天城side

渡)…

天)せいおはようﾆｺｯ

渡)…

天)せい？

僕は不思議に思いせいの顔を覗いた

けどその綺麗な瞳には僕は映ってなかった。

天)せい、せい、！

世)あっ、！渡海先生おはようございます

渡)、ん

天)えっ、？

何で僕だけ無視するんだい、？ジュノには返したじゃないかｯ、

いつもだったら必ず返してくれるのに、何か僕せいに悪いことをしてしまったのかな、

もしそうだったら謝るからさｯ、無視しないでｯ、

天)ｯ、せい

渡)…

天)ジュノ、

世)…

世)渡海先生行きましょう、？

渡)うるせぇ、

世)あっ、ちょっと置いてかないで下さい、！

天)何でかなぁ、？

天)僕そんなに悪い事した、？確かに手術のはそうだけどさぁ、笑

天)悲しいよ、っ

それから僕は色んな人に声を掛けた

けど、皆んなして同じ結果だ

誰一人として僕に返してくれなかった。

子猫ちゃんも、花房さんも、ムッシュも高階先生にもね

天)ｯ、もう一人はやだよ、

やっぱり来てしまった

僕が唯一、一人でも居れて安心できる場所

そう”桜”だ

天)いつ見ても桜は綺麗だね、

天)ん、？何だいこのお墓は？

そのお墓の側には今僕が見ていた桜がある

僕もお墓を建てるんだったらこんなのが良いなぁ、なんて思いながらお墓を見ると_

天)天城雪彦、？

天)何でこのお墓に僕の名前が、？

天)あっ、そっか僕_

死んだんだ