俺、前川真は自分を理解できていない
自分とは誰か、自分は何なのか
答えは、まだ出てこない
だから、俺は「俺」という人格で生きていく
だが、この人格は、本当の俺ではない
今をやり過ごすにはこれが一番なんだ
そう、、、「俺」の人格とは
無口ではあるが、考えはあり、規則や法律、
つまり、社会的制約を遵守する
それが、「俺」
中学2年生である俺はほぼ毎日、本を読み
知識を蓄えて、、、などいない
俺は別に好きで本を読んでいるのではない
今という瞬間をやり過ごすために読んでいる
クラスメイト?話しかけるつもりもない
無論、話しかけられたら、相応の返事はする
だが、基本黙り込み
口を開くのは、食事と話しかけられた時だけだ
俺はクールを装い、平穏に、静かにしていたい
、、、のだが、
「まーた1人で本読んでるw」
、、、うざったい人間に絡まれたのだ
こいつは、鬼本聖太 俗に言う「不良」だ
「お前友達いねぇのか?」
毎度毎度、鬱陶しい、、、俺は無視を決めた
すると、、、
「無視してんじゃねぇ!!」
胸ぐらを掴まれて、壁に押し付けられた
「ぐっ、、、!」
壁と鬼本で肋骨を圧迫させられ思わず声が出た
「このまま窓から落とそうぜ?」
俺はその時、思考停止した
窓から落とす、、、?ここ3階だぞ?
見るからに、10メートルはあった、、、
そして、持ち上げられた、、、
(やべぇ、ここで俺の人生終わりかよ、、!)
だが、その時に近くにいた同級生が落ちない
ように背中に手を回してくれていた
そう、間一髪落ちなかったのだ
俺は鬼本の首を押さえつけた、頭を上げられ
ないように
だが、鬼本の力は只者では無かった
鬼本は暴れ、俺は廊下に叩き落とされたのだ
そこから、蹴りやパンチを喰らいながらも、
俺は逃げた 反撃もせずに
俺口の中の肉を切ってしまったようで、血が
出てきた
俺は、そのまま保健室へと逃げ込んだ、、、
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!