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フユめん
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#オリジナル
脚本家になりたい
10
「それでは、今からお前たちに探してもらいたい地域を伝えるサ。」
エディはそう言って、地図を取り出した。
「まずは、セシルとマグダレーナからサ。お前たちは、南方にあるサウサーン地方に向かってもらいたいサ。」
「サウサーン地方…分かりました。」
エディはこれに付け加えて、
「ちなみにだが、サウサーン地方には美女が多いっていう噂があるみたいサ。」
と笑った。
「少しでも明るい気持ちにしたいのは分かりますが…さすがに、これはどうかと思います。」
とマグダレーナはため息をついた。
「今どき、こういうのを話すのは不適かもしれないかもしれないサ。」
エディは小声で反省した。
「そして、アイザックとライナルト。お前たちは南西にあるトケア地方に向かってもらいたいのサ。」
「トケア……まだいった事がないですね。」
アイザックはそうつぶやいた。
「そして最後に、ダグラスとアルペンハイムのお嬢ちゃんには、西にあるフギシーカ地方に向かってもらいたいサ。」
「まーた私の事、アルペンハイムの娘さん呼びしたでしょ!」
「あ、あぁそれは申し訳ないサ。」
セシルはクスクス笑った。
「指揮官の間では、No.211は南方か西方に逃げたと推測しているのサ。だから、まぁ…ちょっと無謀な感じになっちまうかもしれないが、ぜひとも探してもらいたいって、ことサ。」
No.211は、南方もしくは西方にいる―
「移動手段は、何を使ってもらっても構わないサ。しかし、定期的にCOMAへの連絡は行ってもらいたいサ。」
「はい、分かりました。」
セシルははきはきと話した。
「それじゃ、今回はこれで解散って所サ。集まってくれて、本当に感謝するサ。」
ダグラス達は、エディの部屋から退出した。
「僕トケア地方に向かうって、指揮官から言われたけれども…」
アイザックはうつむきながら、
「あの地方、相当ド田舎なんだよね。小さい頃に聞いたことがあるんだ。」
マグダレーナは笑って、
「あーらかわいそう。残念だけど、私はサウサーン地方。南の地方の中では相当都会みたいね。」
「もしかして、バカにしているのかな?」
「いーや、ちょっとだけ励まそうとしただけ。」
「それにしては嫌な感じかな、マグダレーナ。」
「それくらい普通だって。」
2人がにらみ合う中、ニーナはダグラスに、
「アズウィンド。フギシーカ地方に私達は行くみたい。」
とささやいた。
「でも…どうしよう。COMAがある所から結構遠くなる感じがする…」
「そうだな。」
2人は悩んだ。
「じゃあ、アズウィンド。フギシーカ地方の近くまでなんとか交通機関とか使って…厳しくなったら、歩こう。」
「あぁ。」
「私が聞いた話だと…フギシーカ地方はあまりアクセスが良くないみたい。それだから、途中から歩く必要がある。」
「なかなか大変そうですね…」
「でも、きっとうまくいく。そうだよね、アズウィンド?」
ダグラスは小さくうなずく。
「まずは、西に向かうモノレールを探そう。そこから色々、フギシーカ地方へ向かうルートを考えよう。」
「あぁ。」
そして、2人はひとまず先に、歩んだ。
コメント
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探索チームが各地に分かれて動き出す回でしたね!エディの「美女が多い」発言にマグダレーナが的確にツッコむのが笑えたし、アイザックとの軽い言い合いも楽しかったです。でも何より気になったのはニーナとダグラス!「アズウィンド」って呼び合う距離感、すごく好きです。遠い道のりでも2人ならうまくいく気がする。次も絶対読みます!