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nmmn
mn,ru,rb分からない方Uターン
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電車が来て2人で乗り込む
いつもの席に座る
先に狼くんは降りていった
あと1駅で俺も最寄りに着く
ふと狼くんと呼ぶのは辞めようかと考えた
もう名前を知っているのだから
しかし知らない人に名前を呼ばれていたら気持ち悪いか?
いや狼くん呼びも大分気持ち悪いなと考えていたら駅に着いた
その後は歩いて家に帰りバイト先へと向かった
家からはそれなりに遠いコンビニでバイトしている
狼くんと俺の最寄りの間ぐらいだと思う
ちなみに呼び名については帰りながら決めた
もし狼くんと友達になれたら名前呼びにしようと、 記念にとっておこうと考えた
バイト先のコンビニにつき制服に着替えた
今日のシフトは16時から21時だ
商品の入れ替えやレジの対応をする
しかし田舎だから暇な時間の方が多い
学校帰りの中高生などが来る忙し目な時間は2、3時間もすれば終わる
そのあとは暇だ
ぼーっとしながらレジの前の椅子に座る
人が確実にこなさそうな時はスマホを見ていてもいいので、お客さんがいつ来てもいいように控えめにスマホを見る
mn「残り2時間か〜」
誰かお客さん来ないかなーと思いながらまたスマホに目を戻す
♩〜
お客さんが来たので立ち上がる
rb「マナ〜!」
mn「るべ!」
同じクラスの星導だ
中学からの同級生
今も仲がいい
rb「暇だったのできちゃいました」
mn「星導〜〜!!俺も暇やったんよ!!」
mn「来てくれた記念になんか奢ったるわ」
rb「じゃーお言葉に甘えて」
星導用にお茶を買いレジの近くにイートインの椅子を持ってきて喋る
マナーが悪いと思うかもしれないが田舎ではよくある事だ
そのまま1時間ほど経つ
rb「あとシフトどれぐらい?」
mn「あと1時間とかやね」
rb「じゃー最後まで待ちます!」
mn「神か?」
rb「神でしょ?」
なんて喋ってたらいつぶりかお客さんが来る
♩〜
mn「いらっしゃいませ〜」
レジへと向かう
すると星導が俺では無い誰かに声をかけた
rb「あれ!小柳くん!」
ru「げ、星導」
小柳?小柳、、
あ!狼くん
なんで星導は狼くんを知っているのだ?と聞き耳を立ててみる
rb「どうしたんですかこんな時間に」
ru「お前こそなにしてんの」
rb「ここ友達がバイトしてて、待ってるんです」
ru「へー」
rb「小柳くんは?」
ru「普通に色々買いに」
rb「何を?」
ru「飲み物とか、」
rb「あとお菓子?笑」
ru「いいだろ別に!!」
rb「ダメとは言ってないです〜」
ru「ちっ」
スタスタと店の奥に向かう狼くん
星導は彼と随分仲がよさそう
俺の知らないところで仲良くなっていたとは
星導と目が合う
何故か少しイラついたので パッと目を離す
でも星導の様子が気になり もう一度星導のことを見る
星導は不思議そうな顔をした後、にやにやした顔でこちらを見つめてきた
なぜニヤニヤしているのか
mn「きもっ」
思わず口に出た
rb「ひどっ」
軽く小言を言い合っていたらお客さん、狼くんがくる
商品を受け取りながら尋ねる
mn「袋いりますか?」
ぴっぴっ
ru「大丈夫す」
案外甘いものを好むようで沢山買っている
、、買いすぎでは?
甘党なのかなと考えつつレジを打つ
mn「1100円です」
甘そ〜と思いながら相手が代金を払うのを待つ
ru「よく声に出るな」
急に話しかけられ固まる
ru「今日も駅のホームで空見て青って言ってたよな?笑」
mn「え、え、ええ!?」
あれ聞こえてたん!??と大混乱になる俺
ru「気づいてない感じま?」
mn「え、あれ聞こえてたん、、てか俺今なんて言いました!?」
クスクスとレジ横から聞こえる
rb「マナ今甘そ〜って声に出てましたよ」
mn「え、え、ほんまに!?」
ru「ほんと」
mn「す、すいません!!」
ru「別に大丈夫、星導よりうざくねーし」
rb「はー?俺もうざくないんですけど」
ru「黙れ」
恥ずかしさに心を蝕まれていたが気づいたことがある
あの狼くんと初めて今喋ったのだ
初めて喋った、、初めて
その言葉が頭にこだまする
初めて、初めて、初めて喋った!?!!
ru「おーい」
mn「ああっ!はい!」
ru「これ、金」
mn「レシートいりますか?」
ru「いらないや」
mn「ありがっ」
会計が終わりありがとうございましたと言おうとする前に声を遮られた
ru「君さ、いつも同じ電車だよね」
mn「は、はい」
ru「だよな 」
ru「同じ学年?」
mn「はい」
ru「先輩かなとか思ってたわ」
mn「え!俺も小柳くんのことそう思ってたわ!!」
ru「まじ?そう見える?」
mn「うん!!」
ru「ガチか笑、初めて言われたわ笑」
♩〜
こんな時に限って滅多に来ないお客さんがくる
彼ともっと話してみたいという気持ちで心が埋まる
ru「やべほかの客きた」
ru「じゃーまた会ったら」
mn「あ、ありがとうございましたー」
その後は今までにないぐらいのスピードで時間が過ぎていった
mn「はー疲れたわ」
rb「お疲れ様です」
rb「荷物持ちますよ」
mn「ええーー、、ほなお言葉に甘えて」
rb「甘えるんですか笑」
rb「マナ小柳くんのことしってたんですね」
mn「いつも同じ電車なんよ」
rb「へー」
mn「るべは自転車やもんね、地味に遠いし大変やない?」
rb「運動したいので」
mn「おれも自転車にしよっかなー」
rb「ほんとですか!?」
mn「いや、やっぱ朝は寝たい」
rb「ちぇー、一緒に登校できると思ったのに」
mn「俺のこと好きすぎやろ笑」
rb「一人は寂しいだけです」
mn「ツンデレかっ!笑」
rb「そういえば小柳くんと話す時顔赤かったですね」
mn「え!?まじ?」
rb「照れちゃってるみたいで笑」
mn「そ、そうなんや」
顔真っ赤だったん? なんで???
ていうかきもすぎやろ、顔真っ赤であんなキョドり散らかして喋るとか、、
rb「ほんとうに、、、小柳くんに恋してるみたいでしたよ」
mn「え、!?」
rb「はは、また真っ赤」
mn「さすがにない!おとこやで!!?」
rb「、、ですよね笑」
最近彼のことばかり考えているのが見透かされているみたいだ、、
しかしいくら星導がそう言っても彼に恋してることなんてない
好きになる理由すら思い浮かばない
ろくに話したこともないのだから
rb「まだ大丈夫」
mn「え、なにが?」
rb「いえなんにも!」
mn「そっか」
「「様子見かな、、」」
星導の呟きは狼くんへの恥ずかしさによる自己嫌悪でいっぱいだった 俺の耳には届かなかった
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読んでくださりありがとうございます。
ちなみに星導とマナの家はほぼ隣です。