TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

天野夜空あまのよぞらには好きピがいる。


彼女の名前は清水凪咲しみずなぎさ。肩につくくらいのボブに、不思議な魅力のある目、頭も良くて、ちっちゃくて、可愛くて、少し運動できなくて、誰にでも平等に優しくて、笑った顔が、動きが、声が、すべて完璧な人。私の、大好きな人。


何度か告白して、何度も振られた。

「女同士なんて、恥ずかしいよ。」

だって。それでも、私は凪咲が好きだった。


理由は薄っぺらい。好きになったから好き。完璧だから好き。好みだから好き。それで十分でしょ?


恋をしてから半年間、私は好きピを好きでい続けた。そして、これからも、死ぬまで、永遠に、好きでい続けて、私達は幸せになるんだ。だからまだ今は、好きピとの関係を築いていく事が1番なのだ。



朝、「清水凪咲は死んだ」と知った。夢だと思った。私の皮を被った、いや、私が皮の部分で、知らない人が私で、目が二重で…生きた心地がしなかった。死んだ好きピ。薬を飲んで、長い髪をとかすだけして学校に行くことにした。



頭に水をつけて乾燥させられていたけど、どうでもよかった。恐怖なんて、もうバグったように層になったから。


教室につくと、多くの人だかりがあった。どうやら最後の方に到着したらしい。いつもの場所を眺めようとした時、


好きピがいた。


凪咲が、そこにはいた。

交通事故で死んだ彼女は、生きていた。


「………はぁ…???」


何事もなかったかのように、彼女は私の存在に気付き、笑う。


「おはよ〜」


周りの人をほっておいて、好きピは私に近づいた。


「どうしたの?暗くない?」


「え、いや……別に…」


もし、だ。もし、これが夢だとして、彼女を知ろうとしたら、、彼女は消えてしまうかもしれない。彼女に触れたら、彼女は、煙になってふわりと消えてしまうかもしれない。…なら、今はこの夢に、永遠に浸っていたい。そのまま溺れたって、願望だ。


「今日はあまりセットしてないんだね!時間なかったの?うふふ、それでも可愛いね!」


「え?そ、そうかな」


「どんな姿でも、夜空は可愛いよ!」


「うん」


好きピは…そんなこと言わない人だ。

凪咲は、もっとおしとやかで、清楚で、たまに出る褒め言葉が嬉しくて、高嶺の花のような人間で、

つまり、これは


「好きだなぁ」


好きピではない。誰かである。



好き。今日でその言葉を何度聞いただろうか。

何かあっては好き。何もなくても好き。

昨日まで一度も聞いたことがない言葉。

昨日まで、一度は聞きたかった言葉。

一歩、右足をあげて、そのまま、泥へ。泥は、空に落ちて、次は、私が、私の番、だっ、た。

好きピの輪郭がバグる前に、私が。

私が、バグる前に、好きピは。

ハサミは何処だ。カッターは何処だ。

洗い物、このまま、あのまま、止められなかったら。私は、私は私は私は私は私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私は。

ガラスはコップを落ちていたの。


死ね


死ね


死ね


死ね


死ね


死ね


死ね



死にたい


放課後になり、帰ることにした。

何事もない、他愛のない会話、嘘だけど。

一緒に帰った、記憶が、蘇る、思い出す。

つい昨日のことだからだろう。鮮明に思い出せる。

当たり前だ。昨日のことなのだから。

そう。昨日以外はない。

好きピと道の別れる直前、聞いてみることにした。

どうして、なんで凪咲は生きてるの?

なんで私に優しいの?

なんでお別れなの?

明日は?

明日もまた君に会えるよね?

私は無駄にされてないよね?

死んだんじゃないの

なんでなの、なんで君は生きてるの

朝にした手持ち花火。 と、バケツ。

凪咲は一瞬表情が止まって、好きピは息を呑んだ。


「好きです。」


驚いた。何度も聴いたけど、とてもびっくりした。

きっと私は、目と口を大きくあけているのだろう。


「………ごめんねぇ…死んじゃったから、伝えれなかった言葉なの。ほんとはこうしたかったの、もっと、もっと早く言えば良かった。こんなに後悔する前に言えば良かった。ごめんねえ、ごめんねえ……私は夜空が大好きだよお、大好きで大好きで大好きなんだよお、」


抱きつく好きピは異変に変化して逆さまに逆転して笑いたなが泣いたいてしていた。察した観察を食べたや周った浮いていた手の爪が間で鱗さえ取れた動きいていなだら私とだれかとだれかとだれかとけっこんがしたへけしてけしてけしてけしていやだいゃだいやだもどってもどってもどれどれもどれどれどれもみないでみないでみないでみないでみないであああああああああいああああうれしい!!!うれしいなぁうれしいうれしい、う!しなぁあああああああどうおもう?どうしよう!わらっちゃうよねちょきちょきわらわらきれいだなああかいけどなにもわらかないけどしんでるけどなにかんがえてるんだっけなぁあぁやっほーやっほーみぎからひだりへあーもどってーいかないでーなんちゃってねーとんだままでいいじゃないか!!あーなにいってんだまあいいやなにかんがえてたってどうせおまえらにはりかいできないそこのかんがえにまずおまえらはたどりつかないよゆーですねきょうのかだいはんー、?なまぐさいくないかったですじゃなかっているとこだましてたくなりそうよねー?あしいたいなあなんでだろう。あー、あーーー、あーあー、あーーーーーーー、あーーーーーーーーーーー、あーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー、あーーーーーーーーーーーーー、あーーーーーーーーー、あーあー好きピは凪咲は凪咲は凪咲は凪咲は、それと私は、泣いていた。

さよなら



…あれ、そう言えば、凪咲って、この帰り道だっけ、



うずくまっている。小さくなった凪咲の欠片を抱きしめながら。

腐敗し始めた凪咲に凪咲には似合わないハエがよってきてうるさい。


何のうのうと生きてんだ


目が覚めた。短い髪の毛で前が隠れていた。

ああ、夢だったのか

あぁ…私が殺したのか。


私は薬を飲んだ

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚