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貴方は永遠とも言える時間この空間に彷徨っている、足は疲労し、意識は混沌とし、暗黒とも言える影はまるで貴方の存在を消そうとしている様だ、全方向から視線が向かれている感覚に襲われ、今すぐにでも脱出したいと言う気持ちが貴方の心全体を包む、そう思いながら歩き続けていると、目の前には赤く血に濡れたようなドア、中央には大きい感嘆符が描かれており、まるでこのドアを見つけた自分の心を描いている様だった、
貴方はもう鉄の様に重い足を死ぬ気で持ち上げ、なんとかドアを開けた
ドアを開けた先にあったのは病院の様な見た目をしているが、赤い蛍光灯の光で赤く照らされまるで、それは病院とは真反対の様な不気味を描いていた、あたりを見回すが、あるのはドアが2つ、入口のドアは黒く濁った様な色をしている鎖で閉ざされているもう一方のドアは勝手に意識を持つかの様に勝手に開いている、まるでそれは今自分は限られた選択肢しかないと表す様、まわりには食料や飲み物が等間隔で置かれているが、それはどれも少量であり自分の状況を表している様だった、耳を断ち切るかの様にうるさい警報音、急いで食料や飲み物などを少しだけとってポケットに入れ、急いでドアをでて足を強く持ち上げ、走り続けた、廊下には両端にドアが等間隔に配置されている、天井には赤い蛍光灯が立ち並び部屋は赤く照らされている、走り続け後ろから迫ってくるエンティティから命懸けで逃げ続けるが、いつまで走ってもエンティティとの距離は離れているとは思えない、床には大量の障害物が設置されており、まるでこのレベルが脱出を拒んでいる様だ、走り続けたが、赤く滲む様な蛍光灯は不規則に設置されており、極端に明るい所やほぼなにも見えない暗い所など、明るさは不安定だ、もう何km歩いたなんて覚えて居ない、ただ頭の中に有るのは、runと言う言葉だけだった、後ろからはいつまでたっても撒くことができないエンティティ達が数十体も並び、持っている拳銃で気をそらそうとしてみるが、エンティティ達はまるで気にしていない様だった、もう何歩、何km歩いたのだろうか、足が鉛の様に重くなっていき意識は混沌としている、だが止まるという選択肢などない、あるかもわからない出口を、出口がないと悟るまで、体力が完全に尽きるまで、それまでずっと走り続けるしかないのださらにずっと走り続けていたら、目の前には扉があったやっと出口だ、と言う気持ちとあれも罠なんじゃないかと言う気持ちが混沌し、あれが出口であることを祈りながらドアを開けてたが、あるのはなにもない行き止まりの部屋だった、よく見ると別の方向にまだ通路は続いていた、また騙される所だったと心の中で声を出し、急いでそちらの通路へ進みまた、走り続けた、もう足は一歩歩くだけで痛み続け、息切れし、心臓はドクドクと言う音を鳴らしながら、その音は見事に警報音にかき消されたさらにさらにさらにさらにずっと走り続けまた2つめのドアが見えたがやはり横方向に通路があった
手は震え、足は依然として重いままである、視界も少しぼやけて来ており、体が限界を迎えているのは分かりきっていたが、今は走り続けないといけない、さらにさらにと走り続けて行くが出口が一向に見えてこない本当に出口はあるのか、無かったら走っている意味なんかないじゃないかと言う疑問が頭の中を駆け巡るが、体力が尽きるまで走り続け体が完全に意識を失うまで走る 事以外に選択肢なんかなかった、靴はすり減り、目は赤い蛍光灯で痛み続け、走るペースは明らかに落ちているのを感じていた、もう体は限界だった、もう精神的にも限界だった目の前にあるドアが出口じゃ無かったらもう諦めてしまおう、そう思い目を閉じながら心の中で祈りながらドアを開けた先は
出口だった、体全体は歓喜で満ちあふれ幸福感が一斉に体をいい意味で襲ってくる、赤い廊下とは裏腹に、ドアの先にあるのは白いコンクリートでできた部屋だった、急いでドアをちゃんと閉め休憩をした、エンティティ達の唸り声や警報音は鳴り止み、自分の聞いたことのないほどの早い心臓の鼓動音が流れ続け、しばらく休憩をし、自分の体が回復してきた、自分の走り続けてくれた足に感謝をしながら、次のレベルえと迎うのだった。