テラーノベル
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午後3時頃、有明りんかい基地屋上にて。
フェンスを背にしたベンチに横並び。
保科が口を開く。
「…アホやな、鳴海さん」
「うるさい」
「事実ですやん」
「…うるさい」
保科はわずかに首を傾ける。
口元からあの薄っぺらい笑みは消えないが、目は至って真剣だった。
「ドアホ。この…舐めプの天才」
「はいはい」
鳴海は目を逸らす。
「何しとんねんほんま」
「うるさいな。立場逆なら、お前だってそうしたろ」
「僕ならもっと上手くやります」
「それはどうかな」
「すでにしくり散らかしてる人に言われたないな」
「るせぇ」
「さっきからそれしか言うてへんで」
呆れ顔。
「語彙少ないですね」
「黙れ」
鳴海がコンビニで買ったおにぎりを食べる。
「昼休み…過ぎてますけど」
「忙しいの!!てめぇのせいで!!」
「それはそれは」
「反省しろよな」
「僕悪ないんでww」
「まっじで…」
今にも殴りかかりそうな鳴海を静かに見据える。
「あ、僕先あがりますねー」
「…飯とかはちゃんと食えよ」
「…面白いこと言いますねぇ」
保科がベンチを立つ。
「そろそろ呼びつけるのやめて下さいね」
「勝手に来てんだろ」
「相変わらず口だけはお達者なようで(笑)」
「…」
「じゃ、時間なんで」
「…っ、保科…!」
保科が振り返る。
「また…明日!」
「はいはい、また明日」
後ろ姿が夏の陽炎に紛れ、ふっと消えた。
「言ったな…言質、取ったぞ」
鳴海の目線が保科を捉えることはついぞなく。
伸ばした手が虚しく空を切った。
コメント
5件

読んだよー! ヤバい死別好きすぎる…!wめっちゃ書くの上手いなーいいないいなー羨ましいなー私にもその力を半分ほど分けてほしいなー
もしかしたら怪獣8号(違ったらごめん)好きになるかもしれない
レドの部屋
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