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※この作品は実在されている方を
登場人物とした nmmn作品になってます。
タグに見覚えの無い方はバック推奨です
口調がおかしかったり一人称ぐだぐだに
なったりするところもあるのでなんでも
許せる方向けです
本作は実在する人物、
団体様に一切関係ありません。
甲斐田side
甲「⋯⋯」
カットがかかってからも、
僕はその場を離れずに、
ただボーッとしていた。
なんか頭がポワポワするし、
なんだこの高揚感。
あ、ヘッドホンも付けたままだった。
向「あーアニキ、すき・・・・・・」
ヘッドホンを取る時、思わず本音が零れた。
誰にも聞こえることのない、
僕1人だけの本音。
ハハッ⋯なんか虚し⋯⋯
少しの間お世話になった
収録ブースに礼をして、出る。
するとすぐに監督が僕の元へとやってきた。
監「あ、いたいた!甲斐田くん!」
甲「ん、あ!監督、
色々お世話になりました!」
監「いやー、甲斐田くん本当に良かったよ。
なんか、妙にリアルでさ、
俺もちょっと変な気分になっちゃった。」
甲「ほんとですか?やったー!
頑張って良かったです!」
そりゃリアルだろう!
実際に出した喘ぎ声を元にやってるんだから。
でも監督に選めて貰えることが
何よりも嬉しい。
⋯今の俺の頭はアニキでいっぱいだった。
甲「監督、不破さん見ませんでした?」
監「不破くんならトイレの方に
歩いていったよ。」
甲「本当ですか!ありがとうございます!
じゃあちょっと挨拶し てきます。」
監「うん、いってらっしゃい。」
アニキの居場所も分かったし、
始まる前に言ったことについて
絶対に聞き出してやる。
監督に背を向けて歩き出そうときた時、
監督に呼び止められた。
監督が発してくれた言葉を聞いた瞬間、
鼻の奥がツン、となった。
最初はどうなる事か分からなかったけど、
頑張ってよかった。
涙が零れそうなのを我慢しながら、
監督に笑顔を見せる。
甲「本当に、僕を起用してくれて
ありがとうございました。
今回の仕事、めっちゃ難しかったけど
すごくタメになることばっかりでした。
また機会があればお願いします。」
監「うん、本当頑張ってくれてありがとう、
お疲れ様。 って、あーそろそろ時間だ⋯
またね甲斐田くん!」
甲「お疲れ様です!」
監督は笑って、手を振って帰ってった。
あ、アニキ所行かないと!
ダッシュでトイレへと向かう。
もう流石に居ないかな?
トイレへと向かってる途中で
誰かとぶつかりそうになった。
俺が前見ないで走ってたからだ⋯
甲「すみません、ケガないですか⋯
ッて アニキ!」
不「甲斐田かよ!廊下は危ねぇから走んな!」甲「ホンマごめん、でもアニキ探してた。」
不「ん?俺?なぁに?」
なんかいざ聞くとなると緊張する。
もしなんの意味もなく
緊張を解いてくれる為に言ったのだったら
どうしよう、
そんなの完全な自惚れ野郎じゃん。
不「どうした?」
ずっと黙ってる僕を不思議に思ったのか、
アニキが声を掛けてきた。
もう意を決して言うしかない⋯!
甲「あの、録音始まる前に、
僕のこと本気で好きって言ってたやつ、
あれほんと?⋯って聞きたかった、
です。」
アニキは一瞬焦ったような顔をした後に、
不「んー⋯じゃあ俺も1つ質問いい?」
甲「?いいよ。」
不「声撮り終わった時、
なんでアニキ好きって呟いた の?
めっちゃ小さい声で。」
甲「⋯ヘッ?!!アレ聞こえて、たの?!」
不「俺も終わってヘッドホン付けたまんま
ボーッとしてたら
ちっさい声で愛の告白が
聞こえたからさ」
質問を質問で返されてしまった。
しかも、僕が大好きって言ってたの
聞こえてたって⋯どうしよう。
思っても見てない状況でパニックだ。
不「どういうことか、教えて?」
いつもとは違う、甘々な声で聞いてくる。
こういう所がズルい、
アニキの声ってなんかの薬なのかもしれない。
頭の中のことがスラスラとロから出てくる。
甲「僕、アニキっていっつも憧れで、
かっこよくて優しく て、
本当に憧れてて⋯だから、ッ⋯」
泣くつもりなんてなかったのに
アニキの顔を見ると自然と涙が出てくる。
めっちゃ面倒臭いじゃん僕。
でもそんな僕にもアニキは優しく、
待ってくれる。
不「甲斐田、泣かないで、
ゆっくりでいいから教えて。」
甲「すき。僕、
アニキのことだい、 すきッ⋯」
不「⋯ありがとう。」
するとアニキは僕を優しく抱きしめてくれた。
僕は首筋に顔をうずくめる。
不「鼻水は付けんなよ?笑」
甲「つ゛けないよ!」
不「アハハっ⋯ねぇ晴、
俺の答えも聞いてくれる?」
甲「⋯ウン。」
アニキは抱きしめる力を緩めようとはせず、
逆にさっきよりも強く抱きしめてきた。
不「俺はね、晴が本気で大好きだよ。
もうずっと。 多分お前が入所してきて
直ぐくらいからね。
で、 さっき晴の気持ち聞けて
本当に嬉しかった。
良かったら、俺と付き合って下さい。」
もう頭の中がグチャグチャだった。
アニキも俺の事好き?
しかも入所してすぐから?
不「晴、返事は?」
甲「お願、しま、す⋯⋯ッ」
顔は涙と鼻水でグチャグチャ、
こんな汚い顔見せられない。
顔をグッとアニキの肩に押しつける。
不「晴ー、顔見せて?」
甲「嫌や、今めっちゃブスだもん。
⋯っうわ!」
強引に類を両手で包まれて、顔をあげられた。
目が合ったアニキの顔は、
死ぬほど優しい表情をしてた。
不「かわいいよ、晴。」
チュッ、っと可愛いリップ音をたてて
アニキの唇と俺 僕の唇が触れ合う。
うわぁ、だめだ、こんな甘いの溶けちゃう⋯
顔が一瞬で真っ赤になったのが
鏡で確認しなくとも分かる。
不「ふふ、顔、真っ赤⋯可愛いなぁ⋯」
甲「もう!アニキがカッコよすぎて 辛い⋯」
僕はなんか押されっぱなしで悔しくて、
アニキの耳元で「だーいすき。」って
言ってやった。
そしたら面白いくらいに顔赤くしちゃった。
ふふ、可愛いなぁ!
不「お前今日ウチ来るだろ?」
甲「いいの!?行く〜!」
不「夜は覚悟しとけよ。」
甲「バ・・・・・バカッ!」