テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
私は姉が嫌いだ。
「勝手に決めて間違えたから自己責任でしょ!」
「それは違う!あんたがこっちがいいって言ったからこうなってんじゃん!」
「うるさいうるさい!」
そう言って姉は近くにあった熱湯を私にかけた。
「あつ”い!!いたい”よぉ”!!」
そう言う私を見下しながら姉は家を出ていった。
そこで私はあまりの痛みに意識を手放した。
私が目を覚ましたのは見覚えのない天井だった。
「なんでここに…」
母が言うには帰ってきたら倒れている私を見つけたらしい。
「ぐすっ…泣」
私は迷惑をかけてしまったことに泣いてしまった。
母がいなくなったあともずーっと泣いていた。
隣の部屋から怒鳴り声が聞こえてくる。
「っはぁッ”…」
姉の怒鳴り声を思い出して苦しくなった
「神崎さん!落ち着いてください!」
「はぁッ”…はぁ”…」
痛かった。苦しかった。悔しかった。悲しかった。許せなかった。
あの時の瞬間が繰り返し夢に出てくる。
「うっ泣」
何日か経って私は退院できた。
母親が毎日お見舞いに来てくれた。
最終日はお花も持ってきてくれた。
私の皮膚は奇跡的にほぼ完治した。
数日が母が連絡をくれた。
姉が見つかっていないらしい。
数週間後親から電話が来た。
「姉が見つかった」
私はその言動に違和感を感じた。
「姉を見つけた」
ではなく
「姉が見つかった」
私はなんとなく察した。
姉のお葬式の日。
姉は首に縄の跡があった。
「姉ちゃんのばかぁ泣」
そう泣く私を見て両親は泣き崩れた
死ぬなら寿命で死んで欲しかった。
姉と喧嘩したことを後悔した。
あの日に戻れたら。
あの時に謝っていたら。
私と姉に被害はなかったはずだった。
晴空 めると 🌙
28
コメント
1件
うわっ…これエグいな。熱湯かけられるシーンから始まって、最後の「死ぬなら寿命で死んで欲しかった」で一気に持ってかれたわ。姉が死んで初めて「あの日に戻れたら」って願う切なさが刺さる。姉もきっと何か抱えてたんだろうな…複雑すぎる。続きが気になる🔥