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杏 えっ…?
あれ、私…あいつに食べられたはずだけど…
誰かいないー?
同じように叫んでみると
琴音 あっ杏!
琴音もいたんだという安心感と
さっき助けられなかった罪悪感で心臓がバクバクしてきた
琴音杏?大丈夫?
杏 琴音…さっきはほんとごめんね…
せめてもの償がしたくて琴音に謝罪する
しかし、帰ってきた言葉は意外なものだった
琴音 さっき?って何ー?
杏 え?琴音覚えてないの?
琴音 覚えてるも何もここにきたのは初めてでしょう?
やっぱり覚えてないのか…?
なんで、私だけ覚えているの?他に人はいないの?なんで、食われたはずなのに生きてるの?
疑問が多すぎる
琴音 杏ー?だいじょーぶー?
琴音の声がしてはっと目を覚ます
何はともあれここから脱出しないと
琴音大丈夫ならいいけど、早くここから出よう!さっきあっちから音がしたよ
行こ!と腕を引っ張って連れていかれそうになったので腕を引き抜く
琴音はえ?と
少し怖がった顔をしている気がする
その顔を見て、さっきのことがフラッシュバックする
杏 ごめん…でもだめなの
安易に理由を言っては危険だと判断し、ダメということだけ伝える
琴音 なんで?早く出なきゃ夜になっちゃうよ…?
杏でも、だめ本当にお願い
琴音なんで理由を教えてくれないの?私のこと信用してないんだね…
杏違うの!でも…
琴音やっぱり…私、1人で探すから
杏 待って!
私はなんとか聞いてもらえるように、お願いをする
しかし、私の思いは虚しく琴音は先にいってしまった
だが無理もない
急に変な所につれられて
しかも、道を見つけたのに行くなど言われたら腹が立っていってしまうのも無理はない
でも、でも、今度こそは琴音を助けたい
路地に行くまでには15分くらいかかるはずだからその間に琴音を止めないと
とりあえず、琴音が出る場所以外から出ないと
そういえばここの隙間の壁って意外と低いんだよね
棚みたいな高めのものがあれば登れないかな
そうこうしているうちに、路地の隙間を探しているうちに少し広めのところに出た
杏あ、棚!
思わず声を上げてしまったので、慌てて口を手で押さえる
前の時は物音だけで気づかれたから耳がいいのかもしれない
まぁ、顔いっぱいあるしなぁ、なんてしょうもないことを考えながら棚に登る
自分で言うのもなんだが意外と運動神経はいいほうなのでどんどん登っていく
杏 《出れた!》
しかし、まだ油断をしてはならない
このあと見つかってしまったら元も子もない
身を隠しながらも街の方に出ていく
何これ
現代とは違う風景に驚いた
見るからに教科書でしか見たことないような昔の感じがする
そこらへんにお店もあるが売っている服なども昔な感じがする
なんか、違う感じで少しいいななんて思いながらもどんどん進んでいく
歩いていると、血が落ちている
固まっているので少し前に八岐大蛇が通って人を食い殺していたのかもしれない
こんな中なんで冷静でいられるんだろうなんて思いながら、琴音と八岐大蛇の場所を探す
血を辿っていけば着くかもしれないという思いで着いていく
…何これ?
なんだか宝石のような目玉のようなものが複数落ちている
なんだか、キラキラしていて宝石のようなのに、どこか血の感じがしてへんな匂いもする
なのになんだか惹きつけられるような美しさがあって不思議だ
持って帰りたい気持ちを抑え急足になる
元々持っていたものはそのまま引き継がれているみたいで、ちょうど腕時計を持っていた
運がいいものだな、と思いながら時間を確認する
ここまでに7分掛かっているから、あと8分か…
時間がないから早く急がなくちゃと、焦る気持ちが積もってくる。
ぅぅ”
何か聞こえた気がして先の方を見る
あっ
八岐大蛇がいた
見つからないように後ろから少しづつ近づく
八岐大蛇との距離がだんだん縮まってきておよそ500メートルほどになった時
八岐大蛇の体がはっきりと見えてきた
近くで見ると、遠目で見た時よりも禍々しい見た目をしている
しばらく様子を伺っていると何やらこちらに向かってきているような…?
だんだんと頭が伸びてきてもうダメだ、と思った瞬間
真横のあたりに行き、ボキ、ゴキという音がする
恐怖で目を瞑っていたので何があったかはわからないが
何かあったのは確かだ
しばらくして、音がなり止んだので、身を出して何があったか確認すると
え
琴音のつけていたネックレスがおちていた
なんで?まだ時間は経ってないはず
走っても間に合わない距離なのに?
まぁ、なんでもいいか
また助けられなかった
またもとてつもない罪悪感に襲われ目の前が真っ暗になった
虚無感に恐れた私は近くにあったガラスの破片を手に取り首あたりに持っていき
くびを刺す
しばらくするとまた意識が戻った
琴音 杏大丈夫?
琴音…?
やっぱりおかしい
今回は自分で刺したはず…
やっぱりタイムループしているのか?
だとしたらむしろ都合が良い
何回でも
何十回でも
やり直して琴音を助けるんだ
琴音あんー?
杏ごめん!なんでのないよ
そう言うち、琴音はほっとしたような顔をしながら良かった!と言った