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斑鳩の上司である増尾から、斑鳩に任務の要請をする電話が入った。
「斑鳩君、今日の夕方迎えを寄越すので2週間ほどジェットスキーのレースに出てもらえますか…?」
「い゛ーっ!?」
斑鳩は悲鳴をあげた。
一見冴えない様相のこの青年は、少し触っただけでどんな乗り物にも乗りこなすことの出来るマルチドライバーであり、ASEの[[rb:ACE > 切り札]]であった。今日はそのASEからの依頼が無く、自宅で自由時間を過ごそうとしていた彼にとっては寝耳に水であった。
斑鳩の家に遊びに来ていた波戸が少々不満気に口を挟む。
「あんまり良くわからへんけど、レースって2週間もあるもんなんか?」
「どっちかっていうと、レース自体は見世物でパーティーがメインなので、斑鳩くんはそれに参加させてもらえるんだそうです。依頼主が斑鳩君のファンだそうで…」
「はーん、随分気前のいいやっちゃなぁ」
パーティーと聞いて斑鳩は先ほどまで不機嫌だったのが打って変わって顔色がパァッと明るくなった。
「俺、ご飯いっぱい食べてきます!」
成人したてとはいえ、まだ幼さの残る斑鳩の笑顔は眩しかった。
(かいらしなぁ…)
恋人同士、ゆっくり出来る貴重な休日が潰れると分かっていたが、浮足立つ斑鳩を見て波戸は素直に見送る気になった。
「えぇなぁ、気ぃつけるんやで!」
「はい!」
その日の夕方、波戸は恋人が迎えの車に乗って遠ざかっていくのを見送った。
依頼主の社長は社長という職に就くにしてはまだ若く、中年程度の男だった。向こうの方が背が高いため幾分首が苦しいが
「君の活躍は知ってるよ、吊り橋爆破のときなんてそりゃあ見事で…」
などと絶賛されると悪い気はしない。
翌日のレースで優勝したときなど
「やぁ悟くん!見事なもんだねぇ!まさかぶっちぎりで優勝するなんて!無理やり君のためにレースの枠を空けたかいがあったよ」
と申し訳ないほどのお褒めの言葉を頂いた。
その日の船上パーティーでは豪勢な食事が立ち並び、斑鳩は沢山平らげてやろうと息巻いていたが、突然依頼主に声をかけられご馳走はお預けとなってしまった。
「悟くん!」
斑鳩は不満に思いつつも、粗相がないように声の主の下へと向かった。
依頼主は2つのグラスを手に持っており、
「君の優勝に乾杯!」と2つのうちの青い方のグラスを斑鳩に渡した。
「えぇー…俺まだハタチじゃないです…」
「大丈夫!アルコールじゃないからね。」
それを聞いて安心した斑鳩は口をつけた。真っ青なのに美味しいレモネードの味がし、依頼主に見守られながら全て飲み干した。
それから30分ほど社長の長話につきあわされ、斑鳩は限界だったがそれは空腹だから、という理由ではなかった。
(もう眠い…俺まだ全然食べてないのに…。)
ついにその眠気はピークに達し、男の支えがないと立っていられない状態になっていた。
「彼を『手術室』に運べ!」
男の声が響く。
「医務室」ではなく「手術室」に運ぶとはどういうことだろうか、と斑鳩は疑問に思ったがその違和感も微睡の中ですぐに立ち消えてしまった。
目が覚めると、そこは斑鳩にとって見慣れない場所であった。
彼は豪華だが薄暗い室内に天蓋付きのベッドに横たわっていた。少なくとも先ほどまでの明るくてきらびやかなパーティー会場ではない。
「やっと目が覚めたかね、悟くん♡」
「え…しゃ、社長さん…?」
もしかしてパーティー会場で倒れてしまったのであろうか。
「あ、ごめんなさい、突然倒れちゃっ…」
介抱の礼を言おうとして、彼は自分の手首が手錠で拘束されてることに気付いた。
しかも着ている服は腕と首回り以外が丸見えで、下には黒い光沢の入ったニーソックスしか履いていなかった。
「ぇ…?」
戸惑いを隠せずにいると、ふとある違和感に気付いたが、気付ききる前に目の前の男が満面の笑みで口を挟んだ。
「気に入ってくれたかい、悟くん?♡いやね、その様子だと君の性器を『おまんこ』に変える手術は成功したようだね♡ いやぁ~、よかった♡これは私の好みなんだがね、こうも盛りマンだと素股での奉仕も楽しみだよ♡」
今、なんて?「おまんこ」?
手錠をされている状態にも関わらず、靄がかかったような思考で社長の言葉を反芻していると、目の前の男は恍惚とした様子で悟の手を取り姿見の前まで彼を導いた。
「見てごらん、悟くん♡」
「…!?」
鏡に映った自分の姿に思考が停止した。
耳からは垂れたうさみみが下がっており、胴体と臀部が丸見えというおかしな格好をしている、ということがもう既に異常であったが、それよりも見慣れていた自分のちんぽが何処にもないことの方が緊急事態であった。
ちんぽの代わりだとでも言うように自分の股間にはまだ痛々しい跡が残っている手術痕と陰毛1つないおまんこが存在感を放っていた。
「よく出来ているだろう?君の為にすこしばかり身体をいじらせてもらったんだ♡一目見た時から君におまんこがついていたら良かったのにと思っていてね♡」
「…な…なんでこんなこと」
すりぃ……♡
男が女のリードをするかのように隣の男が斑鳩の腰に手を回した。
素肌を触られる恐怖に全身が総毛立つ。
「あぁ、すまない♡君のレーサー姿を見たかったのは事実なんだがね、本当は君に私の跡継ぎを産んでもらいたくってね♡特注で作らせたバニースーツも君の筋肉のついた身体によく似合うよ♡僕ね、恥ずかしながら今まで伴侶がいたことがなかったから、この歳になってもまだ子供がいないんだよ♡
その点、君は若くて体力もある♡しかも愛らしい顔だ♡
ウサギさんのようにセックスし続ければすぐに可愛い子供ができるよ♡」
「…ヒュッ…」
突拍子もなさすぎて説明が全く頭に入ってこないが、自分の貞操が危機にさらされているということだけは分かった。
怖い。こわい。せめて腰に回している手を放してほしい。
「…なせッ、はなせよぉッ!!」
恐怖と自身の陥っている状況に対しての怒りから斑鳩が声を張り上げ、腰に回されている手を外そうとした、その時。
びゅるッ♡、ぷっしゃぁぁ♡♡
「……は……っ、はへっ……?♡」
口からは間抜けな声が漏れ、脚に力が入らなくなる。液体が脚を伝う感覚がしたあと、臓物が収縮するような感覚がし、斑鳩はその場にへたり込んでしまった。
「あぁすまない、君には子供を産んでもらう為にいくらか薬を投与したんだ♡ 今更薬が効いてきたのか…排卵剤と催淫薬等をちょっとばかし多めに投与したんだがねぇ、実際、君は今おちんぽが欲しくてたまらないはずだよ♡」
「ひぎゅぅッ♡♡、ひッ、」
初めて知覚するおまんこの快楽に呆然としていると、突然身体が持ち上げられベッドに放り投げられる。斑鳩がどうにか体制を立て直そうとすると、無理やり脚を掴まれた。
くぱぁ……♡♡、とろぉ…♡♡♡
目の前の男に、足を開かされる。
男は作り立ての斑鳩のおまんこを凝視し、舌なめずりする。
「ひっ…♡」 恐怖に思わず声が出た。
「マン汁が垂れてもうヌメヌメだね悟くん♡慎ましくもいやらしい…♡」
生えてきたうさみみを舐りながら、男がそう囁く。
「はなせッ♡、はなせよぉ!!♡♡」
(やだ…やだやだやだ、いやだっ、だいきさん!!)
斑鳩は自身の手錠を思いっきり目の前の男に振り下ろした。
バギッ!!!!!
「あぐぁッ?!」
男が倒れ込んだのを見たところ、うまいこと今の一発で意識が無くなったようである。
「ハッ…、ハァ…ッ♡、や、やったか…?…死んでないよな…?♡」
まだ熱で浮ついた思考のまま男の下から抜け出しついでに衣服をはぎ取っていこうとしたが、
「…コイツ下半身に何も着てない…♡何で俺今まで気付かなかったんだろう…?♡」
男は裸にスーツを着ただけの状態で斑鳩と会話していたのであった。
「……まぁいっか…このスーツ、お借りしまーす…うわ、たかそ…♡」
「鍵は…あった!♡」
斑鳩はスーツをはぎ取って部屋のものと思しき鍵を探し出し部屋を後にした。
「…ぁれ?鍵がかかってない…♡」
なんとか脱出のための出口を探してさまよっていると、誰かがこちらにやってくるような足音がした。
(マズイ…このままじゃバレる…♡)
冴えない頭で斑鳩は賭けに出ることにした。
「…オラぁッ!♡」
斑鳩は相手の様子を見計らい、曲がり角から思いっきり手錠を相手に叩き付けた。「ぐふっ!?」
どうやら気絶したらしい。
「はっ…♡、はっ…♡、…いてぇ…、…やった!♡手錠が壊れた!♡♡」 手首を痛めたが、これで手がいくらか自由になった。
先ほど気絶させた男は見たところ武装してはいなかったので斑鳩の良心は傷んだが、男が先ほどまでいた道を見ると、そこにはレースで斑鳩が使用したジェットスキーが鎮座していた。
「まさかまたお前の世話になるとは…」
斑鳩がレースの時に使用したジェットスキーは一番目立つ場所に置いてあった。 が、ジェットスキーには鍵が刺さっていなかった。体中の力が抜けて快楽に支配されそうになる。
「…ぅ…噓だろ?♡♡」
絶望のままポケットに触れると、硬いものが指先に当たった。先ほど脱出した部屋から持って行った鍵だった。
「そういえばこの鍵って…!」
まさかとは思ったが、目の前のジェットスキーに差したところエンジンがかかった。
「やった!……あのオッサン、俺が乗ってたコイツの鍵も回収してたのか……」
斑鳩は自分を支配していた快楽も忘れ、海上につながるハッチのレバーを開けジェットスキーに跨り海に飛び出した。
いきなり生えたうさみみをはためかせながら逃げていると、不意に自分とは違うエンジンの音が聞こえる。
大規模な客船とはいえ、流石にジェットスキーが単独で出ていくのは目立つようで、追手が迫ってきていた。
「くそっ、もう追ってきたのか…?」
よく見ると、追手に見知った顔がいる。レースの時に一緒に走っていたレーサー達だ。
とここではたと気づいた。コイツらがあのオッサンとグルだという可能性に。
「冗談じゃねー!コイツら総出であのオッサンと俺のことくっ付けようとしてたのかよぉ!?」
その動揺のせいで、斑鳩は追手の一人がすぐそばまで来ており、自分が狙撃されていることに気が付けなかった。
「痛…ッ!」 脇腹に痛みが走る。
被弾したにしてはさほど痛くなかったことに安堵しつつ、打たれた所を確認すると、自分の体に打たれた物は何かしらの薬が入ったダートだということに気づき蒼白した。
ようやくさっき投薬された催淫薬が抜けてきたというのに、新たに投与された薬のせいで途端に力が抜け運転がおぼつかなくなる。
「………ッ♡、……♡♡ぉ゛……♡♡」
ジェットスキーの振動が性感帯に直接伝わってくるのも相まって、脳みそが快感に支配されそうになる。
斑鳩のジェットスキーは徐々に減速していき、反対に追手のスピードは速くなった。
「ったく、手間かけさせやがって、」と追手の男がつぶやいた瞬間、彼は突如として目の前に現れた物体に絡めとられ海に落ちていった。
「……あ!?」 もう一人の追手が呆然としていると自分の機体が何かにぶつけられ彼は海に叩きつけられた。
斑鳩は自分が着ていたコートを脱ぎ捨てスピードで勢いづいていた相手の顔めがけて投げつけ、向こうが油断した隙に追手に近づき叩きのめしたのである。
「なんだコイツ!?」 「イカレてやがる!」 「逃げろ!」
「……フーッ♡、ぅ…ッ♡ふぅぅ♡ふぅっ♡」
斑鳩は身体を襲う快楽に耐えながら、逃げていく追手に背を向け、陸に向かってジェットスキーを滑らせた。
[newpage]
波戸は一人自室で悶々としていた。
ここしばらく斑鳩が任務でいないとはいえ、長期間恋人と会えないとなると思うところがある。
「悟…」
恋人がいない喪失を慰める為にズボンをずり下ろそうとした途端、玄関のチャイムが鳴り響いた。
(……居留守使お…)
しかし無機質なチャイム音は今もなり続いていた。
(ったくどこのどいつや……)
突然の来客にイラつきながらドアを開けて応対しようとすると、
「っ…だいきさん…♡」
そこにはあられもない格好で佇む恋人、斑鳩悟がいた。
「…はい、…斑鳩悟は俺の自宅で保護してます。
……はい、お願いします。」
波戸はASEへの通話を切り、いつもより小さくなって震えている恋人を腕で優しく包んだ。
「だいきさんっ♡だいきさっ、怖かった…♡」
ふるふると垂れたうさ耳を震わせながら、斑鳩は抱きしめてもらえるように両手をキュッと身体に引き寄せた。
よく見ると、手には壊れた手錠と共に血がこびり付き、塊となって剥がれている。
(酷い…手錠を外そとして怪我しとる…。)
波戸は包帯を持ってきて逆バニースーツの袖を捲り、斑鳩の手首に巻きつける。斑鳩はビクッ、と身体を弾かせたが、
「手首、手当てしような?」
というとホッ、としたような表情になった。
波戸は斑鳩をこんな目に合わせた犯人に憤りを感じた。
こんな格好をさせられて帰ってくるだなんて異常すぎる、
こんな、みだらで、雄に媚びて誘惑するような姿…。
恋人の煽情的な姿を見て思わず熱に浮かされたようになる。が、波戸は頭を振り、怖い思いをしたであろう斑鳩をケアすることに注力した。
「…何はともあれ帰って来てほんまによかった…もぉこないなことは忘れな…なんか俺にできることあるか?」
その言葉は大量にセックスの為の薬を投与され、おちんぽを求めて波戸の下へと逃げ延びた斑鳩にとって心から待ち望んでいたものだった。
斑鳩は波戸の手を取りその手を自分のつるつるおまんこに導いていく。
「だいきさんっ♡だいきさん♡♡たすけて♡おなかぎゅーってしてくるしい♡♡」
「さっ、さとる!?」
「はやく…っ♡♡、はやくだいきさんのちんこくださいっ♡♡」
「……さとる…♡」
波戸はさっきまで萎えていた自身がふたたび鎌首をもたげたのを感じていた。
[newpage]
コリッ♡コリッ♡コリッ♡クニュッ♡コリュッ♡
ジュボッ♡ジュボッ♡にゅぶッ♡にゅぶッ♡
波戸が背後から覆い被さるような形で、斑鳩の敏感クリを摘みながらおまんこを指で奉仕する。
「悟?大丈夫か?痛ない?」
「ぃ”ッ、ぎゅ、ぅ”ッ♡♡♡♡♡♡♡ッ”、ォ”、っぎ、っ♡♡♡♡♡♡♡ぃ”、ッ”ッッッ♡♡♡♡♡だいきしゃぁッ♡♡コリコリっ♡、クリちゃんコリコリや゛めでぇっ♡♡」
(おまんこっ♡おまんこほじほじすきっ♡♡きもちい♡、きもちいっ♡♡)
自分の口から出てきたとは思えないような嬌声が上がり、斑鳩は助けを乞うように波戸を見た。
「せやけど一回くらいイッとかへんとしんどいやろし…」
しかし波戸は手を止めることなく尚も斑鳩の包茎クリをしつこくいじっていた。
「ひぎゅぅ゛ッ!?♡〜〜〜ッァ゛ア♡♡♡」
ビシャっ♡ビシャビシャ♡
「よっしゃ!皮が剥けた!」
「ハッ……っ♡はぁ…♡」
(ちんぽください♡って言ってるのに♡♡いじわるっ♡、いじわるぅッ♡♡♡)
びりびりするような快感が、頭にずっと残ったままで無くならない。
「堪忍な…それに慣らしとかへんと痛いからな♡」
斑鳩は性感帯を開発された戸惑いと快感を感じていたが、
それよりも波戸の、女を、自分以外の雌を、知っているような発言にカチンときていた。
斑鳩は波戸に向き直り、
「だいきさんって俺のことだいすきでしょ?♡」
と囁いた。
「うぇ…?あ、あいしとるけど」
突然の質問に困惑する。
斑鳩はそれを聞いて目を細め、波戸の肩をつかみ思いっきり押し倒した。
「ぐふぅ゛ッ!!?」
「えへへ…♡おれもだいきさんのことあいしてる…♡♡ねぇだいきさん…俺のことあいしてるんですよね?♡
…舐めて♡」
斑鳩は波戸の顔の上でマウントを取り、自分のおまんこを押し付けた。
「おれもあいしとるって言ったけどぉ…っ♡、両想いってこないなことしてええんか…!?♡♡」
口答えをした恋人の口をキスで黙らせるように肉唇で塞ぐ。
「む゛ぅ…♡」
波戸は観念したのか、泥濘むそこに舌を挿し込み溢れ出る蜜を舐め取った。
ジュっ…♡に゛ぢゃ…♡♡ぴちゃ…♡れ゛ろ…
啜りながら舐めながら、舌で斑鳩の秘部を愛撫する。
「ぅ、ひう゛ッ…♡」
さらに愛液が溢れ出るのを見て気を良くした波戸は、先程皮を剥いたばかりの、あらわになったクリを苛め抜くことに没頭しだした。
ぐっ…♡ぐちッ♡♡ぐりィ…ッ♡♡♡
「ゃ、っん゙ぅう!!♡♡♡…ッ、♡だいきさ、♡ホントにやめてっ、♡♡クリちゃんなめるならもういぃ゛ッ♡♡♡」
しかし波戸は更に重点的に其処を責め、ついには唇で強く食み、吸い始めた。
…ヂュゥウウウウウウウウウゥ~~~~~~ッ♡♡♡♡♡
「~~~ぁあ゛っあ゛ッだいきさん゛ッ♡♡!!!や゛めてぇっ!!クリイ゛ぐ!!クリぎつい゛ぃッ!!♡♡…イっ…グッッ!!!、とめて゛っ、♡♡…ゥあ゛ィく゛ッ♡、イぐ♡、イ゛ッッ♡、死ぬ゛ッ♡♡、イっっ、う゛ぅぅうううう゛う゛ーーー~~~~ッッ…♡♡♡!!!」
プシャッ!!♡♡…ピュッ!♡ピュッピュップシャブシュブシプシャッッ!!!♡♡…ブシィッッ!!!♡プシップシャッピューーーッッ…!!
「ん゛ぁ……??♡♡ッぁ゛……♡♡♡」
「ゲホっ、ぐッ、潮でむせた…♡」
与えられた快楽で自分も余裕が無いにも関わらず、斑鳩はまたしてもマウントを譲らず、波戸が怯んでいる瞬間を見逃ず、波戸がハッと気付いた時には下着が取り払われ斑鳩が馬乗りになっていた。
「はッ…、♡ま、待って♡せめてッ…♡せめてゴムつけさして♡♡」
斑鳩は波戸の静止も聞かず、震える脚で踏ん張りながらもさっきの仕返しだ、とでも言うように波戸の肉槍をくちゅ…♡と自身のおまんこに宛てがった。
「だめッ♡、だめです♡♡クリちゃんコリコリ♡するとき、だいきさんも♡おれのいうこときいてくれなかったから♡
だめです♡♡」
「っ…!!」
雄と雌の独占欲で満ちた顔。つい魅入ってしまい息を吞む。そして波戸が気付いた時には既に斑鳩は腰を下ろしていき、
…ずぬ゛っ…♡、ぬぢゅっ♡♡♡…ぶちっ♡
作られてから今まで、波戸以外の誰にも穢すことを許してこなかった純潔が散った音がした。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ゛♡♡♡♡♡、」
「ぁ゛ッ、は、さとる…♡♡」
斑鳩は敏感な胎の中をかき混ぜられる感覚に耐え、ゆっくりと、腰を振る。
「ぉ゛おっ♡♡♡、あ゛ッ♡、いィ゛っ♡♡、こんなっ♡、いじわるなひとのちんこッ♡♡、こらしめてあげないと…♡、だめですッ♡♡♡」
にぢっ♡…ずぬっ♡ずぬっ♡ぐちっ♡っ♡♡…ぐちゅ♡ぐっちゅっ♡にぢっ♡♡にぢっ♡♡
淫猥な水音が耳を犯していく。
今までの行為で十分すぎるほどの蜜を貯めたそこは、まるで今まで待っていたと言わんばかりによだれを垂らし、波戸をしとどに濡らしていた。
に゛ぢゃっ♡♡のぢゅッ♡どちゅ゛ッ♡
「っ♡んぁ゛っ、ハッ♡はぁっ♡…きもちい゛っ…♡♡だいきさん……♡♡♡」
上下に腰を振るだけの単純な動きに加え、腹筋に力を入れたり、たまにゆっくりとおまんこを押し付けて回してこねてみたりする。
快楽を与えるおちんぽを離すまいと、ぎちッ…♡と敏感な膣が吸い付き、そして思い切り腰を下ろすと亀頭が悦いところをぐちゅぐちゅ♡♡♡と掘り進んでいく。さらにごりゅごりゅ♡と子宮を肉棒に押し付ければ、性感帯となった子宮口と膣はより深く、精子を求めて締め付ける。
ぷしゅッ♡ぷしゃぁあ♡♡
「っ゛……♡♡♡ん゛ぁっ……♡♡♡♡」
斑鳩は潮を吹き、彼にとって今までない快感に腰が砕け、身体を支える脚をガクガクと震わせていた。
「ッ、さとるぅ…♡」
ふいに波戸は自身の膝を曲げ、斑鳩に話しかけた。
「……?だいきさん…?♡」
「…ごめんな♡」
「ぇ」
ぶちゅん゛ッッ!♡
「ん゛ィ゛ぃっ!!?♡♡♡」
力強く腰を打ち付けられると共に、斑鳩の視界が逆転する。
波戸は足を曲げた状態で勢い良く腰を打ち付けながら斑鳩の腕を掴み、さらに片方の足を斑鳩の足の上に巻き付け身体を回転させた。
斑鳩からしてみたらいきなり世界がぐるん、と回って気付けば押し倒されていたのだからその驚きは並大抵のものではないだろう。
「さとる、ごめんな、驚かせて……♡」
「はッ?♡、ぁ゛、ひゥ゛ッ??♡♡、だいきさぁ…??♡♡♡」
体勢を変えた勢いで強く腟内を刺激してしまったせいか、斑鳩は頭が回らなくなっていた。
ぷしゅ♡、ぷしゅッ♡♡
斑鳩が絶頂し、膣肉にぬ゛ちッ♡、ぬ゛ちゅ♡、と強く締め付けられるのを感じる。
「ぃ゛っ、ぐ…♡♡♡♡、ひぎゅッ…♡」
「さっきまでありがとな、後は俺にやらせて…な?♡♡」
波戸は斑鳩の頭を撫で、愛し子にするように優しく語りかけた。
「ッ、だいきさ♡、だいきしゃ♡♡、まって」
波戸は斑鳩の唇に優しく口づけし、ゆっくりと動き出した。
ぶちゅ…っ♡、とちゅ……♡♡、ぱっちゅ……♡♡♡
「ん゛ぁッ♡、ッ……、お゛??」
波戸は斑鳩を刺激しすぎないよう優しく腰を進め、徐々に肉襞が吸い付いてくるのを感じていた。
一方、斑鳩はぞりゅ…♡、ぞりゅッ……♡♡と膣壁を抉られる感触をゆっ…くりと、しかし執拗に味合わされ、限界であった。
ぬ゛る………ッ♡、ぬ゛る………ッ♡♡、ぶッ……ちゅ♡
段々と腰を打ち付けられるスピードが早くなり、射精が近いことが分かる。
とちゅッ♡、とちゅッ♡、とちゅッ♡、とちゅッ♡
「…ぁ゛っっ!?♡♡まって♡、お゛ん♡、だいきさんッ゛♡♡、だいきさんのちんこきもちいッ♡♡、ぉお゛っ♡♡♡」
びゅッ…♡、びゅーーーーっ♡、びゅるるーーーッ♡…
ぬ゛ち………♡♡、ずろぉ…………♡♡♡
波戸が斑鳩から肉杭を抜く。
「……ッ♡♡、………♡♡♡♡♡」
「…ッふ、……さとる?……だいじょうぶか?」
長時間異物が入っていた斑鳩のおまんこは波戸がモノを抜いても閉じきらず、ぽっかりと口を開けていた。
それを見て出し切った、と思った物がぐぐぐっ…と持ち上がるのが分かる。自分が萎えるまで斑鳩のナカを好き勝手かき混ぜて、尚イキり勃つ自分に嫌気がさす。
波戸は斑鳩をうつ伏せにし、後ろから斑鳩の腰だけを浮かせ、腹を支えて自分の身体に寄せる。
「ごめんな♡、ごめんな、さとる♡♡もうちょっと、もうちょっとだけやから♡♡♡」
波戸は謝りながらも、ぐりぐり♡、と自分のモノを快感でガクガクと震える斑鳩に押し付けた。
ぬ゛ろ〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡
「ぁ゛♡、あ゛ぁあ゛??♡♡あ゛ッ、だめ♡、だめッ♡♡」
ばちゅッ♡ばちゅッ♡どちゅッ♡ぐぽッ♡♡
斑鳩はもう先程の「波戸のおちんぽを懲らしめる」という宣言をすっかり忘れ、自分も腰を振ってキモチヨクなることしか考えられなくなっていた。
「ぁぎゅっ゛♡♡、ふぎゅぅ゛っ♡♡、だいきさァ゛ッ♡♡だいきさん゛っ♡♡」
突然、波戸がたるん、と垂れている耳に歯を立てて吸い付く。
「ッ、い゛だい!♡♡♡やさしくっ、やさしくしてよぉッ!?♡♡♡」
「さとるッ♡、さとる♡、…かわいい……♡♡」
「……ぅ゛う〜〜〜ッ!!♡♡」
斑鳩は後ろを振り向き涙を貯めた目で、狡い、といいたげに睨めつけたが、波戸は斑鳩が振り向いた所で口から耳を離しキスをした。
「ん゙♡、ん゙ぢゅぅ…♡♡、ぢゅる……♡」
ぐぢゅぐぢゅ、♡と音を立てて舌を絡ませ合う。
ぱんッ♡、ぱんッ♡、ぱんッ♡、ぱんッ♡
段々と肌に触れる音が子供の尻を叩くようなものに変わる。
「は、あ゛っ♡♡あ゛っ♡♡あん、あ゛っ、あっ♡♡あ゛んっ♡♡あ、イク゛、イ、……ッ♡♡♡♡♡♡」
(きもちいいっ♡、きもちいいっ♡♡、きもちいいっ♡、きも……ちいッ♡♡♡)
ぷしゃ♡、ぷしゃ♡と斑鳩は絶頂したにも関わらず、波戸はまだ萎えていないようであった。
ぼッ♡、ぼちゅッ♡、ぶちゅんッ♡…ズンッ♡、ズンッ♡、ズンッ♡♡、ごりゅりゅ♡♡♡
波戸は斑鳩の首と腹を支えてぐっと抱きしめ、子袋に先端を押し当てた。
斑鳩は自分の内臓がごりゅごりゅ♡といじめられているそこにもっと強く刺激が欲しくて腰を揺すったが、そうすると波戸は抱きしめた斑鳩の腰を掴んで、動きを封じるようにムギュウゥゥ♡と固定し、押し上げ、抑え込んだ体に男根で杭を打つようにして固定する。
「ふぅッ♡♡、ッあ゛♡、お゛♡、お゛ぉ゙♡」
「さとる、さとる、ッ、でる……♡」
びゅっ!♡♡♡、びゅる♡、びゅるる♡♡、びゅる……っ♡
「ッ゛!んぉ゛っ、ぁああ゛ぁッッ♡」
波戸は斑鳩から自身を抜き、ベッドの上に倒れ込んだ。
やっと永遠に続くかと思われた快楽から解放された斑鳩は、心地よい脱力感とともに、とろとろと眠りに落ちていった。
[newpage]
「……悟!!」
翌朝、波戸が心配そうに斑鳩を起こす声で目が覚める。
「むにゃ…だいきさん、ねこちゃんたべちゃだめ…、アレ、夢…?」
「………さとる!……いろいろごめんな、シャワーも浴びんまま寝てもうたし……その服脱がせるからバンザイしぃ?」
「……こんなのって服って言えんのかなぁ…。」
斑鳩は寝ぼけながらも腕を伸ばし、されるがままになる。ただ、波戸が外そうとしてもどうしてもとれない箇所があった。
「…やっぱり……このみみ取れへんな…?」
「…いでででで!!!」
耳を引っ張られる痛みで目が覚めた。
「…えっ…ホントだ、とれない…コレ……ほんもののみみ……」
「……そのみみ齧ったとき痛がってたしな…ごめんな…」
「「……。」」
「……ッ、どうしよう…俺一生うさみみのまま…?」
「お…俺はかわいいと思うで…?」
「そんなぁっ、冬になったら絶対寒くて痛いですよ!?」
「ぅ゛っ…」
とりあえずしくしくと泣き出しそうな斑鳩を着替えさせ、自分も着替えて風呂場に入った。
斑鳩はまだシャワーを浴びておらず、ぽぅ…とした表情で自分の腹を擦っていた。
「どないしたん?はよシャワー浴びへんと風邪ひくで?」
シャワーのノブを回し、湯が出るまでしばし待つ。
「………大樹さん……俺、あかちゃんできちゃうんですかね……?」
その表情のままで聞かれる。
「ッえ…?、まさか、あかんかった!!?」
斑鳩はあかちゃんが欲しいわけではないのだろうか、と焦る。波戸は自分の行動が斑鳩の首を締めるようなものだったのではないかと不安になった。
「違います!……あかちゃんできたらどんな感じなんだろうな〜、って」
「…悟のあかちゃんならかわいいんやろなぁ…」
波戸の心配を他所に、斑鳩はにへら、と顔をほころばせシャワーを自分の身体へ向けた。
「……えへへ、そうですかね?…だいきさん…」
斑鳩はおどけながら波戸に向かって手を腕を伸ばし、抱き寄せた。
「…さとる……」
波戸が斑鳩の頭と耳を撫で、両手で優しく頬をつつみ口づける。シャワーの雨に打たれ、長い時間2人はそこに寄り添っていた。
シャワーの後、2人は何も着ずに、掛布にくるまりベッドに座っていた。
「…ごめんな、避妊もしないで……」
斑鳩のつるりとしたおまんこを見ながら波戸が言う。
「ぃえっ!俺が、無理やりやっちゃったようなもんだし…」
斑鳩がフォローしようとして素っ頓狂な声をあげる。
「俺、…おれ…大樹さんのあかちゃんなら産みたい、って言ったじゃないですか……」
初耳である、が、波戸はあまりに幸福だったから夢じゃないかと疑った。
斑鳩が頬を染めながら波戸に擦り寄る。
「…さとる……」
「……だいきさん…」
波戸は斑鳩の背に腕を回して抱き寄せ、2人はそのまま寄り添っていた。
照れが混じって少し気まずい雰囲気を紛らわす為に斑鳩が口を開く。
「…大樹さんが本部に連絡してからもう丸1日経ちますね…」
「…せやな…」
事実、波戸が斑鳩を保護しASEに連絡してから1日経っていた。何か良くないことでも起こっているのではないか、と心配していると、玄関からけたたましい音が鳴り響いた。
ドンドンドンドン!!ガチャガチャガチャガチャ!!!バンバン!!!!!
「波戸!!おい波戸ぉ!!!開けろぉ!!!!!」
斑鳩の耳が痙攣するほどの騒音が聞こえてきた。
…おかしい、引退したはずの百舌鳥の声が聞こえる、疲れからの幻聴かと現実逃避しようとしたが、幻聴に恋人の耳と自宅のドアを破壊されてはたまらないと、波戸は素直にドアを開けた。
失明した目は焦点があってはいないが、元上司は斑鳩の方に向き直り難癖をつけだした。
「悟ぅ…一般人のバイクかっぱらって逃げ帰ったってどういうことだぁ…??」
「ふぇぇ…」
悲痛な声が斑鳩の口から漏れ出る。
流石に海から上がった後の帰宅方法はあまり褒められたものではなかったようである。
「こっちも依頼主に騙されてたとは言え任務中に逃げ出すなんざASEの風上にもおけねぇなぁ…??」
「そ、そんなぁ……貞操の危機だったのに…」
「非常事態やったんやからしゃあないでっせ!!!」
あんまりにもあんまりだったので波戸も援護射撃した。
百舌鳥はそれを聞いて流石に言い過ぎたと思ったのか、それ以上追求するようなことはしなかった。
「…ま、レーサーとしては出場したんだし敵だらけの船上から無事に帰ってきただけ良しとするか…。」
「せやけど何で百舌鳥さんここに?」
「決まってんだろ依頼主の船ぶっ潰したから報告しにきてやったんだよ」
「百舌鳥さん引退したんじゃ!?」「そもそも目は!?」
最もな疑問をぶつける。
「んだよ、メクラで引退したやつがケジメつけに行っちゃ駄目かよ?」
スリーアウトである。
「バケモンや…」「まだ現役でもイケるだろこの人…」
分かりきったことを口にしていると、百舌鳥が2人に話しかける。
「あともう一つ…こっちが本題なんだが」
「なぁ…お前等セックスしたよな?」
疑問ではなく確認に等しい聞き方に場が凍りつく。
「わぁ…な、んでそないなこと…」
「図星か…あの依頼した野郎、お前のこと話したら悟にしでかしたこと聞いてもいねーのにベラベラほざいててな
何となく『あぁ今頃セックスしてそうだな~』と」
波戸の弁護をしようと斑鳩が口を挟む。
「っ、ぃやっ、でも、おれっ、俺が無理やりだいきさ…波戸さんのこと襲ったようなもんだし、」
「へぇー、トーシロに無理やり襲われるかくとーぎのプロねぇ?」
「うぅ…」
斑鳩の弁護虚しく、自身も斑鳩を組み敷いたことも相まって、波戸はむしろ己の不甲斐なさを後悔する結果となった。
「じゃあそうと決まったらコレ書け」
と、百舌鳥が一枚の紙を取り出した。
「コレ…婚姻届?証人に名前も書いてある………コレ、誰の名前ですか?」
「テキトーにそこにいたやつに書かせた」
「……ホントにテキトーだ…」
「……もしかして、名前書けってことですか!?
……ぇえ~、でもええんかな「文句あんのか??悟のことは遊びか??」
「イイエソンナコトハマッタク!!!」
波戸が躊躇した所に百舌鳥が脅しの言葉を被せてくる。
「じゃあ結婚するな?」
「ハイ!!!」
波戸の肯定の言葉を聞き、少し斑鳩の耳が嬉しそうに動いた。
「よし書け…あ、一枚しか持ってきてないから死んでも書き損じるなよ」
「「ひぇぇ…」」
元上司に脅されながらであったが、並んで婚姻届を書く2人の後ろ姿は幸せに満ちていた。
この後、丁寧に記入しようと焦った斑鳩が「夫になる人」の欄に自分の名前を書いたせいで、波戸が「斑鳩大樹」に改姓することになったのはまた別の話である。斑鳩の上司である増尾から、斑鳩に任務の要請をする電話が入った。
「斑鳩君、今日の夕方迎えを寄越すので2週間ほどジェットスキーのレースに出てもらえますか…?」
「い゛ーっ!?」
斑鳩は悲鳴をあげた。
一見冴えない様相のこの青年は、少し触っただけでどんな乗り物にも乗りこなすことの出来るマルチドライバーであり、ASEの[[rb:ACE > 切り札]]であった。今日はそのASEからの依頼が無く、自宅で自由時間を過ごそうとしていた彼にとっては寝耳に水であった。
斑鳩の家に遊びに来ていた波戸が少々不満気に口を挟む。
「あんまり良くわからへんけど、レースって2週間もあるもんなんか?」
「どっちかっていうと、レース自体は見世物でパーティーがメインなので、斑鳩くんはそれに参加させてもらえるんだそうです。依頼主が斑鳩君のファンだそうで…」
「はーん、随分気前のいいやっちゃなぁ」
パーティーと聞いて斑鳩は先ほどまで不機嫌だったのが打って変わって顔色がパァッと明るくなった。
「俺、ご飯いっぱい食べてきます!」
成人したてとはいえ、まだ幼さの残る斑鳩の笑顔は眩しかった。
(かいらしなぁ…)
恋人同士、ゆっくり出来る貴重な休日が潰れると分かっていたが、浮足立つ斑鳩を見て波戸は素直に見送る気になった。
「えぇなぁ、気ぃつけるんやで!」
「はい!」
その日の夕方、波戸は恋人が迎えの車に乗って遠ざかっていくのを見送った。
依頼主の社長は社長という職に就くにしてはまだ若く、中年程度の男だった。向こうの方が背が高いため幾分首が苦しいが
「君の活躍は知ってるよ、吊り橋爆破のときなんてそりゃあ見事で…」
などと絶賛されると悪い気はしない。
翌日のレースで優勝したときなど
「やぁ悟くん!見事なもんだねぇ!まさかぶっちぎりで優勝するなんて!無理やり君のためにレースの枠を空けたかいがあったよ」
と申し訳ないほどのお褒めの言葉を頂いた。
その日の船上パーティーでは豪勢な食事が立ち並び、斑鳩は沢山平らげてやろうと息巻いていたが、突然依頼主に声をかけられご馳走はお預けとなってしまった。
「悟くん!」
斑鳩は不満に思いつつも、粗相がないように声の主の下へと向かった。
依頼主は2つのグラスを手に持っており、
「君の優勝に乾杯!」と2つのうちの青い方のグラスを斑鳩に渡した。
「えぇー…俺まだハタチじゃないです…」
「大丈夫!アルコールじゃないからね。」
それを聞いて安心した斑鳩は口をつけた。真っ青なのに美味しいレモネードの味がし、依頼主に見守られながら全て飲み干した。
それから30分ほど社長の長話につきあわされ、斑鳩は限界だったがそれは空腹だから、という理由ではなかった。
(もう眠い…俺まだ全然食べてないのに…。)
ついにその眠気はピークに達し、男の支えがないと立っていられない状態になっていた。
「彼を『手術室』に運べ!」
男の声が響く。
「医務室」ではなく「手術室」に運ぶとはどういうことだろうか、と斑鳩は疑問に思ったがその違和感も微睡の中ですぐに立ち消えてしまった。
目が覚めると、そこは斑鳩にとって見慣れない場所であった。
彼は豪華だが薄暗い室内に天蓋付きのベッドに横たわっていた。少なくとも先ほどまでの明るくてきらびやかなパーティー会場ではない。
「やっと目が覚めたかね、悟くん♡」
「え…しゃ、社長さん…?」
もしかしてパーティー会場で倒れてしまったのであろうか。
「あ、ごめんなさい、突然倒れちゃっ…」
介抱の礼を言おうとして、彼は自分の手首が手錠で拘束されてることに気付いた。
しかも着ている服は腕と首回り以外が丸見えで、下には黒い光沢の入ったニーソックスしか履いていなかった。
「ぇ…?」
戸惑いを隠せずにいると、ふとある違和感に気付いたが、気付ききる前に目の前の男が満面の笑みで口を挟んだ。
「気に入ってくれたかい、悟くん?♡いやね、その様子だと君の性器を『おまんこ』に変える手術は成功したようだね♡ いやぁ~、よかった♡これは私の好みなんだがね、こうも盛りマンだと素股での奉仕も楽しみだよ♡」
今、なんて?「おまんこ」?
手錠をされている状態にも関わらず、靄がかかったような思考で社長の言葉を反芻していると、目の前の男は恍惚とした様子で悟の手を取り姿見の前まで彼を導いた。
「見てごらん、悟くん♡」
「…!?」
鏡に映った自分の姿に思考が停止した。
耳からは垂れたうさみみが下がっており、胴体と臀部が丸見えというおかしな格好をしている、ということがもう既に異常であったが、それよりも見慣れていた自分のちんぽが何処にもないことの方が緊急事態であった。
ちんぽの代わりだとでも言うように自分の股間にはまだ痛々しい跡が残っている手術痕と陰毛1つないおまんこが存在感を放っていた。
「よく出来ているだろう?君の為にすこしばかり身体をいじらせてもらったんだ♡一目見た時から君におまんこがついていたら良かったのにと思っていてね♡」
「…な…なんでこんなこと」
すりぃ……♡
男が女のリードをするかのように隣の男が斑鳩の腰に手を回した。
素肌を触られる恐怖に全身が総毛立つ。
「あぁ、すまない♡君のレーサー姿を見たかったのは事実なんだがね、本当は君に私の跡継ぎを産んでもらいたくってね♡特注で作らせたバニースーツも君の筋肉のついた身体によく似合うよ♡僕ね、恥ずかしながら今まで伴侶がいたことがなかったから、この歳になってもまだ子供がいないんだよ♡
その点、君は若くて体力もある♡しかも愛らしい顔だ♡
ウサギさんのようにセックスし続ければすぐに可愛い子供ができるよ♡」
「…ヒュッ…」
突拍子もなさすぎて説明が全く頭に入ってこないが、自分の貞操が危機にさらされているということだけは分かった。
怖い。こわい。せめて腰に回している手を放してほしい。
「…なせッ、はなせよぉッ!!」
恐怖と自身の陥っている状況に対しての怒りから斑鳩が声を張り上げ、腰に回されている手を外そうとした、その時。
びゅるッ♡、ぷっしゃぁぁ♡♡
「……は……っ、はへっ……?♡」
口からは間抜けな声が漏れ、脚に力が入らなくなる。液体が脚を伝う感覚がしたあと、臓物が収縮するような感覚がし、斑鳩はその場にへたり込んでしまった。
「あぁすまない、君には子供を産んでもらう為にいくらか薬を投与したんだ♡ 今更薬が効いてきたのか…排卵剤と催淫薬等をちょっとばかし多めに投与したんだがねぇ、実際、君は今おちんぽが欲しくてたまらないはずだよ♡」
「ひぎゅぅッ♡♡、ひッ、」
初めて知覚するおまんこの快楽に呆然としていると、突然身体が持ち上げられベッドに放り投げられる。斑鳩がどうにか体制を立て直そうとすると、無理やり脚を掴まれた。
くぱぁ……♡♡、とろぉ…♡♡♡
目の前の男に、足を開かされる。
男は作り立ての斑鳩のおまんこを凝視し、舌なめずりする。
「ひっ…♡」 恐怖に思わず声が出た。
「マン汁が垂れてもうヌメヌメだね悟くん♡慎ましくもいやらしい…♡」
生えてきたうさみみを舐りながら、男がそう囁く。
「はなせッ♡、はなせよぉ!!♡♡」
(やだ…やだやだやだ、いやだっ、だいきさん!!)
斑鳩は自身の手錠を思いっきり目の前の男に振り下ろした。
バギッ!!!!!
「あぐぁッ?!」
男が倒れ込んだのを見たところ、うまいこと今の一発で意識が無くなったようである。
「ハッ…、ハァ…ッ♡、や、やったか…?…死んでないよな…?♡」
まだ熱で浮ついた思考のまま男の下から抜け出しついでに衣服をはぎ取っていこうとしたが、
「…コイツ下半身に何も着てない…♡何で俺今まで気付かなかったんだろう…?♡」
男は裸にスーツを着ただけの状態で斑鳩と会話していたのであった。
「……まぁいっか…このスーツ、お借りしまーす…うわ、たかそ…♡」
「鍵は…あった!♡」
斑鳩はスーツをはぎ取って部屋のものと思しき鍵を探し出し部屋を後にした。
「…ぁれ?鍵がかかってない…♡」
なんとか脱出のための出口を探してさまよっていると、誰かがこちらにやってくるような足音がした。
(マズイ…このままじゃバレる…♡)
冴えない頭で斑鳩は賭けに出ることにした。
「…オラぁッ!♡」
斑鳩は相手の様子を見計らい、曲がり角から思いっきり手錠を相手に叩き付けた。「ぐふっ!?」
どうやら気絶したらしい。
「はっ…♡、はっ…♡、…いてぇ…、…やった!♡手錠が壊れた!♡♡」 手首を痛めたが、これで手がいくらか自由になった。
先ほど気絶させた男は見たところ武装してはいなかったので斑鳩の良心は傷んだが、男が先ほどまでいた道を見ると、そこにはレースで斑鳩が使用したジェットスキーが鎮座していた。
「まさかまたお前の世話になるとは…」
斑鳩がレースの時に使用したジェットスキーは一番目立つ場所に置いてあった。 が、ジェットスキーには鍵が刺さっていなかった。体中の力が抜けて快楽に支配されそうになる。
「…ぅ…噓だろ?♡♡」
絶望のままポケットに触れると、硬いものが指先に当たった。先ほど脱出した部屋から持って行った鍵だった。
「そういえばこの鍵って…!」
まさかとは思ったが、目の前のジェットスキーに差したところエンジンがかかった。
「やった!……あのオッサン、俺が乗ってたコイツの鍵も回収してたのか……」
斑鳩は自分を支配していた快楽も忘れ、海上につながるハッチのレバーを開けジェットスキーに跨り海に飛び出した。
いきなり生えたうさみみをはためかせながら逃げていると、不意に自分とは違うエンジンの音が聞こえる。
大規模な客船とはいえ、流石にジェットスキーが単独で出ていくのは目立つようで、追手が迫ってきていた。
「くそっ、もう追ってきたのか…?」
よく見ると、追手に見知った顔がいる。レースの時に一緒に走っていたレーサー達だ。
とここではたと気づいた。コイツらがあのオッサンとグルだという可能性に。
「冗談じゃねー!コイツら総出であのオッサンと俺のことくっ付けようとしてたのかよぉ!?」
その動揺のせいで、斑鳩は追手の一人がすぐそばまで来ており、自分が狙撃されていることに気が付けなかった。
「痛…ッ!」 脇腹に痛みが走る。
被弾したにしてはさほど痛くなかったことに安堵しつつ、打たれた所を確認すると、自分の体に打たれた物は何かしらの薬が入ったダートだということに気づき蒼白した。
ようやくさっき投薬された催淫薬が抜けてきたというのに、新たに投与された薬のせいで途端に力が抜け運転がおぼつかなくなる。
「………ッ♡、……♡♡ぉ゛……♡♡」
ジェットスキーの振動が性感帯に直接伝わってくるのも相まって、脳みそが快感に支配されそうになる。
斑鳩のジェットスキーは徐々に減速していき、反対に追手のスピードは速くなった。
「ったく、手間かけさせやがって、」と追手の男がつぶやいた瞬間、彼は突如として目の前に現れた物体に絡めとられ海に落ちていった。
「……あ!?」 もう一人の追手が呆然としていると自分の機体が何かにぶつけられ彼は海に叩きつけられた。
斑鳩は自分が着ていたコートを脱ぎ捨てスピードで勢いづいていた相手の顔めがけて投げつけ、向こうが油断した隙に追手に近づき叩きのめしたのである。
「なんだコイツ!?」 「イカレてやがる!」 「逃げろ!」
「……フーッ♡、ぅ…ッ♡ふぅぅ♡ふぅっ♡」
斑鳩は身体を襲う快楽に耐えながら、逃げていく追手に背を向け、陸に向かってジェットスキーを滑らせた。
[newpage]
波戸は一人自室で悶々としていた。
ここしばらく斑鳩が任務でいないとはいえ、長期間恋人と会えないとなると思うところがある。
「悟…」
恋人がいない喪失を慰める為にズボンをずり下ろそうとした途端、玄関のチャイムが鳴り響いた。
(……居留守使お…)
しかし無機質なチャイム音は今もなり続いていた。
(ったくどこのどいつや……)
突然の来客にイラつきながらドアを開けて応対しようとすると、
「っ…だいきさん…♡」
そこにはあられもない格好で佇む恋人、斑鳩悟がいた。
「…はい、…斑鳩悟は俺の自宅で保護してます。
……はい、お願いします。」
波戸はASEへの通話を切り、いつもより小さくなって震えている恋人を腕で優しく包んだ。
「だいきさんっ♡だいきさっ、怖かった…♡」
ふるふると垂れたうさ耳を震わせながら、斑鳩は抱きしめてもらえるように両手をキュッと身体に引き寄せた。
よく見ると、手には壊れた手錠と共に血がこびり付き、塊となって剥がれている。
(酷い…手錠を外そとして怪我しとる…。)
波戸は包帯を持ってきて逆バニースーツの袖を捲り、斑鳩の手首に巻きつける。斑鳩はビクッ、と身体を弾かせたが、
「手首、手当てしような?」
というとホッ、としたような表情になった。
波戸は斑鳩をこんな目に合わせた犯人に憤りを感じた。
こんな格好をさせられて帰ってくるだなんて異常すぎる、
こんな、みだらで、雄に媚びて誘惑するような姿…。
恋人の煽情的な姿を見て思わず熱に浮かされたようになる。が、波戸は頭を振り、怖い思いをしたであろう斑鳩をケアすることに注力した。
「…何はともあれ帰って来てほんまによかった…もぉこないなことは忘れな…なんか俺にできることあるか?」
その言葉は大量にセックスの為の薬を投与され、おちんぽを求めて波戸の下へと逃げ延びた斑鳩にとって心から待ち望んでいたものだった。
斑鳩は波戸の手を取りその手を自分のつるつるおまんこに導いていく。
「だいきさんっ♡だいきさん♡♡たすけて♡おなかぎゅーってしてくるしい♡♡」
「さっ、さとる!?」
「はやく…っ♡♡、はやくだいきさんのちんこくださいっ♡♡」
「……さとる…♡」
波戸はさっきまで萎えていた自身がふたたび鎌首をもたげたのを感じていた。
[newpage]
コリッ♡コリッ♡コリッ♡クニュッ♡コリュッ♡
ジュボッ♡ジュボッ♡にゅぶッ♡にゅぶッ♡
波戸が背後から覆い被さるような形で、斑鳩の敏感クリを摘みながらおまんこを指で奉仕する。
「悟?大丈夫か?痛ない?」
「ぃ”ッ、ぎゅ、ぅ”ッ♡♡♡♡♡♡♡ッ”、ォ”、っぎ、っ♡♡♡♡♡♡♡ぃ”、ッ”ッッッ♡♡♡♡♡だいきしゃぁッ♡♡コリコリっ♡、クリちゃんコリコリや゛めでぇっ♡♡」
(おまんこっ♡おまんこほじほじすきっ♡♡きもちい♡、きもちいっ♡♡)
自分の口から出てきたとは思えないような嬌声が上がり、斑鳩は助けを乞うように波戸を見た。
「せやけど一回くらいイッとかへんとしんどいやろし…」
しかし波戸は手を止めることなく尚も斑鳩の包茎クリをしつこくいじっていた。
「ひぎゅぅ゛ッ!?♡〜〜〜ッァ゛ア♡♡♡」
ビシャっ♡ビシャビシャ♡
「よっしゃ!皮が剥けた!」
「ハッ……っ♡はぁ…♡」
(ちんぽください♡って言ってるのに♡♡いじわるっ♡、いじわるぅッ♡♡♡)
びりびりするような快感が、頭にずっと残ったままで無くならない。
「堪忍な…それに慣らしとかへんと痛いからな♡」
斑鳩は性感帯を開発された戸惑いと快感を感じていたが、
それよりも波戸の、女を、自分以外の雌を、知っているような発言にカチンときていた。
斑鳩は波戸に向き直り、
「だいきさんって俺のことだいすきでしょ?♡」
と囁いた。
「うぇ…?あ、あいしとるけど」
突然の質問に困惑する。
斑鳩はそれを聞いて目を細め、波戸の肩をつかみ思いっきり押し倒した。
「ぐふぅ゛ッ!!?」
「えへへ…♡おれもだいきさんのことあいしてる…♡♡ねぇだいきさん…俺のことあいしてるんですよね?♡
…舐めて♡」
斑鳩は波戸の顔の上でマウントを取り、自分のおまんこを押し付けた。
「おれもあいしとるって言ったけどぉ…っ♡、両想いってこないなことしてええんか…!?♡♡」
口答えをした恋人の口をキスで黙らせるように肉唇で塞ぐ。
「む゛ぅ…♡」
波戸は観念したのか、泥濘むそこに舌を挿し込み溢れ出る蜜を舐め取った。
ジュっ…♡に゛ぢゃ…♡♡ぴちゃ…♡れ゛ろ…
啜りながら舐めながら、舌で斑鳩の秘部を愛撫する。
「ぅ、ひう゛ッ…♡」
さらに愛液が溢れ出るのを見て気を良くした波戸は、先程皮を剥いたばかりの、あらわになったクリを苛め抜くことに没頭しだした。
ぐっ…♡ぐちッ♡♡ぐりィ…ッ♡♡♡
「ゃ、っん゙ぅう!!♡♡♡…ッ、♡だいきさ、♡ホントにやめてっ、♡♡クリちゃんなめるならもういぃ゛ッ♡♡♡」
しかし波戸は更に重点的に其処を責め、ついには唇で強く食み、吸い始めた。
…ヂュゥウウウウウウウウウゥ~~~~~~ッ♡♡♡♡♡
「~~~ぁあ゛っあ゛ッだいきさん゛ッ♡♡!!!や゛めてぇっ!!クリイ゛ぐ!!クリぎつい゛ぃッ!!♡♡…イっ…グッッ!!!、とめて゛っ、♡♡…ゥあ゛ィく゛ッ♡、イぐ♡、イ゛ッッ♡、死ぬ゛ッ♡♡、イっっ、う゛ぅぅうううう゛う゛ーーー~~~~ッッ…♡♡♡!!!」
プシャッ!!♡♡…ピュッ!♡ピュッピュップシャブシュブシプシャッッ!!!♡♡…ブシィッッ!!!♡プシップシャッピューーーッッ…!!
「ん゛ぁ……??♡♡ッぁ゛……♡♡♡」
「ゲホっ、ぐッ、潮でむせた…♡」
与えられた快楽で自分も余裕が無いにも関わらず、斑鳩はまたしてもマウントを譲らず、波戸が怯んでいる瞬間を見逃ず、波戸がハッと気付いた時には下着が取り払われ斑鳩が馬乗りになっていた。
「はッ…、♡ま、待って♡せめてッ…♡せめてゴムつけさして♡♡」
斑鳩は波戸の静止も聞かず、震える脚で踏ん張りながらもさっきの仕返しだ、とでも言うように波戸の肉槍をくちゅ…♡と自身のおまんこに宛てがった。
「だめッ♡、だめです♡♡クリちゃんコリコリ♡するとき、だいきさんも♡おれのいうこときいてくれなかったから♡
だめです♡♡」
「っ…!!」
雄と雌の独占欲で満ちた顔。つい魅入ってしまい息を吞む。そして波戸が気付いた時には既に斑鳩は腰を下ろしていき、
…ずぬ゛っ…♡、ぬぢゅっ♡♡♡…ぶちっ♡
作られてから今まで、波戸以外の誰にも穢すことを許してこなかった純潔が散った音がした。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ゛♡♡♡♡♡、」
「ぁ゛ッ、は、さとる…♡♡」
斑鳩は敏感な胎の中をかき混ぜられる感覚に耐え、ゆっくりと、腰を振る。
「ぉ゛おっ♡♡♡、あ゛ッ♡、いィ゛っ♡♡、こんなっ♡、いじわるなひとのちんこッ♡♡、こらしめてあげないと…♡、だめですッ♡♡♡」
にぢっ♡…ずぬっ♡ずぬっ♡ぐちっ♡っ♡♡…ぐちゅ♡ぐっちゅっ♡にぢっ♡♡にぢっ♡♡
淫猥な水音が耳を犯していく。
今までの行為で十分すぎるほどの蜜を貯めたそこは、まるで今まで待っていたと言わんばかりによだれを垂らし、波戸をしとどに濡らしていた。
に゛ぢゃっ♡♡のぢゅッ♡どちゅ゛ッ♡
「っ♡んぁ゛っ、ハッ♡はぁっ♡…きもちい゛っ…♡♡だいきさん……♡♡♡」
上下に腰を振るだけの単純な動きに加え、腹筋に力を入れたり、たまにゆっくりとおまんこを押し付けて回してこねてみたりする。
快楽を与えるおちんぽを離すまいと、ぎちッ…♡と敏感な膣が吸い付き、そして思い切り腰を下ろすと亀頭が悦いところをぐちゅぐちゅ♡♡♡と掘り進んでいく。さらにごりゅごりゅ♡と子宮を肉棒に押し付ければ、性感帯となった子宮口と膣はより深く、精子を求めて締め付ける。
ぷしゅッ♡ぷしゃぁあ♡♡
「っ゛……♡♡♡ん゛ぁっ……♡♡♡♡」
斑鳩は潮を吹き、彼にとって今までない快感に腰が砕け、身体を支える脚をガクガクと震わせていた。
「ッ、さとるぅ…♡」
ふいに波戸は自身の膝を曲げ、斑鳩に話しかけた。
「……?だいきさん…?♡」
「…ごめんな♡」
「ぇ」
ぶちゅん゛ッッ!♡
「ん゛ィ゛ぃっ!!?♡♡♡」
力強く腰を打ち付けられると共に、斑鳩の視界が逆転する。
波戸は足を曲げた状態で勢い良く腰を打ち付けながら斑鳩の腕を掴み、さらに片方の足を斑鳩の足の上に巻き付け身体を回転させた。
斑鳩からしてみたらいきなり世界がぐるん、と回って気付けば押し倒されていたのだからその驚きは並大抵のものではないだろう。
「さとる、ごめんな、驚かせて……♡」
「はッ?♡、ぁ゛、ひゥ゛ッ??♡♡、だいきさぁ…??♡♡♡」
体勢を変えた勢いで強く腟内を刺激してしまったせいか、斑鳩は頭が回らなくなっていた。
ぷしゅ♡、ぷしゅッ♡♡
斑鳩が絶頂し、膣肉にぬ゛ちッ♡、ぬ゛ちゅ♡、と強く締め付けられるのを感じる。
「ぃ゛っ、ぐ…♡♡♡♡、ひぎゅッ…♡」
「さっきまでありがとな、後は俺にやらせて…な?♡♡」
波戸は斑鳩の頭を撫で、愛し子にするように優しく語りかけた。
「ッ、だいきさ♡、だいきしゃ♡♡、まって」
波戸は斑鳩の唇に優しく口づけし、ゆっくりと動き出した。
ぶちゅ…っ♡、とちゅ……♡♡、ぱっちゅ……♡♡♡
「ん゛ぁッ♡、ッ……、お゛??」
波戸は斑鳩を刺激しすぎないよう優しく腰を進め、徐々に肉襞が吸い付いてくるのを感じていた。
一方、斑鳩はぞりゅ…♡、ぞりゅッ……♡♡と膣壁を抉られる感触をゆっ…くりと、しかし執拗に味合わされ、限界であった。
ぬ゛る………ッ♡、ぬ゛る………ッ♡♡、ぶッ……ちゅ♡
段々と腰を打ち付けられるスピードが早くなり、射精が近いことが分かる。
とちゅッ♡、とちゅッ♡、とちゅッ♡、とちゅッ♡
「…ぁ゛っっ!?♡♡まって♡、お゛ん♡、だいきさんッ゛♡♡、だいきさんのちんこきもちいッ♡♡、ぉお゛っ♡♡♡」
びゅッ…♡、びゅーーーーっ♡、びゅるるーーーッ♡…
ぬ゛ち………♡♡、ずろぉ…………♡♡♡
波戸が斑鳩から肉杭を抜く。
「……ッ♡♡、………♡♡♡♡♡」
「…ッふ、……さとる?……だいじょうぶか?」
長時間異物が入っていた斑鳩のおまんこは波戸がモノを抜いても閉じきらず、ぽっかりと口を開けていた。
それを見て出し切った、と思った物がぐぐぐっ…と持ち上がるのが分かる。自分が萎えるまで斑鳩のナカを好き勝手かき混ぜて、尚イキり勃つ自分に嫌気がさす。
波戸は斑鳩をうつ伏せにし、後ろから斑鳩の腰だけを浮かせ、腹を支えて自分の身体に寄せる。
「ごめんな♡、ごめんな、さとる♡♡もうちょっと、もうちょっとだけやから♡♡♡」
波戸は謝りながらも、ぐりぐり♡、と自分のモノを快感でガクガクと震える斑鳩に押し付けた。
ぬ゛ろ〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡
「ぁ゛♡、あ゛ぁあ゛??♡♡あ゛ッ、だめ♡、だめッ♡♡」
ばちゅッ♡ばちゅッ♡どちゅッ♡ぐぽッ♡♡
斑鳩はもう先程の「波戸のおちんぽを懲らしめる」という宣言をすっかり忘れ、自分も腰を振ってキモチヨクなることしか考えられなくなっていた。
「ぁぎゅっ゛♡♡、ふぎゅぅ゛っ♡♡、だいきさァ゛ッ♡♡だいきさん゛っ♡♡」
突然、波戸がたるん、と垂れている耳に歯を立てて吸い付く。
「ッ、い゛だい!♡♡♡やさしくっ、やさしくしてよぉッ!?♡♡♡」
「さとるッ♡、さとる♡、…かわいい……♡♡」
「……ぅ゛う〜〜〜ッ!!♡♡」
斑鳩は後ろを振り向き涙を貯めた目で、狡い、といいたげに睨めつけたが、波戸は斑鳩が振り向いた所で口から耳を離しキスをした。
「ん゙♡、ん゙ぢゅぅ…♡♡、ぢゅる……♡」
ぐぢゅぐぢゅ、♡と音を立てて舌を絡ませ合う。
ぱんッ♡、ぱんッ♡、ぱんッ♡、ぱんッ♡
段々と肌に触れる音が子供の尻を叩くようなものに変わる。
「は、あ゛っ♡♡あ゛っ♡♡あん、あ゛っ、あっ♡♡あ゛んっ♡♡あ、イク゛、イ、……ッ♡♡♡♡♡♡」
(きもちいいっ♡、きもちいいっ♡♡、きもちいいっ♡、きも……ちいッ♡♡♡)
ぷしゃ♡、ぷしゃ♡と斑鳩は絶頂したにも関わらず、波戸はまだ萎えていないようであった。
ぼッ♡、ぼちゅッ♡、ぶちゅんッ♡…ズンッ♡、ズンッ♡、ズンッ♡♡、ごりゅりゅ♡♡♡
波戸は斑鳩の首と腹を支えてぐっと抱きしめ、子袋に先端を押し当てた。
斑鳩は自分の内臓がごりゅごりゅ♡といじめられているそこにもっと強く刺激が欲しくて腰を揺すったが、そうすると波戸は抱きしめた斑鳩の腰を掴んで、動きを封じるようにムギュウゥゥ♡と固定し、押し上げ、抑え込んだ体に男根で杭を打つようにして固定する。
「ふぅッ♡♡、ッあ゛♡、お゛♡、お゛ぉ゙♡」
「さとる、さとる、ッ、でる……♡」
びゅっ!♡♡♡、びゅる♡、びゅるる♡♡、びゅる……っ♡
「ッ゛!んぉ゛っ、ぁああ゛ぁッッ♡」
波戸は斑鳩から自身を抜き、ベッドの上に倒れ込んだ。
やっと永遠に続くかと思われた快楽から解放された斑鳩は、心地よい脱力感とともに、とろとろと眠りに落ちていった。
[newpage]
「……悟!!」
翌朝、波戸が心配そうに斑鳩を起こす声で目が覚める。
「むにゃ…だいきさん、ねこちゃんたべちゃだめ…、アレ、夢…?」
「………さとる!……いろいろごめんな、シャワーも浴びんまま寝てもうたし……その服脱がせるからバンザイしぃ?」
「……こんなのって服って言えんのかなぁ…。」
斑鳩は寝ぼけながらも腕を伸ばし、されるがままになる。ただ、波戸が外そうとしてもどうしてもとれない箇所があった。
「…やっぱり……このみみ取れへんな…?」
「…いでででで!!!」
耳を引っ張られる痛みで目が覚めた。
「…えっ…ホントだ、とれない…コレ……ほんもののみみ……」
「……そのみみ齧ったとき痛がってたしな…ごめんな…」
「「……。」」
「……ッ、どうしよう…俺一生うさみみのまま…?」
「お…俺はかわいいと思うで…?」
「そんなぁっ、冬になったら絶対寒くて痛いですよ!?」
「ぅ゛っ…」
とりあえずしくしくと泣き出しそうな斑鳩を着替えさせ、自分も着替えて風呂場に入った。
斑鳩はまだシャワーを浴びておらず、ぽぅ…とした表情で自分の腹を擦っていた。
「どないしたん?はよシャワー浴びへんと風邪ひくで?」
シャワーのノブを回し、湯が出るまでしばし待つ。
「………大樹さん……俺、あかちゃんできちゃうんですかね……?」
その表情のままで聞かれる。
「ッえ…?、まさか、あかんかった!!?」
斑鳩はあかちゃんが欲しいわけではないのだろうか、と焦る。波戸は自分の行動が斑鳩の首を締めるようなものだったのではないかと不安になった。
「違います!……あかちゃんできたらどんな感じなんだろうな〜、って」
「…悟のあかちゃんならかわいいんやろなぁ…」
波戸の心配を他所に、斑鳩はにへら、と顔をほころばせシャワーを自分の身体へ向けた。
「……えへへ、そうですかね?…だいきさん…」
斑鳩はおどけながら波戸に向かって手を腕を伸ばし、抱き寄せた。
「…さとる……」
波戸が斑鳩の頭と耳を撫で、両手で優しく頬をつつみ口づける。シャワーの雨に打たれ、長い時間2人はそこに寄り添っていた。
シャワーの後、2人は何も着ずに、掛布にくるまりベッドに座っていた。
「…ごめんな、避妊もしないで……」
斑鳩のつるりとしたおまんこを見ながら波戸が言う。
「ぃえっ!俺が、無理やりやっちゃったようなもんだし…」
斑鳩がフォローしようとして素っ頓狂な声をあげる。
「俺、…おれ…大樹さんのあかちゃんなら産みたい、って言ったじゃないですか……」
初耳である、が、波戸はあまりに幸福だったから夢じゃないかと疑った。
斑鳩が頬を染めながら波戸に擦り寄る。
「…さとる……」
「……だいきさん…」
波戸は斑鳩の背に腕を回して抱き寄せ、2人はそのまま寄り添っていた。
照れが混じって少し気まずい雰囲気を紛らわす為に斑鳩が口を開く。
「…大樹さんが本部に連絡してからもう丸1日経ちますね…」
「…せやな…」
事実、波戸が斑鳩を保護しASEに連絡してから1日経っていた。何か良くないことでも起こっているのではないか、と心配していると、玄関からけたたましい音が鳴り響いた。
ドンドンドンドン!!ガチャガチャガチャガチャ!!!バンバン!!!!!
「波戸!!おい波戸ぉ!!!開けろぉ!!!!!」
斑鳩の耳が痙攣するほどの騒音が聞こえてきた。
…おかしい、引退したはずの百舌鳥の声が聞こえる、疲れからの幻聴かと現実逃避しようとしたが、幻聴に恋人の耳と自宅のドアを破壊されてはたまらないと、波戸は素直にドアを開けた。
失明した目は焦点があってはいないが、元上司は斑鳩の方に向き直り難癖をつけだした。
「悟ぅ…一般人のバイクかっぱらって逃げ帰ったってどういうことだぁ…??」
「ふぇぇ…」
悲痛な声が斑鳩の口から漏れ出る。
流石に海から上がった後の帰宅方法はあまり褒められたものではなかったようである。
「こっちも依頼主に騙されてたとは言え任務中に逃げ出すなんざASEの風上にもおけねぇなぁ…??」
「そ、そんなぁ……貞操の危機だったのに…」
「非常事態やったんやからしゃあないでっせ!!!」
あんまりにもあんまりだったので波戸も援護射撃した。
百舌鳥はそれを聞いて流石に言い過ぎたと思ったのか、それ以上追求するようなことはしなかった。
「…ま、レーサーとしては出場したんだし敵だらけの船上から無事に帰ってきただけ良しとするか…。」
「せやけど何で百舌鳥さんここに?」
「決まってんだろ依頼主の船ぶっ潰したから報告しにきてやったんだよ」
「百舌鳥さん引退したんじゃ!?」「そもそも目は!?」
最もな疑問をぶつける。
「んだよ、メクラで引退したやつがケジメつけに行っちゃ駄目かよ?」
スリーアウトである。
「バケモンや…」「まだ現役でもイケるだろこの人…」
分かりきったことを口にしていると、百舌鳥が2人に話しかける。
「あともう一つ…こっちが本題なんだが」
「なぁ…お前等セックスしたよな?」
疑問ではなく確認に等しい聞き方に場が凍りつく。
「わぁ…な、んでそないなこと…」
「図星か…あの依頼した野郎、お前のこと話したら悟にしでかしたこと聞いてもいねーのにベラベラほざいててな
何となく『あぁ今頃セックスしてそうだな~』と」
波戸の弁護をしようと斑鳩が口を挟む。
「っ、ぃやっ、でも、おれっ、俺が無理やりだいきさ…波戸さんのこと襲ったようなもんだし、」
「へぇー、トーシロに無理やり襲われるかくとーぎのプロねぇ?」
「うぅ…」
斑鳩の弁護虚しく、自身も斑鳩を組み敷いたことも相まって、波戸はむしろ己の不甲斐なさを後悔する結果となった。
「じゃあそうと決まったらコレ書け」
と、百舌鳥が一枚の紙を取り出した。
「コレ…婚姻届?証人に名前も書いてある………コレ、誰の名前ですか?」
「テキトーにそこにいたやつに書かせた」
「……ホントにテキトーだ…」
「……もしかして、名前書けってことですか!?
……ぇえ~、でもええんかな「文句あんのか??悟のことは遊びか??」
「イイエソンナコトハマッタク!!!」
波戸が躊躇した所に百舌鳥が脅しの言葉を被せてくる。
「じゃあ結婚するな?」
「ハイ!!!」
波戸の肯定の言葉を聞き、少し斑鳩の耳が嬉しそうに動いた。
「よし書け…あ、一枚しか持ってきてないから死んでも書き損じるなよ」
「「ひぇぇ…」」
元上司に脅されながらであったが、並んで婚姻届を書く2人の後ろ姿は幸せに満ちていた。
この後、丁寧に記入しようと焦った斑鳩が「夫になる人」の欄に自分の名前を書いたせいで、波戸が「斑鳩大樹」に改姓することになったのはまた別の話である。