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或る人が小説を書いた。
表現、想像力が誰よりも上手かった。
だが、誰もが“痛いポエム”だと罵った。
罵倒、誹謗、悪口、など。
その人は投稿を辞めてしまった。
或る人が小説を書いた。
文の構成、技法が完璧だった。
でも、あの人と似ているような作品の数々。
“叩かれる”と思って開いて見てみた。
でもね。違ったんだ。
その人は有名で人望のある人。
誰もがその人を褒め称えた。
賞賛、尊敬、激賞、など。
罵倒の『罵』の字も見られなかった。
そこで知った。
いや、元々分かってた。
人によって態度を変える。
否、違うな。
そう見えてしまうだけだ。
皆んなが“痛いポエム”と言ったらそう見えて。
皆んなが“尊敬だ”と言ったらそう見える。
人間の特徴なのかもしれない。
そのようなところで、
差別が生まれるのかもしれない。
そのようなところで、涙を流す人が生まれるのかもしれない。