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━「んね!」
「君ひとり?」
⋯「だれ…?」
━「俺は天乃絵斗!」
「君は?」
⋯「ぼくは…璃羅」
┈「おーい!ぺんちゃん!」
「ひとりでどっか行くなって!」
絵斗「らだお!ごめん!」
らだお「ん?その子どしたの?」
絵斗「ひとりなんだって」
らだお「じゃあ俺らと遊ぶ?」
璃羅「いいの?」
絵斗「いいじゃん!さんせー!」
らだお「ほら行こーぜ」
絵斗「ほら!璃羅おいで!」
璃羅「…うん!」
璃羅「なんてことあったね」
「覚えてる?覚えてないか…らだお」
らだお「ァ?」
璃羅「また3人揃って遊んでさ笑い合えるって思ってたのに」
らだお「なにをお前はグチグチと?」
「オレは帰れって言ったよなァ!?」
璃羅「乗っ取ってるやつらだおを返せよ」
「僕の世界にはらだおと絵斗が居ればいいんだよ」
「…何が子供がだよ」
「そのせいで絵斗は切られてんだよ」
「犠牲になったんだよ…」
「らだおもだよ助けようとして自分を捧げて」
「おかしいよ…笑」
「もう疲れたよ」
「らだおも絵斗も戻ってこないなら」
「いる意味なんてねぇんだよ!!」
「早く殺せよ…解放…してくれよ」
らだお「なんだァ?お前殺されたいのかァ?」
璃羅「殺されたい…か」
「あーそうだな」
「殺してくれるなら殺してくれ」
鬱「探偵さん!」
璃羅「生きてたんだ」
鬱「死ぬなんてダメっすよ!」
璃羅「なんで?何がいけないの」
鬱「刑事さんが悲しむっすよ!」
璃羅「居ないのに…?笑」
「そもそも僕は子供なんて嫌いだ」
「お前らを守らなかったら絵斗は生きてたんだよ」
「なんで…お前らのためなんかに死んだんだよ…」
「生きてなきゃ意味ねぇんだよ…!!」
「ほら鬼殺せ」
「はやく」
らだお「…」
ザシュ
璃羅「今行くよ絵斗らだお…」
ー「…!」
「…ら!」
誰だろう
聞きなれた声がする懐かしい
優しくて包み込んでくれる声…
ー「璃羅!!」
璃羅「ハッ‼」
絵斗「よかった!璃羅…」
璃羅「絵斗…?」
絵斗「そうだよ絵斗」
璃羅「ここはどこなの?」
絵斗「んーなんて言ったらいいんだろうな」
「あの世…かな?」
「…てか!」
「なんでここ来たの!」
璃羅「らだおも絵斗もいなくなっちゃったから 」
「あそこにいる意味なんてなかったし」
絵斗「…ハァー」
怒られる?
絵斗「ほんと璃羅は俺らのことが大好きなんだな」
璃羅「怒らない…の…?」
絵斗「ほんとは怒りたい」
「なんで来たって」
「でも俺も璃羅に会えなくて嫌だったし」
「璃羅昔から怒られるの嫌だったもんね」
らだ男「おーい絵斗ーって」
「璃羅!」
「おま!なんでこっちきたんだよ!」
璃羅「…ごめんなさい」
「でもひとりが嫌で…」
らだ男「…ハァ」
「そんなことだと思ったけどさ…」
「ごめんな怒って」
璃羅「僕が悪いから…ごめんなさい」
絵斗「暗い暗い!!」
「この場でくらい笑ってくれないかな?あんたら」