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💙 side
辰哉ともう一度付き合い初めてから数日経った。
今日の仕事は音楽番組の収録。
SnowManみんなで集まるのはあの日以来だ。
俺はメンバーと会うのは久しぶりになる。
💙「おつかれ……」
💙「……あ、もう揃ってんじゃん」
🩷「翔太ビリ」
💙「はいはい」
佐久間の返事にも適当に返す。
辰哉はひとりで携帯をいじっている。
今日もかわいい。
なんて、絶対本人には言わないんだけど。
💙「た…ふっか」
💜「おっ!!なべ来たぁ」
💜「遅かったね」
💙「寝すぎた」
💜「…行ってらっしゃいなくて寂しかったんだけど」
💜「タクシーで来たし」
💙「俺も隣にいなくて焦った」
周りに聞こえない大きさで話す。
ただ、視線を感じるのは気にしないことにしておく。
それから撮影が始まるまでずっと辰哉と話していた。
「SnowManさんでした!!」
⛄️「ありがとうございました〜!!」
💜「踊ったねぇ〜」
💙「ふっか途中滑りかけてなかった? 笑」
💜「見んなよっ」
💚「……ほんと仲良いよね」
🤍「楽屋でも移動でもずっとくっついてる 笑」
🩷「…2人付き合ってるみたい 笑」
💙「なんだよそれ 笑」
💙「おれトイレ行ってくる」
💙「戻ってて」
…結構焦る。
本気で言ってる訳ではないのはわかってる。
でも急にああ言われても耐性がない。
用を済ませたあと、楽屋へ戻ろうと歩いていた時、俺の名前が聞こえた。
「あ…渡辺さんじゃん」
「ほんとだ」
「深澤さんと付き合ってるらしいよ」
「聞いた?」
「なにそれ!!びっくりなんだけど」
「静かにっ!!」
「SnowManさんたちが上の人と喋ってるの聞いちゃった」
「え〜やばっ」
「どうなるんだろうね」
聞き間違いかなと感じたが、絶対にそんなことは無い。
一瞬で確信した。
俺と辰哉の関係はもうあいつらにバレている。
俺は楽屋へと走った。
辰哉のもとに。
💙「なんで…いつからバレてたんだよ…」
💙「クソ…っ、」
💙「ふざけんなよ」
バンッ
勢いよく楽屋の扉を開けた。
💛「うおっ!!びっくりした」
💜「そんなに息切れしてどうしたの?」
💜「走ってきたの?」
💙「……別に」
💜「?」
つい冷たい返事をしてしまう。
🤍「あ、そうそう」
🤍「今ね」
🤍「この前撮った雑誌見てるんだ」
💙「……雑誌?」
🤍「うん!」
💚「ほら、この”いわふか夫婦”とか」
💚「もう拡散されてるよ」
💚「”夫婦尊い!!” “結婚式いつ!?”だって〜」
🧡「2人もうゴールインしちゃうんちゃう?」
💛「しちゃおっかなぁ〜 笑」
💜「……えっ、と」
ああ、もうあからさますぎる。
普段はこんな話なんてしない。
“結婚” “付き合う”なんて言葉はタブーだから。
本当に知っているんだ、こいつらは。
だとしても、俺らの関係知っててなんでこんな話してんの?
なんのために?
騙してたことへの復讐か。
それとも、ただからかうのが楽しくてしているのか。
無性に腹が立つ。
こんなことされても何も面白くない。
この気持ちは、みんなからしたらただの逆ギレにしかならないんだろうけど。
俺が悪いのはわかってるのに、大切で信じてる人達だからこそ怒りが収まらない。
💙「…あのさ、その話してて楽しい?」
思ったより低い声が出てしまった。
俺の言葉で楽屋の中が一気に静まる。
🧡「…どうしたん、?」
💙「わかってんだろ」
💚「……なんのこと?」
💜「翔太…?」
💙「いいや」
💙「辰哉帰ろ。」
💜「え、た、辰哉って…あ、俺も翔太って…」
💙「もういいんだよ。」
💙「今日は帰ろう」
辰哉はこの状況に困惑している。
当たり前。
自分達の関係が知られていることも知らない。
💛「……翔太、ふっか。」
💛「今日話があるんだけど…」
💙「こんなことされて話せるやつがどこにいんだよ」
💛「……」
💛「別に悪い話では無いんだけど…」
💙「だからなんだよ」
💙「無理。やり方間違ってると思うけど?」
💙「まず俺らをどうするかちゃんと話してくれたらよかったのに」
💙「からかってるのそんなに楽しかった?」
💛「…じゃあ、ふっか」
💛「話聞いて欲しいから残ってほしい」
💜「…なんだか、わかんないけど」
💜「翔太が傷付けられてるから、俺は帰ろう…かなぁ…」
💙「……辰哉、」
💜「翔太…帰ろっか」
❤️「逃げるの?」
💙「は?」
💜「翔太、帰るんでしょ?」
💜「……ごめんね、舘さん。みんな」
俺達はそのまま家に帰った。
帰り道、辰哉は何も喋らず、俺の手を握っていた。
…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ
——-❁ ❁ ❁——-
あらら〜な展開になってきてますが‼️‼️‼️
ぜひ続きをお待ちください🙏🏻🔥