私って愛されていたんだな
ふと思った。
以前の私はどんな感じだったか、と。
昔の頃の記録が残っていたのでそれを読んでみた。記録が残っていたとはいっても、残っているのは自分以外の周りの反応だけだった。
もちろんこれは自業自得であるため、仕方の無いことだ。
当時の周りの反応を見るに、やれ「可愛い」だの、やれ「師匠」だの。どうやら慕われていたというのは一目瞭然。
記録には残っていなくとも記憶には残っている。記録を読む度浮かんでくる以前の記憶には悪い感情はなかった。それどころか、自分のためにも相手のためにも、誰かの役にたつように頑張っているようだった。
記録を読み終えて今に目を向けてみた。
以前の賑やかな感じはなく、今は随分静かなように感じる。
でもそれは決して悪いことでは無いのだよ。勿論寂しくないのかと聞かれて肯定することは出来ないけれど、これは成長だから仕方ない。
人は成長する。それ故に、いつまでも変わらないというのは難しい。
それに、よくあるだろう? 近くにいなくとも心は繋がっている、というようなものが。
喜ばしいことに、みんな成長してしまったから今の静けさも仕方の無いことだけれど。
もし、もし叶うのならば。
昔話した友人達と昔話をしたり、最近の話だったり、そんなことがしたいと思う。
以上、ぽっとより思いを込めて
コメント
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一つ目のものからかなり時間が経ってしまいました。 少し作風が変わってしまっていたり……? 相変わらず国語っぽさはあるようなないような。