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「あふぇさんに任せて良い?」
私は言った。
「はっ?僕、理由なんてまだ分かってないんだけど……」
あふぇさんは意味がわかんないと言わんばかりの表情だ。
あ〜!!もう!あふぇさんに瑠璃ちゃんは大切って言ってもらえたいだけなんだよ!?
それを私が教えたいけど……、、言っちゃったらさ……瑠璃ちゃん傷ついちゃうよ。私が言ったから仕方なくみたいに思われちゃう……気がするんだ。
でも……!このままで物理的に瑠璃ちゃん(幽霊)を退治するのは嫌だ!!
「あふぇさんのバカ!!」
私は叫んだ。
「瑠璃ちゃんの兄なんでしょ!?ちゃんと心までケアしてあげなよ!?」
私は、あふぇさんに言った。
今の気持ちを。
「あふぇさん、相方になるのも、人と関わるのだって同じだよ!人の心に寄り添わないと!物理的に近くても、何も変わらないよ!?」
ヒントぐらいは良いよね!?
「………どうしたの、べるさん…、?」
あふぇさんは珍しく戸惑っていた。
「……人に任せてばっかりは良くないと思うよ!!??」
……全部あふぇさんにしてもらってるわけではないのは分かるんだ。
今、…私が分かったのはあふぇさんが時間稼ぎをしてくれたから…。
ここまで判断ができるようになったのは、あふぇさんが沢山教えてくれたから……だよ。
でも、私はあふぇさんの助けにはなれていないと思う。
なれてはいないけどさ……!
「私は、皆の心のケアをしたい!あふぇさんは不器用だから!心のケアはできないだろうし!!」
私は一応あふぇさんに釘を差しておいた。
ごめんだけど……。今はそうするしかないんだよ!?これも、幽霊を退治するためではあるからさ!!
「でもさ……、あふぇさんが時間稼ぎをして私が退治は相方(パートナー)とは違うと思うの!!」
「…はっ…?…」
あふぇさんは突然意見を変えた私に目を白黒させた。
「私は、フィフティーフィンティー、半分ずつ分け合っていきたい!だからさ、今回は、あふぇさんが瑠璃ちゃんを助けてほしい!!」
「…………」
「任せたよ!相方(パートナー)!!
今は、私が瑠璃ちゃんの気を引くから!!」
あふぇさん、マジで今回はすまない!!申し訳ない!!でも、頑張ってください!!
「……うちの相方、人使いが荒いでーす」
あふぇさんはため息をついた。
そして、… 瑠璃ちゃんに向かった。
はっ!?まっすぐ向かった!?
そんなので、観察なんて…できる…!?
「べるさん、僕を誰だと思ってんの。瑠璃の兄だよ。瑠璃のことは一番知ってる。べるさんは相方の事を信用してないんじゃないですかね」
と、…うっすら笑って……。
「瑠璃、僕はずっと君が大切だよ」
瑠璃ちゃんにまっすぐ言った。
「………お兄ちゃん……?本当…?」
「うん。いつも大好きって言ってるじゃん?」
「……………っ…」
瑠璃ちゃんは、ポロポロと涙を流した。
「えっ!?瑠璃ちゃん!?大丈夫…?!」
私は叫んでしまった。
「…大丈夫に決まってるでしょ?僕がいるんだから」
あふぇさんは自慢気に言った。
「…………本当に君達仲いいね〜、、、あふぇさんのシスコンぷりは面白いわ…見てて!w」
本当に、私も入りたいぐらい……。
まぁ、…私が入るにはまず、赤ちゃんから戻らないといけないけど。
「でしょ〜??僕には瑠璃がいないとだめだからね」
「前までバチバチしてたくせに?w」
…………
ズキン
胸が痛んだ 気がした、、
あれ…?私、見てて嬉しいはずだし……。悲しいことなんて……。
「べるさ〜ん??よそ見しない!!」
「えっ!?」
「やっぱり訓練増やしとく?」
「や、やだ!」
「じゃあ、ちゃんと習ったことを覚えておいてください!!」
「ん〜……一応頑張りますっ……」
「一応じゃなくてちゃんと頑張れよ??」
「…………ひゃい…」
と言うか、瑠璃ちゃんは……?
私達が見てなかったからどうなってるか分からないですっ!
私は急いで瑠璃ちゃんの方を向いたら……
相変わらず泣いていた……そして、笑っていて
「お兄ちゃん……べるさん………ありがとうございました…!私……負けじと頑張りますね。今回のことは本当に感謝いたします…!!」
と言って瑠璃ちゃんは消えた。
「瑠璃……」
「瑠璃ちゃん……」
私たち……2度目のお祓いかな……。
何か、本当に実感わかない……。
「…………べるさん、」
あふぇさんは瑠璃ちゃんのことは切り替えたように言った。
「べるさんの言ったこと、意味分かんなかったけど…………ちゃんと相方(パートナー)何だって分からされた感があった。べるさん、えっと…これからもよろしく……」
あふぇさんは少しほおを赤くして言った。
「…………な、何か……黒熊が白熊になった気がする……」
「まぁ、…だからさ、これ以上に僕は訓練をしようと思った」
「………んっ?」
「べるさんも相方何だし、一緒に訓練してくれるよね?」
あふぇさんはにこりと笑って言った。
「…………やっぱり、あふぇさんは黒熊だ!!!」
私は叫んだのだった。