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彼と別れた後布団に潜り、 明日は彼とどんな話をしようか。
そんなことを考えながら夢の世界へと意識を落とした。
「ん゛ん…。なんだよ。」
スマホの通知で目を覚ます。今の時間は午前2時。
こんな時間に何の用だと思い電話に出てみると。医者と思わしき男が電話に出た。
「…っは? 星導が、死んだ? 」
それからしばらく話を聞くと。
彼は、蛸のような宇宙のような化け物に襲われ心肺停止状態らしい。
つい2時間前には一緒に空を見上げて「また明日」と言ったのに。
急に愛する人の鼓動が止まったことの余りの驚きに涙もでず、 ただ1人分の呼吸と鼓動が反響する部屋の中呆然と立ち尽くす他なかった。
しばらく立ち尽くした後、
もし、あの時。俺が彼の家まで送っていたら、彼を引き止めていたら。
そんな後悔ばかりが脳内に語りかけてくる。
だが、その中にひとつだけ他とは違うものがあった。
それは彼の声で
「さいごにおねがい。あいにきて」
とまるで、自身の最期を俺に飾って欲しい。と言われているようで。
どうしようも無い、焦燥感に苛まれた。
このまま此処に居ていいのか。否、病院に向かわなければ。