なんて交換したらさらに惚れてしまう。
「お言葉に甘えて、、」
だぁぁぁぁ!
欲望に負けてしまったぁ!!
「じゃ!また予定連絡するね!」
「は、はい!」
離れたい。
離れたかったけど、離れられない。
それからというもの2人でよく通話をしたり、何度もお茶会をしたり。
出会ってから月日が流れた。
〜フランスの家〜
「お邪魔します、、」
「いらっしゃいませー!!」
「いらっしゃいませ? 店員さんがいう言葉ではないのですか?」
「いや?普通に言うよ??」
「そうなのですか、、。」
「なんか知らないのおじいちゃんみたいっ、!」
彼女はクスッと笑う。
この無邪気な笑いがさらに僕を堕とす。
もう、父上なんて脳内になかった。
「はいっ!お待たせ!」
「今日は何の飲み物ですか?」
「紅茶だよ!」
私の好物、、、!
「紅茶✨」
「イギリス喜ぶかなーって思ってさ!」
「ありがとうございます!嬉しいです!」
「ねぇ、最近の話しようよ!もっと色々聞きたいなぁ〜!」
「せっかくならお話しましょうか」
「〜〜〜〜〜〜〜!」
「………!〜〜〜✨」
「〜〜〜〜〜!」
「〜〜〜〜〜?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜」
ああ、こんな時間がずうっと続けばいいのに。
「ふふっ」
「あー!イギリスめ!笑ったなぁ!?」
「フランスがおかしいだけです! あははっ!」
「むぅー!」
頬を膨らます姿もかわいい。
「ん、? ねぇイギリス?」
「はい?」
「ッえ、、?」
「何か隠しているなら教えて。」
どうしよう。
笑った表紙に服が捲れて、、
「い、いやぁー!最近木屑で引っ掻いてしまって!!」
「mensonge」
「な、なんで、?」
「詰めが甘い。 痣見えてるよ。
誰にやられたの?」
「誰にも、言いませんか??」
「絶対に言わないよ!」
「じ、実は…」
私は失敗作だとして育てられてきた。
「父上ッ!い゛だいッ!!」
「うるさい。
誰が喋っていいなんて言った!?」
「ゲホッ!?カヒュッ、ヒュッ!?」
「お言葉ですがお父様!イギリスは今回何もやっていません!!」
「お前までそいつを庇うのか!
兄弟もろとも教育してやる!」
「いやっ!!ゲホッ!!」
「ねぇさま!!」
「今日はもういい。 そこで一晩頭を冷やせ。」
「………。」
「ねぇさま、、?どこ行くの、?」
「ごめんねッ、、。
仏帝と私は逃げる。
絶対ッ!助けに来るからッ!」
「ねぇさま!!」
「…..と言うことです。」
「はぁ、、、。こんなこと、現実にあるのね、。」
やっぱ相談したの間違いだったかもしれない。
そりゃそうだ。
ずっと仲良くしてきた相手が失敗作だったんだから。
「本当しんじらんない!」
「で、ですよね!私なんか!」
「え、あ!違う違う!イギリスのお父さんの話!
だって、君、ろくに愛情受けてないでしょ。」
愛情って何だっけ。
「それは、私が、、」
「イギリスはすごい、素敵な人だよ?
優しくて、頼り甲斐があって、、失敗作だなんてとんでもない。
どちらかといえば成功作じゃない?」
「ッ、、、(ポロポロ」
「ふぁっ!? ごめん!泣かせるつもりは!、 」
「いえっ!違うんです!嬉しくてッ!!」
「ほーんと。そんな可愛らしいところがあっていいね、イギリスは! 」
「へッ、、!?//////」
「あれ、顔真っ赤んなっちゃった。」
「うるさいですッ!////」
こんこん
「誰だろ、?
はぁーい!」
「やぁ。お嬢さん。私の息子を見ていないかね?」
え、、、父上、、?
今来られたらッ!!
「何だそのだらしない顔は。」
「ち、、父上、、、!」
「私はお前に聞いているんだ。
はぁ、全く。姉も弟も。 教育だ。帰るぞ。」
「まっt」
「どーせそこのガキにも知られたんだろ?
あとで始末しておくから。」
「ひっ!?」
ダメだ。
フランスに手を出すことなんて絶対させない!
動かないッ、体が動かない。
「い、嫌です!」
「はぁ、?舐めた口を。 」
「だから!僕は嫌だと言っているんです!
もう父さんのいいなりは嫌だ!
僕は!いや、俺は! 自分の人生を歩みたい! 」
「何をいうかと思ったか、、
大英も、失敗して多くの植民地を失っただろ?」
「姉さんは失敗なんかしてない!!!
植民地を失ったかもしれない、でも!!
でも!これは俺に引き継ぐための運命だったんじゃないか!? 」
「いい加減にしろ大馬鹿者が!」
「イギリスッッッッッ!!」
パシッ
「ッはっ、、、?」
「大馬鹿者者は貴方様じゃないんですか?イングランドさん」
「仏帝ッッッ!!
よくも私の大英を奪ったな!!」
「私は貴方のことをお父さんだと思ったことはないわ!」
仏帝さん?姉様、、?
「今更父親気取りか? はっ!
甚だしいんだよ!」
「うるさい、、、
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!」
「お前らに何がわかるっていうんだ!?」
俺はもうイングランドのいいなりじゃない。
「貴方だってそうなのではないですか!?
私がされて嫌なことも、!全て!賢い貴方ならわかるはずですよ!?」
「ッ、、、!! 」
顔が歪む。
屈辱的な表情。
悔しそうな表情。
どこか寂しげな表情。
「私はッ!
本当は!ただただ!
心の叫びと共に大粒の涙白い肌を伝って落ちていく。
「愛し方がわからなかった!
守り方がわからなかった!
私が生まれてから周りには誰にもいなかった!
そんな中!お前たちが生まれた!
愛せるはずがなかった!
本当は大好きなはずなのに!!、」
泣きじゃくるイングランドを見るのは初めてだった。
正直言ってびっくりした。
愛し方を知らなかったなんて。
泣き顔なんて他の弟たちとかしか見たことがなかった。
「、、、。提案です。」
「なんだ、?消えてくれならもう今すぐ消えるぞ?」
「新しいカタチで家族になりませんか??」
「新しい、、カタチ?」
「前のイングランドは愛し方がわからなかった。
でも、新しいイングランドは愛し方を共に学び、楽しく笑い合える。
そんな**家族**を作って行きませんか?」
「大英は、、? 」
「私は正直受け入れたくはない。
でも、アンタだって親の面あった。
風邪を引いた時とか。私が怪我して帰ってきた時とか。
そんな優しいお父さんなら、私は受け入れる。」
「お前らは本当にいいのか、、!? 」
フランスがこっちにきた。
「私は、お話を聞く限りあまり賛成できませんッ、、
でも!生き方を絞らなくても自由に生かしてあげるのはどうでしょうか?」
「俺もそう思う。」
「そ、、そうですよね、、。
貴方たちはもう自由の身で楽しい生活をしてください、。
私はもう貴方たちを傷つけたくはありません 」
「ありがとう、 父さん。 」
4人が外へ向けて歩いていく。
「ねぇ、フランス。」
「なぁに?」
「貴方に初めて会った時から好きでした。」
「へッ//////!?」
「こんな愛し方も知らない私でも、貴方を愛してもいいですか?」
「ッ! はいっ!」
新しい音が聞こえた今。
心地の良い風が吹いて。
また、新しい絆が生まれる。
「懐かしいなぁ。」
そう言って私は日記を閉じる。
完。