「あと1人!」
「何がだ?」
「ぶ、い、ん!」
そう。部員四人で、部活は正式に
認められる。
ちなみに顧問も必要。
(顧問は冠先生)
あとで登場……!
ガラッ
「…なんか頻度高いな」
「運いいんじゃね?」
「あのぉ…?」
「あ、すみません!」
「お名前は…」
「そこの3人は知ってます」
「クロノアです」
「どうしたしにがみ」
「いや!知らないんですか!? 」
「学校でめちゃくちゃ人気で…」
そう!説明しよう!
クロノアさんは人気者!
運動もできて勉学にも 富み、人柄も良く、完璧なのだとか。
「うっわ、完璧…」
「すげー」
「ええっと…」
「ぁ、ごめんなさい」
「悩みはなんですか?」
「っ…」
俺は、なんでもできる。
そう思われているけど、実際そう
ではない。
俺は、不完全な失敗作。
親は、完璧を求めている。
俺には兄がいて、兄はなんでも
できる。
運動、勉学、技術。
とにかく、なんでもこなす、
完璧な人間。
それに比べて俺はーーーー
学校で優秀なだけで、外は広い。
兄のほうが優秀で、俺よりもーーー
だから、俺に存在価値はない。
ただの、モノ。
親はそんな俺に呆れている。
だから、もうーーーー
「諦めたんです」
「え?」
「…夢を」
俺の夢は、アーティスト(音楽)。
でも、親は反対している。
大学も、頭の良いところに入れって
言われてる。
だから、俺は自由じゃない。
なにも出来ない。
「…なるほど」
「わかりました。」
「クロノアさん。」
「その親は馬鹿です」
「…へ?」
「馬鹿以外の何でもない。」
「クロノアさんよりも親の方が存在価値ないですよ。ぶっちゃけ」
「え?え?」
「そいつ、ただの自己満足自己中野郎ですよ!!」
「自分の理想の子供を作ろうとしてるだけ。そんなのクズすぎる。」
「ええ」
「その親に、物申しまぁす!」
「僕も! 」
「俺もー」
「えええええええええ……」
続きはいつか!
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