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🎈サイド


冬の夜。

寝付けなくて、家のベランダに出て星を眺める。

趣味じゃないし、キャラでもないとは分かってる、けど。


🎈「は〜涼し…」


今日くらいは、今日だけは。

空を眺めていたい。


🎈「…さむっ、中入ろ…」


さすがに薄着すぎたかな、なんて考えながら部屋に入ろうとして、空から目線を落とした瞬間。


️️️⛅️「…そんな薄着で風邪ひくぞ〜」

🎈「わ…」


後ろからなにか重い物を被された衝撃と、今の俺の悩みの種の声が聞こえた。


🎈「びびくん…」

️️️⛅️「空、綺麗だな」


横で微笑んでいるびびくんに、また胸の高鳴りを覚える。

あれほどはしかんが好きだとか色々言っていたのに、まさか男に、よりにもよって相棒に恋してしまうなんて。


諦めなきゃいけないとは分かってる。

だってびびくんはイケメンだし、女子にもモテるし…恋愛対象も女性…だと思う。

分かってるのに、諦められない自分が居る。


🎈「……………」

️️️⛅️「なんか悩んでる?」

🎈「え…?なんで?w」

️️️⛅️「…そういう顔してたから?」


…なんでこいつは、こんな所で勘がいいのか。

こんなの惚れるに決まってる。

お前のせいだ、お前が惚れさせたから、こんなに悩むことになってる…そう言いたかった。

こんなのただの八つ当たり。


いっその事、告白して振られれば…諦めきれるんじゃないか。

でもそんなことしたらこくびびは解散になるだろう。


そんなの嫌だ。嫌に決まってる。

どうしたら…


️️️⛅️「なぁ」

🎈「…なに?」


️️️⛅️「…今夜は、月が綺麗ですね」


人が悩んでる間に呑気だなぁこいつは…


🎈「…え?」


思わず声が出てしまう。

これって…告白…?!

いやただ単に綺麗だから言ったの可能性もあるし…!

でも急に敬語使うか!?これどっち…!!?


🎈「それってどっち…?もしかして…」


告白?と聞きたい所をぐっと抑える。

…これで違ったら、もう元の関係じゃ居られなくなる気がするから。


️️️⛅️「大卒なんだろ?wそんくらい分かれよ〜」


分かるわけねぇだろ!と思わず脳内でツッコミを入れる。

あぁ、そうだ。こいつはそんなやつだった。

…こいつなら、この返しも知らないんじゃないか。

言ってもバレないんじゃないか…?


🎈「…俺にとって、月はずっと綺麗でしたよ」


これならあまり違和感はないだろ…

何通りだって誤魔化しようがあるし…!


️️️⛅️「…そっか」

🎈「…っ」


ほら、やっぱり告白じゃなかった。

良かった。先走るところだった…


️️️⛅️「寒いから中入ろうぜ?本気で風邪ひくぞ」

🎈「…うん、そうだね…」

️️️⛅️「あー…その前に」


チュッ♡


🎈「っ…!?///」

️️️⛅️「これからもよろしくな、こーく…♡」

🎈「…はぁ!?//それってどう言う…///」



まだ寒い、冬の夜の出来事だった。

夜空と月と、相棒と。 ️️️⛅️🎈

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コメント

7

ユーザー

うあ、好き

ユーザー

うぁ?(鼻血)空を見てる二人の写真が欲しい…う、だめだ…一生憎いなし…(絶命)

ユーザー

より小説っぽくしてみた(?)

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