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『あの時のように……』
中学3年の夏のとき、私はある人のことを思い出した…
その人は小学生5年のとき、私と仲の良かった子だ。
私が怪我をした時、熱を出したとき、迷子になった時、いつも私のことを心配していた…けど、私が小学生6年生になった時、その子は転校していった…私は離れたくなくて、
「転校しちゃやだよぉ…まだ、一緒にいたいよぉ…」
と言いながら泣いた…その時、仲の良い子が…
「次、また会ったら、一緒にあそこへいこう!約束ね」
私はうなずいた、見えなくなるまで私はあの子の車を見続けた…
去年の夏、私はその仲の良かった子に出会った、私は嬉しくて、話しかけた…
「久しぶり!覚えてる?」
私が言った、その時、思いもよらぬ言葉が放たれた、
「えっと、どちら様ですか?」
「え……」私はそう口にした…
思いもよらぬことに私はその場に固まるしかなかった…
家に帰り、部屋で私は泣いた…
「どうして?なんでなの……?」
どうしても信じられなくて私は頭が追い付かなかった…
次の週、私はあの子との思い出の場所へ来た、
「相変わらず、綺麗だなぁ……」
私はあの日、あの出来事を思い出しながら眺めた、
夕方ごろ、わたしは家と帰る途中、仲の良かった子と隣に知らない女の人と一緒に歩いてるのを見つけた、
それを見てわたしは絶望した…
「大人になったら、私たち付き合おうね!」
「うん!約束だよ!」
わたしは涙を必死に堪えてに家に帰った、
人は皆記憶を忘れる…誰も彼もが約束を忘れる…
そう現実を知った…私はショックで友達のLINEすら出来なかった…立ち直ったのは一週間後だった……何もかもどうでも良くて死のうかと考えてしまった…
その時母から
「~~?ちょっと話があるから降りてきてくれる~?」
私はなんだろうかと思いながら降りてった
話を聞くによると再婚相手の家に明日いくらしい、
私は準備をしているとあの日の事を考えてしまった…
考えたけないのに考えてしまう…そう涙が自然に出てくる…次の日、母の再婚相手の家に行った
そこには2人の男の子がいるらしい…
「こんにちわ、君が~~ちゃんだね?今日からよろしくな」
「よろしくお願いします!」
挨拶をして、リビングに行くと、兄らしき人物が居た