注意!!
・BL系が地雷さんご注意を。
・イタリア視点
・イタリア→日本
・R-18はございません。
・曲はWhiteberryさんより
『夏祭り』
・日独伊で夏祭りに出かけてます。
地雷さんはご自衛ください。
では本編。
君が居た夏は
遠い夢の中
『…花火、綺麗だな。
イタ王』
『…うん』
空に消えてった
打ち上げ花火
今日は夏祭り。
ioたち、日独伊メンバーは浴衣を
借りて、遅れている日本を
待っていた。
「すいませんっ、遅れました…!」
「あっ、やっと来た………って…」
集合から10分ほど遅れて、日本が
やってきた。
その姿を目に映して、思わず
「…綺麗」なんて呟きが出てしまった。
隣でドイツが、驚いたようにioを
見ている。
でも、そんなことはどうでもいい。
ただ、綺麗なのだから
君の髪の香りはじけた
「すいませんすいませんっ…!!
い、行きましょうお二人とも!?」
「っあ、そ、そうなんね…!」
「嗚呼、行くか」
自分の心臓が自分の物じゃ
ないみたいで、顔が
ほてっているのがよく分かった。
浴衣姿がまぶしすぎて
日本に手を引かれ、屋台が
沢山ある場所へと案内される。
お祭りの夜は胸が騒いだよ
「ほら、イタリアさん!!
日本版のパスタですよ!
焼きそばですけど!」
「えっパスタァ!?
食べる食べるー!」
「ほら、ドイツさんも!
日本版フランクフルトですよ!」
「おお、皆で食うか!」
日本に連れられるまま、行く
先々で初めての夏祭りを
体験する。
その時の、日本の横顔が
『すごく、可愛かった』
はぐれそうな人ごみの中
「あっ、日本、
離れないで━━━━…」
「はなれないで」
出しかけた手を
どんどんと先を行く
日本に、そんな声が出た。
「…?イタリアさん、どうか
なさいました?」
「…や、なんでもないんね」
ポケットに入れて
握りしめていた
君がいた夏は遠い夢の中
空に消えてった打ち上げ花火
「ちょっ、金魚さん
逃げないでくださいってば!」
「フハッ、日本、金魚にすっごい
逃げられてんな…ッはは!」
「笑い事じゃありませんよ
ドイツさん!んもー…!」
「………ッ」
『子供みたい』
金魚すくいに
夢中になって 袖が濡れてる
無邪気な横顔が
とても可愛くて
「あっ、パラオ…」
君は好きな綿菓子買って
ご機嫌だけど少し向こうに
友達見つけて
離れて歩いた
「…………」
君が居た夏は遠い夢の中
空に消えてった打ち上げ花火
「慣れないお祭りばっかりで
疲れたでしょう?
少し休憩しましょうか」
日本に連れられ、ioたちは
少しだけ坂を上る。
「座りましょっか、ここ」
神社の中 石段に座り
ボヤーッとした闇の中で
ざわめきが少し
「…静かなんね、ここ」
「えぇ、そうでしょう?」
遠く、聞こえた
「ほら、お二人とも!
せっかくですし、これやりましょう!」
線香花火 マッチをつけて
「…でね、この時の
フランスってばすっごい
隈でさぁ!」
「あの人、夢中になったら
すっごく一生懸命ですもんね!」
「ほれイタリア、パイナップル
ピッツァの写真だぞ~」
「今すぐ消さないと君の心臓を
消し飛ばすんね」
「マフィア怖すぎるだろ」
色んな事 話したけれど
「…日本」
『…日帝』
「…どうしました?イタリアさん」
『どうした?イタ王』
『好きだ』
ってことが
「『…やっぱり、
何でもないんね』」
言えなかった
君が居た夏は
遠い夢の中
空に消えてった打ち上げ花火
君が居た夏は
『イタ王、先輩。
打ち上げ花火でも見ようか』
「イタリアさん、ドイツさん。
打ち上げ花火でも見ましょうか」
遠い夢の中
空に消えてった
打ち上げ花火
空に消えてった
「…ねぇ、イタリアさん、
ドイツさん」
「なんね?」
「どうした?」
「また来年も、この3人で
一緒に来ましょうね」
打ち上げ花火
「━━━…っ、その笑顔は
反則なんね日本ッ…!!」
「え、私何かしました?」
「安心しろ日本。
イタリアが勝手に悶えてるだけだ」
「ドイツってば酷いんね!!
昔からの仲だってのに!!」
「一番初めに白旗上げた
国が何を言う」
…そんなことを話しながら、
夜は更けていく。
ioの日本に対するこの気持ちは、
いつかまた
ioが自信をもって
伝えられる日まで心の中に
封印しておくんだ
end
曲パロ難しすぎて
萎えました。
動画とかだと視覚情報で一気に
伝えられるんですけど小説だと
なんとも………
曲パロ人気だったら
また違う曲でやります!
リクエスト随時募集中、
ではまた!
コメント
19件
写真ないのにイメージとか景色とか浮かんできてまじ最高でした‼︎‼︎ 話の内容が曲にあいすぎて神ですぅ… しかも日本と日帝が重なってる(?)感じ大好物ですうへへへへ() ニヤニヤしすぎて(?)口角宇宙に飛んできました…誰か取ってきてください(無理)
もう世界観が綺麗すぎて… 心が浄化されましたわ……
さッッッッッッくッッッッ((( 悶絶 訳( 最高 )