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※スマイルさんが女装している
ヤル手前まで
「」がsmで、『』がnk
sm視点
俺は可愛くなりたかった。
ゴスロリや地雷だって好きだし、勿論ピンクなどの可愛いを象徴する色も好きだ。
でも、俺は顔にあってる服などはかっこいい系が多く、貰う服もかっこいい服のほうが多かった。
そのイメージを壊さないように、とあまりこの服達を着ていなかった。
自分の部屋で可愛い服達を見ていると突然Nakamuが入ってきた。
『スマイルー…?』
『え、何この服。』
「な、なんで勝手に入ってきてんだよ!」
『いや、ちょっと相談したいことがあって…というか、この服達何?!』
「いや、なんというか…うん。」
『ふーん、スマイルってこういう服とか好きなんだ…』
Nakamuはそう言うと、俺が見ていた服たちに触れ始めた。
「ち、ちが!というか、触るな!」
『違うなら、別に触ってもよくない?』
出来れば触らず、綺麗な状態で残しておきたがったが、今のこの状況ではむずいだろう。
「う、うん。」
『ねぇ、スマイルこのこと他の人にバラされたくないよね?』
「…当たり前だろ。」
『あ、認めた。』
認めるというか言われたくないだろ、こんなこと。
『まぁーバラされたくないなら俺の言う事聞いてよ!』
「はぁー!そんなんおかしいだろ!」
こいつが勝手に入ってきたことが悪いのに俺に罰が下るのおかしいだろ。
『ふーん?じゃあ、みんなに言ってもいいの?』
『スマイルが可愛くなりたくてこんな服集めてること。』
「な、なんで理由も知ってるんだよ…」
『そんなんただの感だよw』
『で、どうするの?俺の言う事聞く?』
「聞かないなんて道ねぇだろ」
『…うん!』
Nakamuは俺の秘密を知った時には物凄い笑顔だった。
まるで新しいおもちゃを手に入れた子供みたいに…。
「…で?相談ってなんだよ。」
『あ!それならもういいや。』
『じゃあ、またね。スマイル。』
そう言うと、Nakamuは俺の部屋から出ていった。
…なんだったんだあいつは。
あんなことが起きた翌日からnkは俺にたくさんのお願いという名の命令をしてきた。
例えば、
『スマイルーコンビニでケーキ買ってきてー。』
とか、
『うーん…スマイルー!編集手伝ってよー。』
とか、偶には
『ねぇ、スマイル俺にキスしてみてよ。』
と、こんな感じでセクハラまがいなことをしてくる。
その度に抵抗しようとしたが、みんなが居るところで言ってきたりし、そして抵抗する度に耳元で
『ねぇ、いいの?あのこと言うよ?』
と言ってきたりして、なにも出来なかった。
流石に俺もやられっぱなしは気に食わないので、この可愛い服のどれかを着てNakamuに色仕掛けまがいなことをすることにした。
服はゴスロリは動きにくいので、地雷服で決まった。
もうNakamuからの俺へのイメージ崩れてもなんでも良い。
…着てみたけど、身長も相まって可愛くはないけど…綺麗めな女性には見えるか?
今日はみんな出かけてるし、nkは1人で買い物らしいからナンパでもなんでもすれば良いだろ…
これで俺だってバレなければあいつの尊厳くらい削れるか。
そんな思いでnkが買い物してるショッピングモール来たけど、流石にこんなけデカイと流石に見つからないか…
…見つけた。
あんなにパンダのパーカーって目立つんだな…
流石にこの声ならバレるから声変えるか。
「あの!そこのパンダパーカー着てるお兄さん!」
『ん?俺のことですか?』
『そうですそうです!!』
「もし宜しければなんですけど…一緒に遊びませんか?」
『…いいですよ!』
『1人で暇だったんでw』
俺がsmだってバレてないみたいだ。
あのnkが騙されてるの見ると滑稽だわ。
『お名前なんて言うんですか?』
『俺、Nakamuって言います。』
『お好きな呼び方で良いですよ。』
マシンガントークかよ。
やばい偽名決めてなかった。
まぁ、シンプルにsmileをローマ字読みしたやつでいいか。
「お、私はすみれって言います!」
「ナカムさんで良いですか?」
『良いですよ。』
『俺はすみれさんって呼びますね。』
『それにしても綺麗な名前ですね!』
「あ、ありがとうございます。」
あぶねー俺って言いそうになった…
てか、こいつってこんなにギザっぽかったっけ?まぁ、いいか。
俺はNakamuを騙すだけだし…
『どこか行きたいとことかありますか?』
「いや…特には…」
『誘ってきたわりにはないんですねw』
『俺、ゲーセンとか好きなんで一緒に行きません?』
「良いですね!」
「そうしましょうか!」
俺から誘ったわりに決めてなかったが、nkが決めてくれたから良かったと安心した。
ゲーセンについてクレーンゲームを見ていると、目に惹かれたものがあった。
それを見ていると、
『あれ?すみれさんどうしたんですか?』
と、声を掛けられた。
「え、いや…」
『もしかして、すみれさんこの狼のぬいぐるみ欲しいんですか?』
「欲しいんですけど、私クレーンゲームあんまりやったことないんで…」
『ふーん』
と話していたら、いきなりnkがその台にお金を入れてやり始めた。
なんだこいつも欲しかったのか、と思って見ていると、10回もしないうちに取れていた。
お前上手いな…と思ったが、それを言い換えて言う前にnkが、
『はい!欲しかったんでしょ?』
と、狼のぬいぐるみを渡してきた。
なんだこいつ優しいところあるな。
女にはこんな感じなのか。
…俺にはしてくれないのに。
うん?なんでこんなこと思ったんだ?
まぁ、それは置いといてお礼を言うか。
「あ、ありがとうございます!」
「かかったお金渡しますね。」
「合計で何円かかりました?」
『いやw俺が勝手に取って渡しただけだから、いらないですよ。』
『それを大切に持ってくれてたらいいですよ。』
やっぱり、こいつ俺のこと完全に女だと思って惚れさせてきてんのか?
メンバーでプラス男なのに気付けないんだな。
こいつ。
それからも、買い物とかして時間が過ぎていった。
正体言えてないけど、騙されてるところ見れたし言わなくて良いかと考えていた。
もう空が暗くなってきた時に解散しようとしたが、突然Nakamuが
『あの!ホテルとか…行きません?』
『俺、すみれさんのことタイプなんですよ。』
『別に無理だったら大丈夫なんですけど…』
こんなにいいタイミングがあってたまるか。
これでNakamuのタイプの人が俺だった時の絶望している顔が見れる。
俺は勿論、
「…いいですよ。」
「私もタイプだったから最初声掛けましたし。」
『良かった…じゃあ、俺がよく行くとこ行きます?』
「え、あ、はい!」
Nakamuってよくホテル行くのか。
そこまで女遊び激しかったか?女遊びしてるイメージもないんだが…
まぁ、最初の目的も果たせるし俺的にはいいか。
ホテルに着いたが、ちゃんとしてるラブホっぽくNakamuは慣れているようで全部手続きなど1人でやってくれた。
本当に慣れてんのか…俺にセクハラしてる意味なくないか?
本当にNakamuの考えてることは分からないな…と思いつつ、今は俺が風呂に入り終わった後で、今はあいつが入ってるので待っている。
なんで俺がバレずに風呂に入れたかと言うと髪はウィッグなので取って、体型はゴツくないからバレなかった。
ウィッグが少しでも濡れてなかったら違和感があったが、少し濡らしてドライヤーして音を出したらバレなかった。
そんなことを考えてるうちにNakamuが風呂から出てきた。
『じゃあ、早速やりましょうか。』
『すみれさんじゃなくて、スマイル?』
…はぁ?なんでNakamuが知ってんだ?
「え?私はすみれですけど…」
『嘘つかないでいいよ。』
『俺がスマイルのこと分からないわけないでしょ。』
「…」
『にしても、スマイル可愛いね。』
『ウィッグももう外せば?』
『…やっぱり、スマイルはそのままでも可愛いね。』
「…俺だって分かってたならなんで言わなかったんだ?
「あと、なんで俺をここに連れてきた?」
『だってスマイル、俺を騙したかったんでしょ?』
『お望み通り騙されてあげたのに…その言い方は酷いよ〜。』
「…早く答えろよ」
『え、何を?』
「なんで俺をここに連れてきたか、だ!」
「俺は男だぞ。」
「男同士はでき 『知ってる?スマイル。』
『ヤることは男同士でも出来るんだよ。』
『よかったね!これでスマイルは可愛くなれるよ!!』
『勿論、拒否権なんてないからね? 』
俺は絶望した。
Nakamuはここまで俺を壊したかったのか。
他のアプリの相互さんが欲しがってた(?)お題で書いたものです。
「可愛くなりたいことを隠して女装してるsmとその秘密を知ったnk」というお題で書きました。
相互さんに見せたときのと変えてるので、その相互さんと書き方などは異なります。
その相互さんもテラノベで出してるので探してみてくださ〜い。