主人公目線
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私は 悪 でも 正義 でもなかった 。
詰まり 、一般人 だ 。
人を助け 死んで 、『最後までやってくれた』 、 『ありがとう』なんて 、云われる 位なら 、 正義なんてしない 。
勿論 悪 も 、世間からも見捨てられ 、どこに行くにも退けられるくらいなら 、悪もしない 。
私は 私通りに 平凡に生きて生きたかった 。
だが 平凡 なんて 無い 。私だって その位は知っている 。
生まれて 、23年間 、これほどにも嫌なことはなかった。
何とは言わないが 、。
このような顔で生まれた所為で、大きくなるにつれ 間違えられることも多く 、いちいちが面倒だった 。、
1層のこと整形でもするか? なんて 、呟けば 相変わらずも莫迦莫迦しい事を云ッたことに 、 ふふ、と1人で 小さく笑いをこぼす 。
5年 、探してもなかったのだ 。私の欲しいもの 。それはもしかしたら 空想 、厭 、形にはなっていないのかもしれない 。ものでも無い 。ではなんだろうか 、、。
そんなことを考えていると 、またもや 客が来た 。私の店には 、5人程の常連がいる 。
喜ばしいことだ 。なんとなくで始めたお店に
常連が来るなんて 自分は 運がいいな 。
『 紅茶をひとつ 、』
はい 、と返事をする。彼は 露西亜人らしい 。 だが 、日本語を喋るのが うまい 。イントネーションも合っている 。、見てわかる。賢いんだろうな 、
整った顔に 美しく 、消えそうな肌にもまた魅力があり 、その白い肌に良く似合うのは 瞳だった 。 瞳は 紫で 、奥底が光っているような 、、 宝石だ 。 私にはそれが 、体内の中の宝物、ではないかとも思ったことがある 。
紅茶を淹れると 、客に持ッテいき 、 どうぞ、 と 云い 、去ろうとすると 、客は 私の手を掴み
『 久米さん、今日もかわいいですね♡
お付き合いしませんか?? 』
彼の惚れがまたもや 。 遠慮しておきます 。と真っ平な笑顔で返すと 、優しく掴まれた 腕を振り払い 、 元の位置へ戻った 。
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次の日 、出かけに行った 。
お出かけ先は ショッピングモール 。 賑やかになっているショッピングモールで 珈琲豆や和紅茶 、紅茶、等 ヾを買おうと 、3階へ行く 。
バレー部だろうか 、背の高い人達に 思いっきし顔面からぶつかってしまった 。
思わず うゎぶッ 、、なんて間抜けな声を出してしまった 。
慌てて 、
『 あ、、すみませ、怪我は、、 ? 』
と 、訊くと 、大きく 、金髪、、?の人は 、
『 、、大丈夫 。 』
と素っ気のなさ バリバリに訊いてきた 。
腹立つなコイツ 、とか思っていたら 、 時刻は12時を過ぎた 、おもわず 、
『 は、え??じゅーにじ、、?! 、
えッと 、、店の開店が12:30.. 、、 フョードルサンが機嫌損ねる、、ッ!! 』
急いで走って行くと 、手提げから なにか落ちた気がしたが、気にせず 行った 。
ギリギリ
30分に店につき 、店を開店する 。はあはあと息切れしながらも 、 深く深呼吸をした 、。
35分頃 、店の戸が開いた 。 いらっしゃいませ、 と云うと 、そこには先程ぶつかった 人たちが 。 まあいいかと、
『 お好きな席に 腰をおかけください 。』
と 、云 。 少し経ち、決まった様なので 、そこの席へいき 、注文を訊いた 。
『 ガトーショコラで 。』『 カフェオレで 。』
『 珈琲と 、角砂糖 。』
次々に云ッていく 。 メモを取り 、云われたとおり 、作り 、持っていこうとした時 、
カラン 、戸の音が鳴った 。
『 いらっしゃいませ。 お好きな席へどうぞ。』
フョードル彡だった 。 フョードルは いつもの席に座り 、
『 いつもので 』
と 、少し不機嫌そうに云う 、。
バレー部達の席に注文の品を 置くと 、
『 かしこまりました 。』
と 元の場所に戻り 、いつもの愛想笑いで 、フョードルに品を渡す 。
だがフョードルはいつもの様に 、結婚しましょうなんて云ってはこなかった 。不機嫌そうだ 、
『 あの、、フョードル君 、何かあったのかい? 、』
と 小さく首をかしげ 、フョードルの目を見つめる 。
『 .. 計画が上手くいかなくて 、』
力になれるならなりたいが、私は平凡に生きて満ちていくという立派な目標がある 、
すると 、フョードルは 口を開いて
『 気にかけてくれる久米さんは女神ですね 、結婚しましょ う 。』
あ、戻った 、 その言葉に バレー部は驚いたようだが 受け流しておいた 。
しばらくして 、フョードルは
『 では、また明日 , 』
とお会計をして 帰って行った 。しかも1万円をぽいっと 、、
『 本ッッ当にあの人はァ” 』
こんな大金置いていかれると困る 。明日返そう 、なんて考えていると 、バレー部の人達が
すみませーん、 と声掛けてきた 、
『 はい 、! 、』
と行くと 、オレンジ髪の子が 、また全員分の注文を云うと 、1人が悪ふざけだろうか 、
『 あの人とのカンケーって?? 』
コイツ 、嫌いなタイプだ 。黒髪やらが おいやめら と云う感じの 止めを入れたが 、いつもの愛想笑いをしようとすると 、引きつってしまった 。
愛想のない笑いをして 、
『 .. 特に 』
と冷たく返してしまった 。
高速で作って出すと 、また常連 、、?がやってきた 。
『 珈琲をひとつよろしく』
無言でコーヒーを準備する。
ことん、と置くと 相手はそれを取って 飲む
。彼の名は太宰治 、昔の呑み友人でもあり、常連 。、
そんな彼は 私の 友人 であり、、、。
なんてい思っていると 、金髪メガネが 声をかけてきた 。
『 ん、これ 、』
と渡してきたのは 、 クマのぬいぐるみキーホルダー 。 使いふるっているが 、私の宝物であった 。 だが私は思った 。
帰り際に渡すか??普通 。このあんぽんたん!!!
と心の中で唱えたが 何故か太宰は笑いをこらえ 、 少年たちは きょとんとしていた 。もしやと思い 、冷や汗をかく 。
あわ、、 どうしよう 。 声が漏れていた、。不覚だ 。
急いで頭をぺこりと 下げ、
『 申し訳ありませんでした 、』
と謝罪の気持ちを精一杯に込め 、深く頭を下げた 。
ソレに太宰サンは 、ぶはっと 笑いをこぼす 。
腹が立ったので 、「 殴りますよ 」なんて 、言ってみた 。その瞬間 また カランコロンと 扉が空いた 。今日はお客さんが多いのだな 、と思い 客を見てみると 、
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