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#キャラ崩壊
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第8話 ここにいて
数分後。
「悪い、待たせた」
潔が店の奥から戻ってくると、バニーはすぐに顔を上げた。
バニー「おかえり」
潔「ごめん、少し遅くなった」
バニー「大丈夫だよ」
潔は席に戻り、飲みかけのコーヒーを手に取った。
潔「……それで、さっきの話だけど」
バニー「うん」
潔「お前、昔のことを気にしてるんだろ」
バニー「……昔?」
潔「傷のこと。俺が聞いたから」
バニー「別に。潔が覚えててくれた。それだけで十分だよ」
潔はコーヒーを一口飲み、カップを置いた。
潔「……なあ、バニー。お前、俺に何を求めてる?」
バニーの笑顔が止まる。
バニー「どういう意味?」
潔「最近のお前、距離感がおかしい。俺が帰るって言うと、明らかに機嫌が悪くなる」
バニー「……俺と一緒にいるの、嫌?」
潔「そういう話じゃない」
バニー「じゃあ、どういう話?」
潔が答えようとした瞬間、視界が揺れた。
潔「……?」
額に手を当てる。
潔「ちょっと……変だな」
バニー「どうしたの?」
潔「分かんない。急に……」
潔はテーブルに手をついた。身体から力が抜けていく。
潔「……バニー。お前、何かした?」
一瞬、バニーの表情が消えた。
バニー「……どうして?」
潔「……分かんないけど」
立ち上がろうとするが、足に力が入らない。
潔「……近づくな」
バニーは足を止めた。
バニー「……怖い?」
潔「……救急……」
言葉が途切れ、潔の身体が傾く。
バニーがすぐに支えた。
バニー「潔……聞こえてる?」
返事はない。
バニーは眠った潔の顔を覗き込み、静かに笑った。
バニー「……やっと、二人きりだね」
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どれくらい時間が経ったのか。
潔が目を開けると、そこは見知らぬ部屋のベッドだった。
潔「……ここ、どこだ」
部屋の隅にいたバニーが振り返る。
バニー「俺の部屋だよ」
潔「……何で」
潔は起き上がろうとしたが、頭が重く、身体が思うように動かない。
潔「……何した」
バニーは答えない。
潔「俺のコーヒー……お前が何かしたのか?」
沈黙のあと、バニーは答えた。
バニー「……そうだよ」
潔「……お前」
バニー「でも、こうするしかなかった」
潔「ふざけんな。帰ってほしくなかったからって、こんなことしていい理由にな、、
バニーが潔の顔を掴んだ
潔「い”っっ」
バニー「……..やっと一緒にいられると思ったんだ」
少しの間沈黙が続いた後に潔が
潔「それは、お前が勝手に決めたことだろ」
バニー「俺はずっと待ってた。潔が来てくれる日を」
潔「だから、俺を連れてきたのか?」
バニーは答えず、ゆっくりと潔の身体に手を這わせる
潔「ッ、、、やめろ」
バニーの手が止まった。
潔「俺は、お前と一緒にいたいなんて言ってない」
バニーの表情が歪む。
バニー「……そっか。俺だけなんだね」
潔「……俺は帰る。今すぐ帰してくれ」
バニー「……嫌だよ」
潔「バニー」
バニー「もう帰したくない、ここにいてよ」
潔は警戒しながら、彼を睨みつけた。
潔「……俺は帰る」
バニーは小さく笑った。
バニー「それは、あとで話そう」
その言葉に、潔の背筋が冷たくなる。
バニーはもう、昔のように潔の返事を待ってはいなかった。
コメント
1件
みぅです、読み終えました……🥀 第8話「ここにいて」、タイトルの意味がラストでぐっと変わってきた感じがしますね。バニーの「やっと、二人きりだね」の余韻がすごくて、その後ろめたくない静かな執着が、逆に怖かったです。身体を這わせる手が一瞬止まる繊細さとか、「それはあとで話そう」の締めの台詞とか、彼の歪み方の丁寧さにゾッとしました。潔の抵抗がっつり跳ね返される展開、続きが気になります……!