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あれからしばらく経ったあと
渚桜)あっつ…疲れたぁ〜
木虎)け、結局同点…暑い……
遥)お疲れ様、荒船さんが飲み物買ってきてくれたよ
渚桜)ほんと!?
荒船)あぁ、スポドリとお茶とジュースがあったが全部スポドリだ
荒船が一人一人にスポドリを投げ渡す
渚桜)ありがと〜笑
荒船)おつかれ笑
ゴクッゴクッ……と、勢いよく全員が飲む
渚桜)ん…日焼けしちゃいそ笑
栞)だね〜笑日焼け止め塗ったとはいえ焼けそうだよね笑
渚桜)ほんとほんと!海でも入ろうかしら…
連)それもそうね笑
結局バレーやってた人達は海で体を冷やし……
夜
渚桜)おー…すっかりきれいな星空だね〜
近くにあるボーダー所属の温泉に寄って体を洗ってから皆さんで浴衣に着替え現在はお祭りを満喫中
小南)そうね〜ここのお祭りってどうやら花火が上がるらしいわよ
渚桜)海辺で花火かぁ…
??)そんなところでプロポーズされてみたーい…ですか?
渚桜)うにゃ!?
小南ちゃんと話していたら後ろから突然声を掛けられ後ろを振り向くとそこには浴衣に着替えた全員が居た
渚桜)ばっか!///そんな事考えてるわけないでしょ!
烏丸)あれ、違うんですか?
渚桜)た、たしかに嬉しいけど…ま、まだ早いじゃん!
迅)ま、だ?
渚桜)あ”……
駿)嬉しいな〜結婚したいって思ってくれてたんだ!
渚桜)ちがっ、ちょ、小南!助けて!
小南逃走
渚桜)こなみぃー!!!!
他に助け舟はいないかと周りを見るが玲ちゃん達はいつの間にかいなくなっていた
渚桜)ほ、ほら!まだ色々歳じゃないしさ!ね!
駿)この中で一番年下の俺が卒業してるよ?
渚桜)えーっと…ほら、でも結婚できる年じゃないからさ
駿)婚約指輪位は…
渚桜)校則があるでしょうが
駿)そっかぁ…
渚桜)ほ、ほら!お祭り回ろうよ!未来の話を今してても仕方ないしさ!
話してても無駄だと思ったので今はお祭りを楽しもうと言えばそれもそっか、と納得してお祭りを回り始めた
渚桜)!!りんご飴だ!
スタスタ〜と、屋台に行けば二本買ってペロッと平らげる
迅)よく食べるな…
渚桜)ん〜…次はね〜!!わたあめだ!
駿)俺も〜!
こうして色々回っていた時
渚桜)あれ…←迷子
いつの間にか迷子になっていた人です
渚桜)……(やばーい笑オワタ笑)
とりあえずスマホを取り出して「すまん……はぐれた…」と一声かければ「近くの屋台はどこ?」「無事か?」「怪我してない?」と直ぐに反応が来た
渚桜)oh……
取り敢えず見晴らしのいい所に行って近くの屋台を教える
渚桜)まぁ…とりあえずはこれでいっかぁ…
近くのベンチに座ってスマホを暫く弄り始める
しばらく弄っていた頃肩をトントンと叩かれ「お姉さん可愛いね〜」なんて聞こえすみっちゃんかな〜っと思ってにっこにこの笑顔で叩かれた方を見ると……
渚桜)……んでお前が居るんだよ
目の前にはとってもいい笑顔の「クソ野郎(元彼)」がいた
元彼)やっぱり渚桜ちゃんだった!元気?ここに住んでるの?
なんて言いながら隣に座ってきて私の肩を抱いた
渚桜)何してんの
元彼)ナンパ♥
渚桜)……
元彼は私の身なりを見て「もしかしていい人に拾って貰えたの?あ!もしかしてあのおじさん!?」と、私をブチ切れさせるつもりなのかそんな事を言ってくる
渚桜)あははぁ……( *´˘`*ꐦ)
内心イライラしながら愛想笑いしながら質問をのらりくらりと躱していると突然元彼が私の腕を掴んで「今の彼氏なんか捨てて俺とバックレようぜ!」ととち狂った事を言ってきた
渚桜)……はぁ?💢
しょーじきイラッときたよね
元彼)だってあんなジジィの彼女なんて満足出来ねぇだろ?
と、言いながら顔を近づけて来た
渚桜)誰があんたの元なんかに戻るか!どーせアレだろ体のいい女捕まんなくてちょっと前から私の事探してたんだろ!
腕を振り払って距離をとる
元彼)んなわけねぇだろ笑俺はお前が恋しいんだよ、な?お前の飯また食いてぇんだよ
と、ジリジリと近付いてくる
渚桜)あんたに作る飯なんかねぇわ!てめぇに作ってた材料費全部寄越せ!
元彼)冷てェこと言うなよォ
笑いながらジリジリと近づいてくる……周りは人だらけ逃げようと思っても全く逃げれない状況
渚桜)お前どんだけ頭ハッピーセットなんだよ精神科行けよ
元彼)元カノに近づいて悪いかよ〜
汚い笑顔でこちらに近付いてくる…逃げようにも下駄でこの人混み……転けて終わりか捕まって終わりか…どうしようかと考えていた時……
??)渚桜!
と、私のことを支えていた人達の声が聞こえた
渚桜)!!菊ちゃん!
声を出して呼べば直ぐに彼等は来てくれる
そっと優しく私を最初に抱きしめたのは菊ちゃんだった
菊地原)渚桜こいつ誰?
渚桜)頭ハッピーセット!
菊地原)つまりは?
渚桜)元彼
菊地原)ふーん……
元彼は「誰だよテメェら俺はそいつに用があんだよ引っ込め!」と文句を言っていたがカゲが一言
カゲ)こいつは俺達のもんだ失せろ
と冷たく言い放てば蜘蛛の子を散らすように逃げていった
渚桜)良かったー!菊ちゃんなら気付いてくれるの知ってたよ!
菊地原)はぁ……もう危ないから離れたらだめ
こつんっと頭を優しく叩かれた
渚桜)ごめんね、心配かけちゃったね
1番怒っていたカゲや三輪、ヒュースの頭を優しく撫でる
三輪)はぁ…お前はどれだけ俺たちに迷惑を掛けたらいいんだ
渚桜)ごめんね、甘いのにつられちゃった
カゲ)お前はァ……
3人にはぁ…と、ため息をついた
渚桜)エヘヘほら!もっとお祭り楽しも!
全員に笑って誘うと軽く返事を返してくれてた