・小川前の通り道
陽斗「え〜と・・・つまり新人くんはスタンドの腕試しがしたいということかな?」
ペルシオ「うん、お願い!」
陽斗「う〜ん・・・わかった。互いに腕試しをするのも忍の醍醐味だもんね。それならお互いに手を抜かず全力でいこう!」
ペルシオ「じゃあいくよ。シューティング・スター!」
陽斗「ゴールド・エクスペリエンス!」
ペルシオ「撃ち抜いて、シューティング・スター!」
S・S『ウギャォォォォォォォォォ!』
ズダダダダダダダダダダダダダダッ!
G・E『無駄ダァー!』
シューティング・スターは謎の穴から銃弾を発射し、ゴールド・エクスペリエンスのラッシュ攻撃を迎え撃つ。
ペルシオ(あれが先輩のスタンド。近くで見たことがなかったからなんだか新鮮だな〜。あ、ダメダメ集中しなきゃ!)
G・E『無駄ダ無駄ァ!』
ペルシオ(いくら銃弾を発射しても全部あのラッシュ攻撃で弾かれちゃうな〜。どうしよう。こういうときプレンならどうするんだろう?)
???「見つけましたよ!」
ペルシオ「あ、ちょっとタンマ!後ろに誰かいる」
陽斗「ん?おやまぁ、誰かと思えばあの時の雪女じゃあないか。僕に何か用なのかな?」
雪泉「貴方にお願いがあってここに参りました」
陽斗「お願い?」
雪泉「実は私が所属する死塾月閃女学館にて、中等部の生徒が3人行方をくらましたのです」
ペルシオ「えぇ!?ゆ、行方不明だって〜!?」
陽斗「その3人の捜索をしてほしいということなのかな?」
雪泉「そういうことです。お願いします」
陽斗「・・・わかった。ペルシオの修行も兼ねて引受させてもらうよ」
ペルシオ「あ、アタシも行くの!?」
陽斗「君はあまりにも実戦経験が少なすぎる。だから実戦経験を積ませたいんだよ。それに、本格的に忍務に参加したときに足を引っ張りたくないでしょ?」
ペルシオ「はい、足手まといだなんて嫌です」
陽斗「それなら決まりだね。それならすぐに出発しよう。準備はいい?」
ペルシオ「いつでオーケーだよ」
陽斗「それじゃあ、リリスに話をつけてすぐに出発しよう。それじゃあ雪女くん、案内よろしく」
雪泉「あの、私は雪泉です。しっかりと名前で呼んでください」
陽斗「わかった。こっちも名乗らせてもらうよ。僕は陽斗、ギャング組織レイチェルの戦闘員ポジションだよ」
ペルシオ「アタシはペルシオ、サポート要員で定着してます」
雪泉「それ名前なんですか?」
ペルシオ「組織内でのコードネームなんだ。この人も組織内ではジョジョと呼ばれてるよ」
雪泉「な、なるほど」
・死塾月閃女学館:校門前
雪泉「先生から許可書を受け取っておきました。これがそれです」
陽斗「ありがとう。こっちもリリスに話をつけておいたからいつでもオーケーだよ」
ペルシオ「バッチグー!」
雪泉「それでは行きましょう」
陽斗「いよいよ中にはいるよ。くれぐれも他の子の邪魔にならないようにね」
ペルシオ「う、うん」
・死塾月閃女学館:本館廊下
陽斗「3人同時に姿を消したのはこの辺りかな?」
雪泉「えぇ、この廊下の辺りに三人同時にです」
陽斗は見落とししないように辺りを見渡すと、床に赤い何かが滴るように落ちていた。
陽斗「・・・これは、血痕か。3人の子たちはここで何者かにやられ、何処かに拐われた可能性がありそうだね」
雪泉「そ、そんな・・・」
陽斗「でも、この量は致死量じゃあないね。でも早く見つけ出せないとやばいね」
ペルシオ「あれ?雪泉、この部屋は何?」
雪泉「使われなくなった資料室です。室内はかなり狭いので、3人分は入れないと思います」
陽斗「いや、わからないよ。ペルシオ、君のシューティング・スターでこの部屋の中を調べたらいいじゃん」
ペルシオ「な、なるほど」
陽斗「ペルシオ、思い切ってやっちゃえ」
ペルシオ「シューティング・スター!」
S・S「ウギャォォォォォォォォォ!」
シューティング・スターは使われなくなった資料室の扉の隙間を通って確認へ向かった。
ペルシオ「う〜ん、生物の気配はしないですね。あれ待って・・・一人だ。人間の気配が一人あるよ。身長は約157センチだ」
雪泉「ここは鍵がかかっていて先生しか入れないはずです。生徒は簡単に入れないはずなんです」
ペルシオ「なら開けて確かめてみようか」
雪泉「えっ!?」
ペルシオ「よし、鍵を開けてシューティング・スター!」
グギギギギギギ、ガチャッ!
シューティング・スターは鍵穴に舌を入れてピッキングし、扉を開けた。
ペルシオ「うわっ!?」
ペルシオが目にしたのは、ペラペラの上のように薄い状態で生かされた行方不明の中等部生徒であった。
陽斗「早速行方不明の生徒一人ミッケだね」
雪泉「見つけたのはいいのですが、なんという薄さ。まさか死んで・・・」
陽斗「いや、生きてる。でも生かされてるという方が正しいね」
雪泉「生かされている?ということは、拐われた中等部の生徒たちは囮ということですか?」
陽斗「正解だよ。そしてこんな事が出来るやつは想像できるよね?」
ペルシオ「間違いなくスタンド使い」
陽斗「そしてこのスタンド能力は一昨日見たことがある。あいつ以外思いつかない。ソフト・マシーン・・・ダリオ・ズッケェロだ」
ペルシオ「ダ、ダリオ・ズッケェロ!?」
雪泉「その人が誰なのかご存知なのですか?」
陽斗「簡単に言うと女性を付け狙う快楽殺人鬼だ」
雪泉「えぇ!?」
ペルシオ「一昨日に戦ったんですか!?」
陽斗「あぁ、とことんまでに叩き込んだから生きてないと思ったんだがなぁ。まさかあの攻撃を受けても生き延びていたなんてね」
突如として陽斗は苦笑いと同時に顔には一つ汗が滴り始めた。
陽斗「これはまずいことになったぞ。残りの2人を見つけないと手遅れになる」
ペルシオ「なら早く見つけ出さなきゃ!」
雪泉「しかし、見つけ出すとは行ってもどうやって探すのですか?」
陽斗「それを今これから行動で示すんだよ。ペルシオ、君は西の廊下辺りを探して。雪泉は僕と一緒に来て」
ペルシオ「オッケー!」
雪泉「わかりました」
・東館廊下
雪泉「先ほどはダリオ・ズッケェロが快楽殺人鬼おっしゃられていましたが、具体的にはどのような人物でしたか?経歴や生い立ちについて教えてください」
陽斗「ダリオ・ズッケェロ、1987年生で血液型はO型。身長は191センチで体重は73キロ。イタリア人と日本人のハーフだ。性格は正真正銘のゲス野郎だな。14歳という若さで9歳の少女を殺人に手を染め、右足だけを切り取って逃走した。その頃から女性を付け狙い、殺して体のパーツを切り取ってコレクションにするという異常すぎる性癖を持っていたマジのサイコパスだ」
雪泉「そ、そんな恐ろしい人物が本校に潜んでいるということですか!?」
陽斗「そのとおり。僕はどんな悪でも変われると信じてるけど、アイツには更生なんて似合わない。この世にいさせてはダメなんだ。必ずこの手で始末し、地獄に送ってやる」
雪泉「なら私も協力しましょう。できる限り力になれるよう精進いたします」
陽斗「・・・ありがとう」
???「ギャァァァァァァァァァァ!!」
雪泉「今の声は・・・ペルシオさん!?」
陽斗「何かあったんだ。行ってみよう」
雪泉「はい!」
・西館廊下
陽斗「・・・遅かったか」
雪泉「これは・・・ペルシオさんが身につけていたブレスレット」
陽斗「これは正しくダリオに連れて行かれたとしか言いようがない」
そしてペルシオが付けていたブレスレットを陽斗は拾い上げ、ゴールド・エクスペリエンスに殴らせることでハトに生まれ変わらせた。
陽斗「生まれろ、新しい命よ!」
雪泉「ぶ、ブレスレットがトンボに!?」
陽斗「コイツに道案内してもらう」
雪泉「じゃあ昨日私ともう一人の仲間のところへ来れたのは?」
陽斗「そう、持ち主のところへ行くよう命令したから来れたんだよ」
雪泉「ならこれでペルシオさんの居場所を特定できるということですか?」
陽斗「必ずとは言えないけど、分かると思う」
雪泉「そうとなれば即行動です。すぐに追いかけましょう」
陽斗「そうこなくちゃね。さぁ行こう」
・謎の場所
ダリオ「クククッ、どんどんコレクションが俺のところにやってくるぞ!これぞ宝の山じゃあないか!こいつらを殺す前にあのガキの息の根を止めることが最優先だぜ。あの時の借りを必ず返して、この世に生きてきたことを後悔させてやるぜ!」
素敵な笑いを浮かべ、ダリオはあまりにも気味が悪い笑みを浮かべ、二人が来るまで待ち続けている。全ては陽斗への復讐のために・・・。
・本館
陽斗「ここでアシナガバチが飛行をやめて床に着地したか。でもこの辺りにはペルシオはいない。やつが移動に使う排水管に繋がる排水口もないしどういうことなんだ?」
雪泉「このまま歩き続けてても無駄に体力を消耗するだけのような気がします。二手に分かれましょうか?」
陽斗「ダメだよ。ペルシオのようにやられるというオチがすぐに思い浮かぶ」
雪泉「だったら他に策があるんですか?」
陽斗「それが思いついてたらすぐに行動に移してるよ」
すると突然、雪泉の背後に謎の男がスタンドを出現させて襲いかかった。
陽斗「まずい。ゴールド・エクスペリエンス!」
G・E『ウリィィィィィィィィィィィィィ!!』
ズバババババババババババババッ!
ダリオ「グボッ!?」
陽斗「フンッ、久しぶりだねこのクズ野郎。二度と会いたくなかったよ」
ダリオ「くっ、俺だって会いたくなかったぜ」
雪泉「この人がダリオ・ズッケェロ。な、なんという黒い殺意なんでしょう」
ダリオ「おぉ、そこのお前中々の美人じゃあないか。俺はお前みたいなやつは好みなんだ」
陽斗「悪いが、お前に手出しはさせないよ。レイチェルの中でもお前は発見次第始末するよう組織内で命令されてるんだ。だからこの場で始末させてもらうよ!」
ダリオ「ヘヘッ、そんじゃあ第1ラウンドといこうじゃねぇか。ソフト・マシーン!」
陽斗「ゴールド・エクスペリエンス!」
互いのスタンドが譲り合う気なんて一切ないと言わんばかりの攻防戦を展開する。ソフト・マシーンの刃を用いた荒々しい攻撃にゴールド・エクスペリエンスはうまく交わしながら素早い攻撃を仕掛ける。
ダリオ「グハッ!ダハハ、お前のご自慢のゴールド・エクスペリエンス。俺のより速いが、破壊力は俺のほうが上だ。一発でも攻撃を当ててしまえば、俺の勝ちだぜ」
陽斗「だから何なのかな。それ一昨日も聞いた。攻撃する気なんてないお前のひょろい攻撃は止まって見える。さっさと本気でかかってこいよ」
ダリオ「おいおい、焦りは禁物だぜ小僧。なんならこのまま逃げてもう一回あの養護施設に行って可愛い女の子を拉致ってもいいんだぜ?」
陽斗「それ以上は口にするなよ。それ以上そのことを話すのなら、風穴を開けるよ」
ダリオ「お〜、怖い怖い。でもここで俺を始末したらあのスタンド使いの小娘につけたお手製のブレスレットが作動して小娘が死ぬぜ」
陽斗「・・・お前、卑怯なヤツだね。聞いていた情報以上に度が過ぎるマジモンのゲス野郎だ」
ダリオ「ダハハ、俺はそれで結構だ。卑怯魔らっきょうも大好物だぜ」
雪泉(戦闘中でも一切手を緩めることなく会話を行うなんて・・・私ではそんな器用なこと絶対にできない。これがギャングの戦い方・・・)
ダリオ「だがよぉ、オメェの能力は喰らいたくねぇな。だから少し離れるぜ」
ダリオはソフト・マシーンに自分をレイピアで刺してもらうことで体を薄く萎ませ、天井の隙間に入り込んで移動した。
陽斗「クソッ、逃げられたか」
雪泉「あ、見てください。何か落としていったみたいです」
雪泉はダリオが逃げた直後に落とした何かを拾い上げ、陽斗に渡した。
陽斗「これは、ダリオが身に着けていたハイビスカスのブローチだ。これを生まれ変わらせて追跡すれば、ヤツが巣食う場所がわかるはず」
雪泉「そうとなれば、ブローチを元に戻してこのブローチをアシナガバチにして追跡しましょう」
陽斗「そういうことだ。ゴールド・エクスペリエンス!」
G・E「無駄ァ!」
陽斗「生まれろ、新しい命よ!」
ゴールド・エクスペリエンスに殴られたハイビスカスのブローチはペルシオのブレスレット同様にアシナガバチへ生まれ変わり、ダリオの逃走先と思わしき先へ飛んだ。
雪泉「あの先にペルシオさんたちが居るという考えてよろしいですね?」
陽斗「うん、その考えで正しいよ。手遅れになる前に行ってみよう」
・体育館
ダリオ「ダハハ、自分で萎ませて吊るした女とは実に良い眺めだ。殺しがいがあるってもんだぜ。さてと・・・最初は誰にしようかな〜」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!!
ダリオ「あ?なんでこんなところにアシナガバチが飛んでんだ?」
???「僕が生まれ変わらせて追跡させたんだ」
聞き覚えのある声のした方向にダリオは振り向くと彼の表情は怯えに近いものとなった。
ダリオ「テメー、なんでこの場所を特定したんだよ!」
陽斗「君が落としたハイビスカスのブローチをアシナガバチに生まれ変わらせたんだ。だからアシナガバチは元の持ち主であるアンタのところへ帰ったんだよ」
ダリオ「なるほどな。テメェのゴールド・エクスペリエンスは本当にムカつく能力だぜ。マジで完膚なきまでにブチのめしたくなってきちゃったじゃあないか!」
陽斗「それじゃあやってみろ!」
ダリオ「ソフト・マシーン!」
陽斗「ゴールド・エクスペリエンス!」
ダリオ「さてさて、それじゃあ第2ラウンドといこうじゃねぇか!」
陽斗「好きなだけかかってきな!」
ソフト・マシーン『ウシャァァァァァァァ!』
シャシャシャシャシャシャシャシャッ!
G・E『ウリィィィィィィィィィィィ!!』
ソフト・マシーンのレイピアを用いた連続攻撃を受け流しながらゴールド・エクスペリエンスはラッシュ攻撃を叩き込む。
ダリオ「チクショーテメェェェェェェェェェ!」
陽斗「許さなぁぁぁぁぁぁぁい!」
雪泉(陽斗さんからただならぬ決意と覚悟・・・そして黄金のように輝く精神を感じる。もしかしたら、まだ彼の心の中には僅かながら正義感が働いているということになるのかもしれない)
G・E『無駄ダ無駄ァー!』
ズバババババババババババッ!
ダリオ(は、早い・・・このままじゃやられちまう。そうとなればあの策しかないな)
ダリオは萎んで仮死状態となっているペルシオを掴み、陽斗の前に差し出すように見せつけた。
陽斗「!?」
ダリオ「これ以上寄るんじゃねぇ!この小娘をぶっ殺すぜ?」
陽斗「・・・フッ」
ダリオ「な、なんで笑ってんだよ!」
陽斗は不敵な笑みを浮かべ、一定の方向に目線を向けて何かに指示を送る仕草を行った。
ダリオ「お、おいおい・・・何に向かって指示を送ってんだ・・・グハァァァァ、痛ええぇぇ!」
ダリオの背後にはハイビスカスから生まれ変わったアシナガバチが背後におり、頭に向けて毒針を刺したのだ。
ダリオ「あ、アシナガバチに俺を刺すように指示してたのかよぉぉぉぉぉぉ!」
ダリオはあまりの痛さに耐えられず、仮死状態のペルシオを離してしまった。
陽斗「さてと、これで思う存分に叩きのめせるわけだね」
ダリオ「ひ、ヒィィィィィィィィ!た、助けてくれ見逃してくれ許してくれぇぇぇぇぇ!!」
陽斗「ほう、“助けてくれ“か。だけど君はすでに人間としてのルールをはみ出した。そういうわけだから・・・ダメだね。喰らわせろ、ゴールド・エクスペリエンス!」
G・E『無駄無駄無駄無駄ァー!無駄ダ無駄ァー!無駄ダァー!ウリャァァァァァァァァァァァァァァァ!無駄無駄無駄無駄ァー!』
ズバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ!!
陽斗「ゴールド・エクスペリエンスの能力だ。この鋭い痛みをじっくりと味わいな!」
G・E『ウォォォォォォォォ、無駄ァー!』
ズドンッ!
ダリオ「グゥゥゥ、ゴハッ!」
ゴールド・エクスペリエンスの怒りのラッシュ攻撃が直撃したダリオは動かなくなってしまい、完全に死亡した。
陽斗「地獄に堕ちろ・・・ダリオ・ズッケェロ」
ダリオが死亡したことで、身体が萎んで仮死状態となり拐われていた被害者が元の状態に戻った。
ペルシオ「う、う〜ん・・・あれここは?」
陽斗「ペルシオ、指は何本だ?」
ペルシオ「・・・3本」
陽斗「大丈夫そうだね。早速だけどお願いしたいことがあるんだ」
ペルシオ「お願い?」
陽斗「ダリオに拐われた中等部の生徒たちの記憶を消す弾丸を作って撃ち込んでほしいんだ」
雪泉「弾丸!?」
陽斗「殺傷能力はない。ダリオに関する記憶をすべて消してもらいたい。できるかな?」
ペルシオ「わ、わかったよ。シューティング・スター、ダリオに関する記憶を消す弾丸を作ってあの子たちに撃ち込んで!」
S・S『シャァァァァァァァァ!!』
ズドンッ、ズドンッ、ズドンッ!
ペルシオ「これでこの子たちは目が覚めたときにはダリオに関する記憶は消えてると思うよ」
陽斗「良かった。トラウマが残った状態では授業や修行に集中できないからね。君の能力には本当に助けられたよ」
ペルシオ「えへへ、こんな私でも役に立てたみたいで良かったよ」
雪泉「あの、今日は本当に助けていただきありがとうございました」
陽斗「・・・勘違いしないでね。まだあのときのことを許したわけじゃあないから」
ペルシオ「ジョジョ、もういいじゃん。許してあげなよ」
陽斗「でも、イラードに攻撃を仕掛けた張本人なんだ。だから許すわけにはいかない」
雪泉「・・・一つ質問があります」
陽斗「何かな?」
雪泉「あなたにとっての正義とは何ですか?それを教えてください」
陽斗「・・・やめときなよ。今時正義だなんてくだらない」
雪泉「!?」
陽斗「このご時世に正義だの悪だなんて曖昧な表現は、世界中のどこを探してもないよ」
雪泉「・・・」
陽斗「質問の答えはこれだ。それじゃあね」
ペルシオ「それじゃあね雪泉さん」
陽斗「ペルシオ、早く来なよ」
ペルシオ「あ、は〜い」
雪泉(今のあの言葉は一体どういうことなのか。正義もなければ悪との区別もないということなのか・・・でもダリオを始末したときのあの目は、確実に正義の心を持った者の目だった。今度会ったときにしっかりと聞いてみないと・・・)
To be continue.
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