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組織。 加内。
「は、、初めての幹部会議、、」僕はそう会議室にいた。お腹がキュルキュル痛い、、「腹を下してるのか??」そう横にいたのは鮎民さんだった。「前日から」「ハハッww」「笑わないでくださいよ、、鮎民さん、、」、、なんか幹部になってからさん付けで呼ぶのが普通になったな、、「そう緊張することはない、、」そう遊馬さんは手元の資料を揃えた。「、、後は狂唖さんですね、、あ、噂をすれば、、え??」「おはようございます」そう扉の天井に頭が当たらないよう、首を曲げて入ってきたのは墻音君だった。「、、あの馬鹿(狂唖)は、、」「夏バテです、、さっき医務室まで連れて行きました」「、、そうか、、代理できたのか??」「ハイ」「わかった、先につけ、、じゃあ、会議を始めるか」そう遊馬さんは資料をみんなに配った。
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数分後。
「ブラック・ジャックの件は引き続き、鮎民団に任せる、、そして、、最近増えている事件が多いい、、彼女だ」そうホワイトボードに写真が貼られた。「、、女性??」「彼女の名前はウィール・マドナ、、男性をホテルに連れ込み、行為後、男性等の遺体が、性器がなくなった状態で見つかっている、、趣味は男性の性器を踏み潰す事らしい、、」「痛っ、、」「このbloodは男にしか興味がない、、だから、加内や狂唖に任せる、、共同作戦でも良いが、、「ダメです」そう墻音君は会議室に響く声で言った。「え、、??」「月城??」「あ、、いや、、もちろん、その件には全力で力を尽くしますが、、その、、今の狂唖さんに共同作戦は向いてないかと、、」「、、それは狂唖が他人とは協力できないと言いたいのか、、お前が思ってるよりアイツは大人だぞ??」遊馬さんはそう墻音君に言った。「違います、いつ倒れるかもわからない狂唖さんが加内幹部と共同作戦しても迷惑かけるだけです、、後、、あの人はアナタが思ってるより子供ですよ、、」「月城、もうやめろ」そう墻音君を落ち着かせたのは酒井幹部だった。「、、しかし、、月城の意見もわかる、、少しの検討はする、、良いから座れ」そう遊馬さんは墻音君に言った。「、、、、」
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数時間後。
「はぁ〜昼飯だ〜、、ん??どうした加内幹部」「その呼び方やめて下さいよ、、あの、、僕ってやっぱり狂唖さんに嫌われてますぅ、、??」俺は鮎民さんにそう聞いた。「はぁ??」「いや、、俺と居る時あの人、、何て言うか、、近づいて欲しくないオーラが、、」「、、アイツは元々機嫌の温度差が激しい奴だ、、気にし過ぎだろ、、」遊馬さんはそう俺の背中を叩いた。「でも、確かに、、加内と狂唖さんが共同作戦をする時は、、何かしら事情を付けて断ってたっけ、、「それは俺の判断だ、、気にする事はない、、」「、、まぁ、、遊馬さんがそう言うなら、、」
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医務室。 墻音。
「、、墻音〜、、あづい〜、、」狂唖はそう医務室で叫んだ。「、、これ以上冷房下げれないんですよ、、水飲んでください」「うん、、」「、、大丈夫ですか、、??やっぱり帰ります、、」「んー、、資料溜まってる、、」「そんなの、俺がやっときますって」「でも、養成の授業墻音が見るわけにもいかないし、、」「、、、、」、、そんなに無理して欲しくないんだけどな、、この人もう若くないんだし、、すると、、「狂唖、体調は??」「、、??ん??何だ、、翠か、、」医務室に入ってきたのは遊馬さんだった。「何だって、、会議の資料だ、、夏バテするのはわかる、、だが、墻音にそう迷惑かけるな、、」「、、わかってるよ、、あぁ〜、この暑さで7月とか、、燃えるわ、、」「、、、、」、、燃えるか、、「、、、、」「、、なぁ、、」「、、ん」「お前、、加う「狂唖さん、水溢れてます」「ギャァァァァァ!?冷っ!?」「タオル取ってきます」俺はそうその場を立った。「、、俺も行く、、」そう遊馬さんは俺の後をついてきた。
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バタンッ。俺は医務室のドアを閉めた。「、、加内幹部の話は狂唖さんの前でしないでくださいよ、、アンタも知ってるんだろ、、8年前起こったこと、、」、、俺もあんまり狂唖から聴き出せてないけど、、加内幹部が組織の人間じゃないことぐらいわかる、、。「、、8年前、、加内のみに何が起きたのかは知ってる、、だが、狂唖の身に何が起きたのかはわからない、、お前の身にも、、」「、、、、」「、、俺は知りたい、、狂唖を助ける為に、、何がアイツを苦しめているのか、、」「、、8年前の出来事をアンタに話したら狂唖さんを救えるんですか、、??」「、、、、」「適当なこと言わないでください、、狂唖さんを苦しめてるのは全部だ。前の専務や、加内幹部。俺の存在やアンタの存在だって、、」俺はそう遊馬さんに吐き捨て、その場を去った。
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加内団。 加内。
「うぅ、、みんな〜、、報告だよぉ、、」「腹下してる、、??」
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「、、え、、性器潰されに行くの??」白子君はそう俺に聞き返した。「いや、、ウィール・マドナはそのね、、大人の、、パーティーに参加してる様だからそこに忍び込もうと思って、、」「要、俺達もう中3だよ、、」「そこで!!性器を守る為に行う作戦は、、!!」
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医務室。
「女装してパーティーに潜入するね、、」狂唖さんは苦笑いした。「は、、ハイ、、ウィール・マドナは男性にしか興味がないので女装をした方が身の為かと、、」ウィール・マドナの件は結局俺と狂唖さんの共同作戦となった。「ハハ、、じゃあ、俺はウィール・マドナが泊まっているホテルに潜入するわ、パーティーに潜入する作戦は墻音に援護を任すから、安心していいよ〜」「ハイ」「後は、、アレだな、、加内、お前大事なこと忘れてない??」「、、大事なこと、、??」俺はそう首を傾げた。
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加内団室。
「班長??」「そう、班の班長、、昔の僕や、墻音君みたいに幹部がもし戦闘不可能になったら指揮をまかさせる人だよ、、この団は誰が良いか、この作戦で決めようと思う」「ハイ!!」みんなはそう元気よく返事した。
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医務室。 墻音。
「女装だけは勘弁ですよ、、」俺はそう狂唖に聞き返した。「墻音はしなくて良いんだよ、、俺はウィール・マドナが泊まってるホテルに忍び込んでウィール・マドナの身元を調べるから団の指揮はお前に任せる」「1人で行くんですか??」「人数が多くても気付かれるリスクが高いからな、、」「、、そうですか、、わかりました、、そういや、狂唖さん昼飯食べてないですよね??何か買ってきましょうか??」「、、飯か、、」「夏バテしてても、多少何か食べなきゃ、、」「お腹空いてない」「、、、、」、、って言って、、この人前に一日中一食だったからな、、「、、食べないからすぐ倒れるんですよ、、」「墻音にはわからないんだよ〜、食べても食べても栄養吸収されない奴の気持ち〜、、」「背が高くても邪魔なだけですよ」「喧嘩か、ゴラァ」「、、何か食べやすそうな物買ってくるんで待っててください」俺はそう狂唖に言った。「、、ハハ〜、世話焼かれてる〜wwありがとう〜」「本当に思ってるんですか、、俺アンタのパシリじゃないですよ、、」「大丈夫〜大丈夫〜、今日墻音1番風呂にしてやる」「それだけ、、」「あ、後翠に喧嘩腰は良くないよ〜、痛い目見るから」「、、、、」バレてた、、。「喧嘩じゃないです」「いや、お前ら2人には仲良くして欲しいんだよ〜、2人とも俺の大切な人だから」狂唖はそう笑った。「、、アンタは大切な人が沢山いますもんね、、」「、、??何それ??」狂唖はそう首を傾げた。「、、、、」大切なものが多すぎたから、今でもこんなに苦しんでるんだろうな、、。大切な物が多すぎるといつか壊れる。俺はそれを知っている。だからもう決めたんだ、、大切にするのはひとつでいい、、「、、じゃあ、行ってきますね、狂唖さん」「ハイハイ〜」アンタだけでいい。