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紫「ただいまー」
橙「お帰り、紫にぃ、赤にぃ」
赤「おん、ただいま」
紫「桃くんは?」
橙「お風呂入って部屋にいるで」
赤「お風呂?」
黄「はい、誰かにお水をかけられたみたいで」
紫「えっ……」
黄「多分……いじめかと」
赤「そっかぁ……」
黄「僕…同じ学校なのに助けられませんでした。」
橙「しょうがないやろ、学年違うし」
紫「青ちゃんは?」
黄「ゲームしてます」
赤「ったく、あ!桃ちゃん大丈夫?」
桃「コクン」(風呂上がり)
黄「大丈夫じゃないです、こんなの慣れてるって言ってるんですよ?」
紫「んー…黄くんは違うクラスだし……保健室登校にしてみる?」
橙「保健室登校?」
紫「うん、先生に相談してみようか」
桃「………」
先生は見て見ぬふりだし…
相談したって何も変わらない……
青「あ、2人とも帰ってたんだ」
紫「ただいま」
青「みんなで何話してんの?」
紫「桃くんを保健室登校させようかなって」
青「てかさ先生気づいてないの?いじめられてるって」
黄「そうですよ!授業中1人体育着なんですし気づいてないんですか?」
桃「………気づいて……ます…」
紫「え?」
青「はっ、見て見ぬふりじゃん。クソだね」
赤「校長に直接言った方がいいんじゃん?」
紫「そうだね、明日行こっか」
桃「………」
そこまでしなくていいのに……
俺が我慢してればいいだけなのに……
黄「僕も行きます!!」
紫「うん、行こっか。今日はとりあえずご飯食べて、寝よ」
橙「はーい」
桃「………」
ーーー朝ーーー
赤「青ちゃん、桃ちゃん起きてー」
青「……っるさい」
赤「遅刻するぞー」
桃「………」
頭…痛い…?
フラフラする…
赤「ちゃんと起きてこいよー」
青「はぁ……めんどくさっ…」
桃「………フラッ」(立ってふらついて床に座る)
力が…入らない……
青「は?なにやってんの?」
桃「………?」
青「顔が赤い……何、熱でも出てんの?」
(おでこを触る)
桃「………ピクッ」
青「あー熱いね」
青「赤にぃっ!!紫にぃ!!桃くん熱かもっ!」(部屋の出口から叫ぶ)
紫「え!すぐ行くね!」
青「ベット戻れる?」
桃「………フルフル」
力が全然出ない…
座ってるのも辛い…
青「はぁ……よいしょっと」
(桃を姫様抱っこしてベットに運ぶ)
桃「……ビクッ」
青「軽っ…大人しく寝てなよ」
紫「青ちゃん、桃くんは?」
青「動けないって、結構熱出てるんじゃない?」
紫「そっか…良かった今日仕事休みで」
青「後よろしく」
紫「桃ちゃん大丈夫?」
桃「ヒュー……ヒュー……」
紫「息苦しいね、咳も出そうだね…吐き気はある?」
桃「………ない…です」
紫「うん、熱測るね。」
桃「ゲホッゲホッ……」
紫「昨日濡れちゃったから風邪ひいちゃったのかな……39度7分…高いね…」
桃「ヒュー……ゲホッ」
紫「今日は1日安静にね。ご飯食べれそう?」
桃「……フルフル」
紫「そっか、お昼は食べようね?あとは冷えピタとか持ってくるね」
桃「………?」
ひえ……ぴた…?
紫「赤くーん、桃ちゃんの様子みててー」
赤「はーい」
桃「……ゲホッゲホッ」
赤「桃ちゃん大丈夫?薬飲めば少しは楽になると思うんだ。少しだけ頑張ろうね」
桃「…ゲホッゲホッ」
赤「辛いね……」
桃「ヒュー……ヒュー……」
紫「赤くんありがとう、桃ちゃんシート貼るね」
桃「……ビクッ」
冷たいっ……
赤「あはっ、冷たかったね?」
紫「あ、ごめんね!冷えピタ知らなかった?」
桃「……コクン」
赤「気持ちいいでしょ?」
紫「赤くんも、準備して大学行ってきな?」
赤「えぇ、休むよ?兄ちゃんだけじゃ大変でしょ?」
紫「休んで大丈夫なの?」
赤「大丈夫大丈夫、しかも今日は校長に言いに行くんでしょ?俺が桃ちゃんの様子見てるからさ!行ってきなよ」
紫「ありがとう、赤くん」
赤「いいぇ!」
紫「じゃぁ、行ってくるね」
赤「行ってらっしゃい!」