コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️注意⚠️や見習いDJの設定などは第1話を見てください。
下の絵は自作です(急いで作ったので雑)|˙꒳˙)
ちなみにほんとの身長差はもっとある(フリー素材をトレスさせて頂きました)
遅刻しました( ߹ㅁ߹)
𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐁𝐈𝐑𝐓𝐇𝐃𝐀𝐘!!!!!!𝗖𝗥𝗔𝗭𝗬 𝐌🎤🐦!!!!!!
あとついでになっちゃうけどHappybirthday!!!GIGOLO🎤🥂!!!
⚠️そんなつもりないけどほんのり腐あり
それでも良い方はどぞ((꜆˙꒳˙)꜆
《Happy birthday! Crazy M!》💿、🐦、🦋(アミリア)、🐰、🐴、(その他名前のみ)
6⁄20
うむむ…。顎に手を当て、悩んでいて掃除をする腕が止まっているRENにアミリアが声をかける。
「REN、腕が止まっているのだけど?」
「あっ!ごっ、ごめんなさい!」
「何か考え事?」
「その…明日の毒島さんの誕生日、何あげようか悩んでて…」
ああ、とアミリアは納得する。毒島メイソン理鶯の誕生日は6/21。何かあげる物を用意するとしたら今日だろう。
「確か、入間くんにはワインとチーズをあげたんだっけ?」
「はい!この前あのワインとチーズが好きだと言ってたので…」
前の入間銃兎の誕生日5/30には高級ホテルに出るようなワインと同じく高いチーズを渡したのだ。RENは18人の誕生日をすべて覚え、その人が喜ぶような物を考え渡す。神宮寺寂雷には折りたたみの魚入れのバケツとデカデカと『絶対に釣れる!!』表に書かれた変な色のルアーを。飴村乱数にはキャンディーや、モデルになってくれと言われ色々の服を着た(しなんなら貰っちゃった)りと。
それに、徒矢金糸雀や匕首御籤、それに行方不明になった満天星呂駒呂の誕生日も本人なしで祝っているらしく、本当にマメで優しい子なんだなとアミリアは思う。
「毒島くんは何が好きなの?」
「毒島さんは…」
…沈黙が流れる。RENは思えば苦手なものしか知らないかも知れない。甘いものと加工食品と無添加。好きなものと言っても特にこれが好きというのはなかった気がする。強いて言えば…コーヒー…とか?そんなことをRENがぐるぐると考えているとアミリアが声をかける。
「…直接聞きに行った方が早いんじゃないかしら?」
「…ですかね」
とりあえずまだをPort harbor開く時間ではなかったので連絡を入れ行くことにした。
「よく来たな。REN」
「いつもすみません…。毒島さん…」
RENは歩いてきたから少し乱れた息を膝に手をつき、整える。波羅夷空却と四十物十四と一緒にした修行などで体力がついたはずだが、まだまだ未熟だったのかなとRENは少し項垂れる。森の入り口で待ち合わせしていた理鶯がRENが動けるのを確認し、進み始める。RENも一応罠には引っかからずに行けると思うのだが、なんかあった時のためと入り口で待ち合わせをしてもらっていた。
「わっ、虫さんが」
「む、気をつけろ。あれはクロスズメバチだな」
「きっ、危険なんですか?」
「毒性はさほど強くないが、刺されば強い痛みがある。だがクロスズメバチは蜂の子が美味いんだ。佃煮や炊き込みごはん、塩炒りなど様々な調理法がある。今度捕まえたらRENに馳走しよう」
「本当ですか⁈嬉しいで…あっ、それはギョウコウ?…です!」
「ふふ、小官の真似か?」
「えへへ、使ってみたくて…。使い方あってましたか?」
他愛のない話をしていると理鶯のベースに着く。そこには先程焚き火を焚いていたような跡などがあった。
「しばし待て。珈琲を淹れよう」
「あっ、ありがとうございます!」
RENは椅子の代わりの大木に腰をかけ、淹れたての珈琲を受け取り、冷ましながら一口飲んだ。
「それで、用とは?」
「あっ、その、誕生日に何が欲しいか聞きたくて…」
理鶯は目を丸くして驚く。そういえば、銃兎が『あんな年下に気を遣われるなんて思ってもみませんでしたよ』と苦笑していたのを理鶯は思い出した。
「別に気にしなくても良い。この歳で祝われるというガラではないのでね」
「いえっ!僕が祝いたいんですっ!」
RENは食い気味に答え、身を乗り出し、上目遣いでキラキラとした眼差しを理鶯に向ける。その眼差しに押され、理鶯はふむ、と考える。少し経つと、RENの方を向き、聞く。
「なんでもいいんだな?」
「僕にできることならなんでも!」
すると理鶯は鮮やかな海色の瞳を持つ目を細め、悪戯っぽい笑顔になる。
「では、RENからのハグを貰おうか」
「えっ⁈…」
思ってもみなかった要望にRENは固まる。一方で理鶯は『C’mon』というように大きな長い腕を開いて待っている。RENはキラキラとした笑顔を向けられながらオドオドとしながら理鶯に近づく。そしてススス…とハグをしようと懐に入り込むと、ガッと抱きしめられた。
「わむぅっ…」
「ふふ、隙あり、だな」
有名のラップのチームの中でも小さい飴村乱数よりも小さいRENは簡単に理鶯に収まってしまった。
理鶯からは森の匂いや土の匂いがしながらほんのり太陽の匂いがした。
理鶯がすりすりとRENの肩に頭を擦り付けると、汗の匂いがして臭くないかとドキドキしながら何十分にも思える時間がたった(本当は数分)。パッと手を離されRENは上を見ると理鶯と目が合う。
「あの頃よりも、体がしっかりとしてきたな」
大きな手でRENの頭を撫でる。あの頃とは初めて理鶯とあった日のことだろう。
「あの…、こんなことでよかったんですか?」
誕生日も明日だし、数分だけのプレゼントでよかったのかと心配になるがこれがいいんだと優しく返された。
来年はもっといいプレゼントを用意しようと心に決めたRENなのであった。
6⁄21
「―――ということがあった」
「へぇ、俺様もそれを頼んでやろうかな」
「私もそれを頼めばよかったですね」
瓶がぶつかる音が部屋に響く。1人の少年への悪巧みを悪い大人3人が考えていることはRENはまだ知らない。
(おまけ)
「伊弉冉さん!お誕生日おめでとうございます!」
「えぇ⁈マジマジぃ〜⁈俺っち、ちょ〜うれし〜!!」
お仕事に被らないように昼間にプレゼントを渡す。本格的な料理道具と、飲み過ぎや二日酔いに聞く薬をプレゼントをしたRENなのだった。
(終)
RENのデザイン新しく変更(下手なのは気にしないで)
どうしても露出を多くしたい欲。