あっという間に♡来ててびっくりしました。
本編
俺はあの後、ちょっと考えた。
(いつも居るなら、またあえるのか!)
そう考え、母に言葉を変えて言う。
「本、分かりやすかったから、また行って良い?」
すると母はまるで機嫌が良くなったように
「本当?いいわよ!」
といってきた。
ようやく彼と話が出来る。
なぜか楽しみにしてたんだよな~…
自動ドアを押すと同時にドキドキ鼓動が高鳴る。
あ、いた。
彼は前と同じように物語の場所にいた。
僕に気づいたのか、周りの人の迷惑にならぬよう軽く手を振る。
会いたかったんだ。
と秘密で睦に会わなかった2日で、猛特訓してきた。
*ほんと?///*と少し顔を赤らめて聞く。
*うん。話したいな。*と僕が意見と問いかけが混ざったような言葉?をいう。
*そっか…いいよ。何でも話そ!*と彼はまた明るい笑顔で返事をした。
飲み物買ってく?
帰る前に近くの自販機で飲み物を買うか提案して来た。
いいの?
うん。お金持ってるし。
お言葉に甘えて何かを買って貰うことにした。
*ありがとう*といいながら選ぶ。
決めたのは少し小さいサイダーだった。
*此処で飲んでこ*。と今度は僕が意見を述べる。
プシュ。
炭酸がまるで
何かを思い詰めていた事を吐き出すように音が鳴る。
春来だから言うよ。
実はね、俺、いじめられてんだ。
えっ、と迷わず声を上げる。
しょうがないんだよ。
僕は…
睦はどこか淋しそうな顔をして話をする。
どうやら睦は、小学一年生まで普通だったそうだ
クラスの中でも「一緒に遊ぼう!」と男女ともに話しかけてくる人気者だったそう。
特に仲の良い友達は、お泊まり会や親もあわせ6人で旅行に行くこともあった。
冬休み、何か耳に異変を感じた。
その時は、
雪が降っている所にいって
旅行先で雪遊びをする。
と、車の中でその友達と決めていたところだった。
だがしかし、どんどん耳の異常は悪化するばかり。
それを親に言おうと思ったが、
余りにも楽しみそうに想像する友達がまるで
呪いのようになり、親に言うことは出来なかった。
何とか旅行先に着き、遊ぶことになった。
当然、耳が変なので思うように楽しめることは出来なくなった。
「どうしたんだよ~」と呑気そうに聞く友達の横に、
耳が張り裂けるような痛みに、睦は苦しんでいた。
「ごめ、_黙って、」
「どうしたの?」
と友達のお母さんが聞いてきた。
「耳、いた…」
「帰る?病院行く?」
余り喋らせないでくれ…
必死に問いに答える。
「びょ、いん…」
その後は何があったか知らないが、冬休みが終わり、俺は孤独になっていた。
どうやらその友達が「あいつが裏切った。」と、言いふらしたようだ。
今まで仲良しだった人も、たった一言で友達じゃなくなった。
そのまま違うクラスの人まで噂が流れて5年まで独りだったらしい。
話を聞きながら飲むサイダーは、普段とは違う苦い味がした。
春来は、違うでしょ?
?
それって___…
聴こうと思ったが、彼は帰ってしまった。
はい!1271タップお疲れ様です!
白根睦は小5です。
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