🐯 「 なぁじょんぐく 」
右耳で囁かれ、それと同時にフッっと息を吹きかけられる
🐰 「 うわぁ !? ちょ っ、 」
モブ 「 どうしたの ? 」
🐰 「 い、いや、なんでもない 」
俺は軽くため息をついてチラッと横目で先生を見ると、ニヤッと笑いながら目を細めてこちらを見ている
🐯 「 やっとこっち向いたな 」
🐰 「 っ、、 」
言い返したいのはやまやまだが、前であいつが日誌を書いている限り、下手に喋れない。俺は暫く完全黙秘で通すことにした。すると先生が
🐯 「 、、じゃ、俺戻るわ 」
と言ってガタッっと音を立てて立ち上がる
モブ 「 あれぇ、もう帰るんですか ? 」
🐯 「 帰るって言うか職員室に戻るだけだけどな 」
ポケットに手を突っ込みながら片手でドアを開けると、振り返って俺に向かって一言、とんでもない爆弾発言をかましてきた
🐯 「 じょんぐく、この勝負、お前の勝ちだわ 」
🐯 「 でも俺、お前が勝ったままでは終わらせねぇから覚悟しとくよーに 」
それだけ言い残すと、職員室に戻って行ってしまった
モブ 「 ? 勝負って何ー? ねぇじょんぐく君、教えてよぉ 〜 」
俺の耳にはそんな甘ったるい声は届いていなかった。ただ脳内で繰り返されるのは、“ 勝ったままでは終わらせない ” という発言のみ。
今は先生に勝ったという優越感より、あの、人を惚れさせることに容赦のない教師がやりそうな嫌ーなう予感が、俺の全身を貫いていた
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コメント
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いいね1000にしときました👍🏻 ̖́-
最高(*`ω´)b