君を待つ

「まちこりー今度の企画なんだけどさ」「はいはーい」

　

「まちこ〜、今度俺免許取るからドライブ行こうぜ」

「えー！行きたい！」

　

「まちこり見てこれめっちゃ変な店あった！今度一緒に行こw」

「なにこれw行く行く！」

　

「まちこさん、ここのお寿司屋さん美味しんだけど、今度行かない？」

「お寿司！？行く！いや〜奢りなんて太っ腹〜」

「あれ俺奢らされる前提？？」

　

「まーちこ！ここのコスメ見たいから今度ショッピングデートしよ〜。カフェも行きたいし！」

「いいね！じゅーはちとデートだ〜！」

　

　輪は廻る。

　彼女が生きるその時まで、彼らはただ待ち続けた。再び彼女と出会うため。あの約束を果たすために。

　

「まちこ/まちこり/まーちこ！/まちこさん/まちこ！！」

　

「はいはーい！今行く！」

　

　また、彼女の笑顔を見るために。