海月 様 への コンテスト。
#君に 捧げる 鎮魂歌。
レクイエムを 奏でたのは、
君のためじゃないんだよ。
こんな俺で ごめんな。
「ふぁぁ、、大学 行かなきゃ ~、、」
潔 世一、大学2年生。
将来は、留学も考えている。
「母さんのお見舞い いこ。」
お母さんは、有名な学者だったけど、
死んでしまった。
お母さんとの写真を眺めた。
俺は、俺は。。
「ぁ、あの人たち、、」
なんだあのイケメン。
と 思っていたら、
あいつらは墓地のある方へ歩いていく。
なんだなんだと、
興味がわいた。
「、、なんか、みたことある、かも。」
気のせいだ。
、。多分、なんて、
大体信用できないのになぁ。
「!?、あそこ、母さんの墓、、っ!?」
「、、すいませんでした。」
、、ぁ ~、
そゆこと。
あいつらは、、きっと、あの時の。
いつだったか。
母さんが、 しんどそうにしてた時期がある。
「大丈夫?」
って きいたって 、
母さん なんも答えなくて。
そう、あの時してた 研究が、
ある男児の、病気の解明だった、、
そう、名前は。、
『鎮魂華』
最後の 華。
これが、由来だったはず。
そっか。
あの時の、男児が、
この二人のうち、
背が低い方だ。
「ぁ、、」
ぁ、そっか。
思い出した。
俺、あの二人と 約束してた。
「ごめんねっ、、俺たちのせいでっ、、」
「、、いいよ。別に。」
「でも、、っ!」
「その代わり。。○○して。」
あれ、俺、あいつらになんて言ったっけ、?
あれからもう10年とか 経つけど。
あいつらも、忘れてるだろうなぁ、
俺との約束なんて。
(ぉ、、い、)
ぅぅ、思い出せない、、
「おい、!」
うわっ、びっくりしたぁっ、
「お前、さっきからぼーっとしてたぞ。」
「ぁ、あぁ、ごめんなっ、」
「はぁ、、久しぶり、」
「、え??」
呆れたように、言われた。
酷くね??
「冴と、」
「りん。。」
「覚えてねぇか??」
、、どうしよっかな。
ここは。
「えぇと、、だれ、?」
「っ、、!?」
ぁ ~ぁ。
傷ついてる。
でもまぁ、仕方ないよな。
だって、約束忘れたなんて、
言えないし。
嘘、嫌いだから。
「、、おい、クソ潔。」
「はっ、!? 久々の再会で、それはなくねっ、!?」
「やっぱ再会ってことは、覚えてんじゃねーか、」
ぁ ~、やっべ。
墓穴掘ったぁ ~、、
「ってことは。約束も忘れてね ~よなぁ??」
ぎくぎくっっ!
「えっとぉ、、」
『よし、連行。』
二人に、両手を掴まれて、
墓地を後にする。
、、いや、忘れてねーし。
ずっと、、
来てたし。
お前らのために。
毎週のように。
海外渡航だって、
考えてたんだからな。
「じゃあ、約束して。」
「ぇ、、?何を?」
「将来、未来永劫。俺のために生きて。」
身勝手な願いだったけど。
「でも、俺たち、海外いくんだけど、、」
「じゃあ、戻ってきたら!!ずっと一緒にいてっ、」
でも、君たちに会うために、
毎週墓地に行ってた。
海外へ留学しようとした。
でも。
今。君たちは隣にいて。
母さんのことは、仕方ないと思う。
ただ、俺のこの恋は、
仕方ないで 終われない。
病室にいた二人と、初めて遭った時から。
俺は、、君たちが。
「冴、凛。、約束、守ってくれて、ありがと。
、、もう、墓地には 行かないかも。」
母さん。
こんな、親不孝な、 息子。
許してくれますか?
絶対、幸せになるから。
みててください。
「、、ばーか、俺らだって、最低だし。」
この二人も、俺と同じ思いで、
墓地に来てたのは、内緒。
#君のための 鎮魂歌。
end。
コメント
1件
え、大好き💕💕