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⚠️この作品には以下の表現が含まれます。・同性愛(BL)描写
・自殺・自殺未遂の描写
・一部、精神的に不安定な描写
苦手な方は閲覧をお控えください。
心理的負荷を感じる可能性がありますので、苦手な方はご注意ください。
多分みじかめ。
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朝日が昇ると、俺は目を覚ました。
静かな部屋。隣には、居なかった。
カーテンの隙間から差し込む光が、冷えたシーツの上をゆっくりと這っていく。
昨日、確かにそこに居た体温の名残は、もうどこにもない。
俺はゆっくりと体を起こし、ぼんやりとその場所を見つめた。
台所に行くと、蒼が倒れていた。
床一面に、赤い液体が広がっていた。
最初、何が起きたのか分からなかった。
赤が、床を這うように広がって、俺の足元を濡らしていた。冷たい。けれど、ぬるい。
「….はは、なぁ、冗談、だよな?」
彼は、まるで壊れた人形のように――そこにいた。
床に広がる血の海は、すでに乾きかけ、鉄のような匂いが部屋中に充満していた。
「うそだろ?…なあ..」
これが、最初で最後の復讐だったのか。
蒼なりの、俺への復讐。
乾いた床に広がった血の匂いが、朝の光と混じって胸を締めつける。
台所の窓から差し込む陽光は、あまりに優しくて、だからこそ残酷だった。
外からは、変わることのない子供の声が聞こえた。
楽しそうに弾む笑い声、軽やかな話し声。
それが全部、全部。
まるで俺への当てつけのように響いた。
これから、俺はどうするか。
まあ……考える必要は無い。
もう、決めてあった。
何度も何度も、胸の奥で繰り返してきた答え。
それは、後戻りできない道。
「ーすぐに。そちらへ。」
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はい。あざっす。見てくれてるのか知らんけど
幸せにさせねえよ全員