em視点
スタスタと少し早めに歩く
早く貴方に会いたい誰よりも早く
早く貴方の胸で泣きたい
(em)(また貴方からの愛してるが聞きたい)
なんで、貴方は前世先に死んでしまったの?
私は…..俺は良くおぼえとる
貴方が敵の巨大機械兵に殺されるのを
あまりにも悲惨だった……
機械兵は普通禁止されていた…。だけど敵国は卑怯だった
間に合わなかった….あなたは自分より味方を優先した
私が駆けつけた時には
もう、そこは血の海で血まみれの貴方が横たわっていた
下半身が悲惨なことになっていた
目のやりようがないような
駆けつけたときにはもう虫の息で…..
(em)(う”ッ…..思い出しているだけなのに….)
emさん、ごめんな…..こんなんになってもうて….
emさんは幸せになってや……。愛してるで…..
いやや”ッ!!起きてくださいッ!zmさん…..!
”“zmさん、お願いだから….置いていかんといて
貴方が最後に言った愛してるのあとに
もう、虫の息も消えていた
本当にあの表に載っていた名前が貴方なのだったら
最初に再会した時には謝りたかった
弱くってごめん
助けてあげられなくってごめん
迷惑ばかりかけてごめん
何もしてあげらなくってごめん
最後に愛してるって伝えられなくってごめん
遺言を通りに、幸せになれなかった……
zmさんのいない人生なんてなんの価値も私にとってはなかった
でも…..それでも…..あんな死に方してごめんなさい
前世の自分はあまりにも報われなかった
両親を殺された
弟も殺された
仲間もどんどん死んでいって
挙げ句の果てには恋人も殺された
神様は最低だと何度思ったことか
そんなことを考えているうちにクラスの前についてしまった
(em)(入るのなんだか、怖いな…)
凄く緊張しているのがわかった手は少し震えている
大丈夫、大丈夫だ
できるちゃんと普通に接するように….
向こうは憶えているか分からないのだから
よし……
ガラガラ
クラスを見回す
そして…….
(em)ッ!!!
ずっと待ち望んでいた横顔が目に入った
ああ、綺麗だ
長い前髪からチラつくペリドットの瞳が
首辺りまであるサラサラの茶髪が
一段と目立つ美しい顔立ちが
何もかもが綺麗で何年ぶりに貴方を見ただろうか
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zm視点
(zm)…….⁉
嘘だ,こんなHappyEndでいいのだろうか?
すぐにいますぐに抱きしめたいのに優しくキスしたいのに
あまりの事に体が動かない
彼は俺のことを憶えているやろか?
(zm)……..ッッ!(あ、目が)
目が合った
相変わらず誰もが見惚れてしまいそうな綺麗な白い瞳だ
気づくと俺はスッと立ち上がっていた
周りに他の人が沢山いたはずなのに
たった2人きりの世界みたいや
一歩ずつemに歩み寄る
あと一歩だあともう一歩”
それと同時にemはなにか言おうと口を開いた
だけど、先に言わせてや
(zm)emさんッ!”
我慢できず、その場でemを抱きしめる
もう、記憶が俺しかないという不安消えていた
彼は弱い力だけど愛くるしそうに俺を抱きしめ返してくれた
まるで、自分も憶えているよと言うように
(em)ぞ、zmさん”……よかった….((ポロポロ
抱きしめ合っている俺らを見て周りのクラスにいた人が
不思議そうに見ている。まあ、仕方ないだろう邪魔されたくないし、場所を変えよう
俺はemの手を引き人の居ない階段の裏に行った
emさんは何も言わずについてきてくれた
ついてから力いっぱい抱きしめる
(em)ああ”、よかった憶えていてくれて本当に……((ポロポロ
(zm)emさん”!会えてホンマに良かった((ポロ
(em)zmさん”、本当にごめんなさい”何もあの時できなくって….ッ!((ポロポロポロ
(zm)謝らんといて、emさん….俺こそ先に死んでもうてごめん”ッ((ポロ、ギュウ
滅多に泣くことのなかった俺でも涙が溢れた
emさん謝らんといて、emさんは何も悪ない
でも、もう大丈夫や
俺等はまた会えたんや
こんなに幸せなことがあるのだろうか
俺はemにあの頃のようにキスをした
チュッ
(zm)ん……..((チュウッ
(em)んん”、フッ//((チュウ、ポロポロ
長くお互いの存在を示すようなキスをする
何も変わらない昔から、この感覚も
emさんは涙を流しながらも俺のキスに応えるように首に腕を回す
俺はemの頭を支えながら自分に引き寄せる
前世と何一つ変わらないキス。
でも今までで一番幸せなキスだ
(zm)…….プハッ…..
(em)プハッハーハー……((ポロ
(zm)emさん、突然ごめんな…..愛してるで((ギュッ
(em)私も貴方のことをずっと愛してます((ポロポロ
(zm)今世も俺と恋人になってくれますか?
(em)…….貴方って人は本当に///….((ポロポロ
(em)はい,もちろんです….!((ポロポロッギュウ
(zm)良かった”!大好きやで♡愛してる….ッ!
未だに俺の胸で感動の涙を流すemの頬をそっと撫でる
emは俺の胸にまた顔をそっと埋める
きっとたった、数分の出来事だ
だけど俺等には世界一幸せな瞬間だった
俺は前世のemと再会して、また愛を伝えられた
(zm)(愛してるで一生、今度こそ守る。俺の_em_)
続く
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*裏話*
・zmとemさんだとzmの方が少し身長が高いです
なので、お互い抱きしめ合う時は
少しemさんが背伸びします
・ちなみにこの後クラスに戻ったときに周りから
少し見られましたが、
周りはなにか察したのか変な目ではみませんでした
・2人は早速その日に一緒に帰る約束をしたそうです
コメント
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ストーリーが素敵すぎます!✨✨ 続きも楽しみです🥰