テラーノベル
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湧き上がる歓声!そして何百隻と並ぶフランスボルドーに浮かぶ船!
そして僕は勝つためにこのレースに来たんだ!
このレースに優勝すれば、一族の運命を左右できる金を手に入れる事が出来る。
ジョニィ・ダイヤモンドは自分の船の上でロープを握り締めていた。
まだ16、船乗りとして未熟、後ろ盾も資本も無い。
そして
ジョニィ「来た!」
船は一斉に動き出す。
港の者と歓喜に包まれ見送られた。
数時間後
ジョニィ「なんだ…?風…進まない!船が!!」
続けてジョニィは思う。「他の船も!減速しているぞ!そればかりか軽い船は押されているぞッ!」
遠くで銃声が1発、2発と鳴る。
甲板で人が倒れるのをジョニィは見た。
「来たか…」
ジョニィの横を並走していた男ファン・プラチナが低く呟く。
彼は冗談めいた顔だが歴として目は笑っていない。
するとジョニィの頬を掠める物が通る。
ピキッ!
頬の皮膚が割れて一直線に傷が出来る。
ジョニィは反射的に身を伏せた。
ジョニィ「何者かに攻撃されている…」
ジョニィの額に弾丸が!
ジョニィ「いや…刺さってない…」
ファン「なんだその頭!それで無事なのかよ!」
ジョニィ「え?」
ジョニィ「額に穴がすっぽり空いているッ!?蓋を閉め忘れたマンホールみてぇに!」
ファン「…?戻っていったぞ…いや…そうか」
ジョニィ「てか…なんだよテメー」
ファン「君には教えたいと思った…守護天使の事をな」
ファンは連ねて言う。
守護天使は覚悟をした者に危機が訪れた際、精神が具現化して現れる。
そして今も風が止まり押されているのはおそらく守護天使の「能力」だろう!
ジョニィ「「能力」ってなんだよ!?」
ファン「君の天使を見せてみろ!」
ラピスラズリのように青く輝く人形の天使が現れた。
ジョニィ「なんだッこれはッ!」
ファン「それが君の天使か!」
すると天使は糸のようになりするすると解けてジョニィの体内に入っていった。
ジョニィ「うわぁ!!!」
ファン「君の天使は…!糸だ!」
美しく繊細に絡まり硬く体内で防御甲冑のようになり骨となる。
ジョニィは糸と天使を発現されたのだッ!