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広過ぎて使いこなせてない家に帰ってくる
カウ「じゃ。オレは基本時に奥の部屋にいるから。お腹減ったらノックしてよ」
全員「はーい」
・
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カウ「あの。ハヤト君?」
kg「なんですか?」
カウ「なんで着いて来んの?」
ハヤト君ははーいと言った筈なんだが…部屋の前まで着いてきてしまった。
甘えん坊なのか?それにしては目が怖いんだよな…警戒?
kg「駄目ですか?」
カウ「ダメってわけじゃないけど…今から着替えるから、部屋に入るのかなって」
流石にないだろ
kg「駄目なんですか?」
は?
カウ「何…?着替えを覗きたいの?」
kg「覗いてもいいんですか?」
え。やだけど……
カウ「いや…3人と遊んどきなよ」
そう。他3人はテレビゲーム(親がくれたけどしないから無造作に置かれてる)を楽しんでいる。
kg「……」
無言の圧がすごいよハヤト君
カウ「えぇ……男の裸なんて見てもいい事ないよ?」
強引に部屋に入ろうとしてくる。
カウ「わかった!わかったから無理矢理扉を開けようとしないで!壊れちゃうから!」
聞いてはいたけど、力強いな。
俺は渋々部屋で外出用のジャージから室内用のジャージに着替える。
種類も色も全部同じ。
kg「…細いですね」
口を開かずにガン見していたハヤト君が口を開く。
カウ「食べてないからなぁ…」
kg「ちゃんと食べないと折れますよ?」
カウ「そんな折ってくる人いないでしょ」
kg「この家…階段ありますよね?落ちたら…」
カウ「あれ。保護者どっちだっけな…」
駄弁りながら着替え終わる。
kg「あの……」
カウ「なんだい?」
kg「みんな、貴方に怯えてるわけじゃないんです。」
カウ「え、そうなの?」
kg「むしろ貴方を尊敬してたりしてますよ。我々の元々の保護者(親戚)から話は書いてありますから。」
カウ「そう…そいつはなんて?」
kg「破滅型の天才、自分を大切にしない 表情に出ないだけで根は誰よりも優しい」
kg「概ねそのような評価です。」
カウ「そう……あ、そういえば気になってたんだけどさ」
カウ「ハヤト君とかなり距離があるように感じてたんだけど…なんで話そうと思ったの?」
ハヤト君が驚愕の表情をする
kg「距離があるように…見えたんですか?」
カウ「…?うん、まぁ」
kg「……そう…ですか…」
すごい悲しそうな表情をさせてしまった
kg「あ、そういえば…」
カウ「?」
kg「もう一つ貴方への評価…なのかな…まだそれががありました」
カウ「聞かせてよ。気になる」
kg「すごい恋愛感情に鈍感」
カウ「そう?これでも敏感な方だと思ったんだけど…」
kg「言い換えますね。自分に負ける好意に気付かないそうですね。」
カウ「自覚なかったな…こんな幸薄そうな顔のやつに好意向ける奴なんていないと思ってた。」
ハヤト君がまた驚愕の表情をする。
悪いこと言ったかな?
次回:kg視点