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※nmmnとなっております。ご本人様とは一切関係ありません。※CPは桃青です。無理だと感じたら直ぐに閉じてください。読後の苦情は受け付けませんのでご了承ください。
感じを取り戻すために書いたものです。 駄作で申し訳ない。
「ん…っ、ちゅ、はあ…」
暗い部屋に木霊する水音。卑猥なそれは僕の羞恥を煽るものの興奮を高める材料には十分だった。そりゃあえっちしたくなるじゃん。二ヶ月ぶり位にようやく休みが合ったんだから。ここ最近はグループ活動も個人活動も盛んで、二人で会うとしても何だかんだ配信が大好きな僕らは気付けばカメラをつけてたし。僕もさとみくんも何もない日なんてレアだもん。いっぱいデートして、美味しいご飯も食べて、お風呂に入って、幸せなまま彼に抱かれる。ぼく、世界で一番幸せな自信ある。
「ぷは、っ…ふは、首まで真っ赤…かわい」
「うるさ…っん、ぁ…」
「首にキスするだけで感じちゃうの?かわいいね」
「…っ、はぁ…さとみくんが毎回噛んだり舐めたりしてくるせいでしょ…」
「ふ、そうだな、ころんがこ〜んなにとろとろになっちゃうのも俺のせい、だもんな?」
彼の意地悪な指が乳輪をくるくると弄ぶ。さとみくんのせいですっかりと性感帯になったそこは、触って欲しいと主張するかの如くぷっくらと膨らんでいる。直接的な刺激が来ない分、腰にずくりと疼きが溜まる。
ああもうもどかしい。早く触って欲しいのに。熱の篭った息を吐きながらさとみくんを見れば、竜胆の瞳が獣のように欲情に塗れていて。
__あ、だめ。さとみくんにぜんぶ、あげたくなっちゃう。
「さわって、ちゃんと、ちくび、いじめ……っひゃぁあッッ!?」
「っはーー、まじお前、ほんとかわいすぎ…」
「んッ、!ぁ、あっ…!ん、ひゃんッ…」
「ね、ころん大好き…愛してるよ」
「ぁ、ぼくも、だいすき…っ、!あ、だめ、ッ…いっちゃ、」
「ん、イっていいよ」
「んく、あああ……ッ!!」
甘く心地よいテノールが耳を揺らして、一気に下腹部に熱が溜まる。我慢することなんて出来なくて、迫り上がる絶頂感に抗うこと無く達する。絶頂の後の倦怠感と多幸感を覚えながら、もっともっとと欲する想いは止められそうになく。どろりと蜂蜜よりも甘く熔けた瞳に、ぞくりと背筋が震える。
「…っふー…、随分濃いじゃん、一人でシてないん? 」
「あー…えっと、その、うーー……」
「…なに、ちゃんと言ってころちゃん」
「……ひとりでしちゃうと、おく、せつなくなって…さとみくんが、欲しく、なっちゃうから……ッきゃう、!?」
「あーもーほんとかわいい…久しぶりやから俺可愛いしか言えなくなるわこんなん…」
さとみくんはベッドサイドからローションを取りだして、手に広げてぐちゅりと混ぜて体温でローションを温めていく。指、挿れるねと声をかけられ頷けば、人肌にまで温まったローションで濡れた指が後孔に挿れられる。久しぶりだけど、もう随分と使い古されたそこは、抵抗することなく、むしろ歓迎するように指を包み込んだ。
「久しぶりだから、いつもより丁寧に解すぞ」
「んぁ、く、ぅ…、いつも、丁寧じゃん」
「今日はもっと。傷付けたくねえもん」
さとみくんは解す作業のときは一段と丁寧になる。もちろんその前の前戯も丁寧で優しいけれど、解す時はもっと。初めてシた時は僕がちゃんと調べて解してきたのに、さとみくんに不安だからと小一時間程弄られた。指が三本入り切ったところで、結局僕が我慢できなくて泣いて、そこでようやく解すのをやめてくれた。何度も肌を重ねた今でも長いなあって思うけど、僕を傷つけたくないと丁寧に解してくれるから、そんな優しくて臆病なさとみくんがどうしようもなく愛おしんだから、この時間は何だかんだ好きだった。
さとみくんは後ろだけじゃなくて、絶頂後にくたりと垂れてしまった僕のモノも扱き始めた。特に敏感な裏筋を優しく扱かれて、鈴口をぐりぐりと押されてしまえば、男性としての快楽が脳を殴ってくる。僕のソレはもうすかっり元気を取り出して、何度も絶頂を迎えそうになったが、イきそうになったらさとみくんは手を止める。そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか後ろに入れられている指の数は三本にまで増えており、解れたかなとくぱりとさとみくんが後孔を拡げた。
「あ…ッ、もういいからぁ…はやく、」
「ん、そろそろかな……」
カチャリとベルトが外される音がして、臨戦態勢の大きなソレが目の前に晒される。僕の痴態でさとみくんが興奮してくれている、と思うと尾てい骨にぞくりと快感のような電流が走った。汗で張り付いた前髪を煩わしそうにあげて、さとみくんにしては珍しく雑な手つきでゴムを取り出す。余裕が無いことが一挙手一投足から伝わってきて、胸がきゅん、と鳴いてどうにかなりそうだった。口で開けるその様がかっこ良くて思わず目を逸らす。ぴたりと後孔に熱いモノがあてがわれて、思わず期待するかのように喉を鳴らした。
「……挿れるよ」
「ん、きて……ッああぁぁぁ、っ!!!」
「っく、はぁ…やば、持ってかれそ…ッ」
「ン、ん、あッ、はぁ…んッ」
「…ふーーッ、ころん、痛くない?」
「ん、だいじょうぶ…ふふ、さとみくんとえっちするの、久しぶりで、僕、しあわせだなぁ……」
「ふは、うん。俺も幸せ。好きだよ。ずっと愛してる……」
僕らはしばらく繋がりながらぎゅっと抱きついて、口にも頬にも首にもいっぱいキスして、さとみくんの体温を感じて、ぬるま湯のような心地よい快楽に身を任せる。さとみくんと身体を繋げると、『気持ちいい』よりも『幸せ、好き』っていうのが大きくて。もちろん気持ちいいんだけど。大好きな人が僕を求めてくれてるってのがなんかもう、幸せすぎて。いいのかなあこんな幸せで。
「ぁ…さとみくん、動いて、?」
「……ん、動くよ?」
さとみくんの首に腕を回したままゆるゆると緩やかな挿入が始まって、ゆっくりなのに全部気持ちよくて。動きが快感を求めるように徐々に速くなる。大きくて質量のあるソレに弱い前立腺とかもいっぱい押されて、目の前にピリピリと火花が散る。頭の中、何も考えられなくなる。
「んッ、ぁ、あ、あ……っ!!」
「は、ッん、ころん、すき、だいすき」
「あ、ぁぐ、んっ、ふ…ッ、ぼくも、さとみくんのこと、すき……っああぁっ!だめ、ゃ、ぼくッ、いっちゃ…ッ!!」
「ん、ふ、俺も…ッ、」
「んぁッ!ぁ、ん、く…ッ!いく、いっちゃ……ああぁぁぁッ!!!」
「ッく、─────ッ!!」
ぽたりと頬に汗が落ちる。絶頂の余韻が中々引かなくて、びくびくと太ももが痙攣する。いつもよりもなんだかずっと気持ちよくて、幸せで。もう僕を満たせるのはさとみくんしか居ない。こんなに幸せにできるのは、さとみくんしか居ないんだよ。
「は、は…ッん、さとみく、ちゅーして 」
「ん……」
ずるりと大きなソレが抜かれて、なんだか寂しい気持ちになるけど。でもこうやってえっちする度に全身で愛を伝えてくれるから、それだけでどうしようもく愛おしくなる。えっちしてる時の甘く蕩けた瞳も、絶頂を迎えるときの気持ちよさそうの顔も、事後特有の気だるげそうな声も、もう全部が大好きで。本当に今日はどうしたのかな。さとみくんが大好き過ぎてやばい。僕も大概だな。
さとみくんは動けなくなった僕の頭を撫でて、ペットボトルの水を持ってきて飲ませてくれた。それからずっとまた繰り返し頭を撫でて、いっぱい顔にキスしてくれて、死んじゃうんじゃないかってぐらいの多幸感に包まれながら、僕は夢の中へと意識を飛ばした。
「ん……」
カーテンの隙間から覗く朝日に起こされて、むくりと起き上がる。僕はさとみくんのシャツを着せられてて、朝から思わず頬が緩む。壁に掛けられている時計を見れば、六時四十七分。随分と早起きしてしまったから、久しぶりにさとみくんに朝食でも作ろうかな。そんなことを考えながら、隣にいるさとみくんの頬にそっとキスをして、起こさないようにベッドから立ち上がった。
そんな僕の立てた予定は、顔を洗おうと手を濡らした瞬間に見えた、左手の薬指に輝く光を見た瞬間に崩れ去り、一番最初に愛する人の声を聞くことが新たな予定となった。
改めて初めまして。林檎です。
四年ほど前にこちらの方で活動していましたが、なんだか小説を書きたい気分になり戻ってきました。
ちなみに前のアカウントはログアウトしていないのでまだ残っております。恥ずかしい。
今回は甘々な桃青が書きたくて書いたお話です。しばらくstpr様を見ていないのでもしかしたら口調変かもしれません……ごめんなさい。
こちらではちまちまと投稿していきます。もしかしたらpixivにて一時的に公開していた連載(一話のみ)をこちらでも公開するかもしれません。
心機一転、頑張っていきたいと思います。ハートやブグマ、コメントなどとても励みになりますので是非。 それではまた。
林檎