カナ視点
あはは…よく休めたよ。
買い物も特に無く森の方へ向かう。
あぁ、あの時は疲れて反応が薄もだけど、ちー と、相棒に会えるのは普通に嬉しいのよ。
さて、森に向かおうか。
入口に着くとやっぱり検問所みたいなところがある。
「確認を取ってくるので、少しまっててください」
外から見ても特別な所とかはなさそうだけど…
でも、中は日光が通ってないっぽく、ジメジメしてそうな〜…
「あぁ、久しぶりだね。」
「あ、タラチオさん?お久しぶりです…すいません、隣の方は?」
「あっ、はじめましてだね!どうも〜megaだよ〜!」
「女性の方…まさかタラチオさん…?」
「いや、ただの付き添いね…付き添いだからね!?付き合ってないからね?!」
どうやら、森の中にある洋館に知り合いが居るらしく、助けに来たらしい。
その付き添いで、megaさんがついて来たと…
そしてばったり私達と会った、と言う事らしい。
「と、言う事なんだけど、お二人もつれて行けないかな…」
「あぁ待って、ちょっと確認してみるから…」
大人数で行けたら戦力も上がるから一緒に行けないかね…
「Okでました!早く中に行きましょ」
もちろんタラチオさん達と初対面の人が多いので 各々かるーく自己紹介を済ませて、森の中に入っていく。
やっぱり暗い、ジメジメしてる。
聞いた感じだと魔物や獣は少ないと聞いていたのだが…
「これ一体一体相手してたら埒があかないって!」
「あれぇ?昔はこんなに居なかったんだけどな…?」
「タラチオに『戦う事は中々ない』って聞いて来たのに……騙されたっ!」
「多分異変とかが関係してるのかも知れないっすね〜……」
阿鼻叫喚。阿鼻叫喚の嵐。
こんな感じで騒いでるともっと魔物が来るのでは…?と思ったけど、ここまでうるさかったら私の声は届かないだろうな。
「タラチオ〜なんとかしてよー!!」
とmegaさんが声を上げると
「これは地形が変わるからあんまりやりたくないんだけど_」
「〈衝撃〉ッ!」
地面を殴ると同時に地形が動く。
周りにいた魔物を地面が飲み込むようにうごめく。
まるで、地面の中を泳いでいる龍が魔物を飲み込むように。
地面が元になった時には、周りに魔物はいなかった。
「ほら、魔物は片付けたから早く行こう。」
皆、タラチオさんの本気を見て固まっていた。
いや、いつもと違う雰囲気だったから、そりゃそうか。
怖。かったー…わ
しばらく進むと森の洋館があった。
この中に二人がいるのかは分からないが、情報くらいは集められるだろう。
そう思い、扉を開ける。
次回、森の洋館
コメント
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続き気になるのぅ