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瀬名 紫陽花
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本編スタートです
ではお楽しみください…
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▣歩き続けた、ずっと、導かれるように▣
▣引き寄せられるように、すると気がつけば開けた道路に居た▣
▣スカイブルー、ローズ、パステルライトイエロー、淡い色の外壁と、真っ白な屋根で構成された色を除く、全てが同じ家がずらっと並んでいた▣
▣なぜか懐かしく感じれる、しかし家の中は真っ暗でなにも見えない、どこか不安を煽るような場所だった▣
▣永遠と続いてる住宅街、住人は一切居ない▣
▣Two Timeは進んでいく…▣
◤#1 夢 ◢
Two Time「……あれ、」
◈気がつけば見知らぬ街路に立っていたシンプルな作りの家がずらっと並んでおり不気味で、かつどこか懐かしく感じた◈
◈この不思議な感覚に戸惑うTwo Time、まだ知らなかった◈
◈ここは自分の夢であって、誰かの夢であることを◈
Two Time「…ここ、どこだろ……」
◈妙に懐かしい、しかしここがどこかわからないし、思い出せない。不思議な感覚◈
Two Time「……ぁ、」
◈遠くに人影が見えた……それを人と呼んでいいかはわからないが◈
Two Time「……目玉…?」
◈よく見てみると”それ”は目玉に白い羽が生えている不気味な異形だった◈
Two Time「羽が…?………っひ…!?」
◈突然”それ”が羽を散らしながらこちらへ猛スピードで向かってきた◈
◈身を縮め、目を瞑った、しかし待ち構えていた衝撃は来なかった◈
◈目を開けると◈
Two Time「……あれ…?」
Two Time「居ない…助かったのかな……」
◈幻覚だったらしい◈
◈今の恐ろしい体験から早くここから逃げたい、という衝動に駆られた◈
Two Time「はぁ、はぁ……なんで……ッ……なんで変わらないの……」
Two Time「なんで……同じとこばっかり……?」
◈家の配置、草の生え方、街路樹の位置、雲の位置……何も変わっていない◈
◈突然晴れた空に赤い文字で◈
◀get on the roof !NOW!▶
◈と、文字自体が浮かんでいる◈
◈まるで自分を観察しているかのように◈
Two Time「…え、……?屋上に…?」
◈突然文字が浮かんで、こちらについてくること、意味のわからない指示をされること、不思議なこの空間と、逃げられない恐怖、先程の不気味な幻覚らしきもの◈
◈全てがTwo Timeの精神を蝕んでいた◈
Two Time「……屋上…屋上に…屋上に上ればここから出れるの…?」
Two Time「で…でも……ッ…またアイツが……出てくるの…かも…」
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