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〜公園・ブランコ〜

学校を1時間受け、2人ともフけたあと公園に行く事になった。

(暇なので)



武))……あの、

ドラケン))ん〜?

武))マイキーくんもですけど…、俺何もしてないのになんで…その、そこまで俺に…構うのかなって……その、、

ドラケン))……まぁ、気に入ったからだろ。俺も、マイキーも。だからお前には少しでも幸せになって欲しいんだよ。

武))…幸せ……

ドラケン))まぁお前、ダチいねぇんだろ?俺たちがなってやってんの。

武))俺は別にひとりでも、

ドラケン))ハハッwつれねぇこと言うなって。

武))……

ドラケン))何かあったら言えよ。すぐ助けるから。

武))…、


俺は別に何もしていない。

なんなら迷惑ばかりかけてる。

なのに2人は…気に入ったとか、ダチとか、助けるとか、そんな風に言ってくれるの。

俺はそれが少し嫌だった。


俺をコキ使いたいのならそう脅せばいいのに。

何が目的なのだろう。

2人は俺に、何を求めてるのだろう…。

騙されない。

騙されたくない。


もぉあんな目にはあいたくない……


絶対に……信じたくない。



なんて……

嘘だ。

2人からはそんな感じはしないし、本気で俺の事を思ってくれてることが嫌でもわかってしまう。

だけど、信じたくない。

怖いんだ。

俺は弱虫なんだろう…。


だけど、それすらも抱きしめて、慰めてくれそうでいやなんだ。

怖いんだ……。



ドラケン))たけみっち、大丈夫か?

武))…すみません、おれ、今日はもぉ帰ります、

ドラケン))……そっか。家まで送るぞ?

武))……いえ、平気ですので、お構いなく。

ドラケン))……気をつけろよ。




〜武・帰宅〜(部屋)


帰ってきてすぐさまベッドに体を預け、寝転んだ。

1つ溜息をつき、嫌な思い出がフラッシュバックする。


𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


もぉ何度助けを求めたのか分からない……。

学校に行く度…、学校の人達と会う度に罵声を浴びて来た。


『なんで生まれてきたの?』


『タヒねばいいのに…どうせ誰からも愛されないんだから。』


『近づくな!!菌がうつる!!!』


『うわ、また来たよあいつ…早くタヒなないかな〜』


『全く…どうしてこれくらいのことが出来ないんだ?!もぉこれ以上仕事を増やさないでくれ!!』


『うるせぇな喋んなよ! 』


『お前声小さいから何言ってるのか聞こえねぇんだよ!!』




あぁほら……俺が生きてるからみんな不幸になるんだ…

俺のせいで。

俺の、

俺なんか……


要らない子なのに…幸せなんてなっちゃいけないんだ……。











母さんや父さんは少し冷たい人だったと思う。

だけどごく稀に、心配の声をかけられたこともあった。


母))……最近元気ないみたいだけど、何かあったの?

父))仕事で忙しくてあまり構ってあげられないけど、何かあるのなら早めに言うんだぞ?

武))……うんっ!!でも俺、学校楽しいし、(笑って…)

クラスの先生も、友達もみんな優しくて、

(笑って、もっと……)とっても楽しいよ!だからお母さん達は俺の事気にしなくていいよ!

(もっと上手に…)

今日もお仕事お疲れ様!俺明日も早いから早く寝るね!!

おやすみ!





笑えよ──




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