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僕は一生、君のことを見ているからね
記憶がなくなってもずぅっと愛すよ
「ん、、、ここは、?」
下に違和感があり、目をやると黒い手錠のようなものが付いていた
そして、光が一ミリ漏れないこの狭い箱の中には俺たち二人だけがいた
「君は、、?」
「い゛ッッッッ」
思い出せない、、全くなんでだ?なんで、、、ここにいるんだ?
「大丈夫ですか」
「大丈夫です。ただ、少し頭痛がして」
「そうですか。ならよかったです」
俺ともう一人いるこの人は親切の人みたいだ。
黒い髪の毛に、ダイヤモンドみたいな目だな、、、
でも何処かで見たことあるような、、、?
気のせいか
「とりあえずここから出ましょうか。あのえっと、、、」
「なんで」
「なんで逃げるの」
彼が突然その言葉を口にする。
俺は固まったままなにも言えない
「逃げないで。俺と一緒にいてくれないの」
「ああ、事故のせいで忘れているのか」
???事故?
チュッ
「これで思い出した?」
彼は笑いながら言う。
「っ…」
全て、全て思い出した。
この男は…
「この監禁男が」
俺を監禁してたやつだ
「そうだよ、僕が監禁犯だ」
ほんと、、、
「悪魔の目だな」
「初対面であった時は目が綺麗って言ってくれたのにね」
俺を監禁したやつは目のことになるといつも悲しそうになる
「…今も綺麗だぞ」
その言葉を放った瞬間、彼は驚いたような顔をしてこちらを見てくる
俺もなぜ言ったのかはわからない。ただ、今言わないと後悔してしまうと思ったからだ
「やっぱり、蓮は変わってないな」
ぼそっと彼が何かを言うと「はいこれ」とでも言うように何かを渡してきた
「…俺たちの付き合った記念日だ」
「…!そうだよ蓮。僕たちの付き合った日だよ」
「お前は…湊?」
全て思い出したはずなのに。
なぜか別の記憶が出てきた。
俺たちは付き合っていた…?
「でも、なんで」
「なんで誘拐犯のフリなんかしてたんだよ」
「ごめんね。君の為なんだよ。蓮」
「ごめん…ごめんね、これ牢屋と手錠の鍵、バイバイ」
ガチャ
「なんなんだよ…なんでなんだよッッッ!!」
「なんで記憶が思い出せないんだよ…、なん、で」
「大切な人の記憶がないんだよ…」