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俺の遺書

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俺の遺書

1 - 読切

♥

19

2025年05月28日

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nmmn

赤×桃






赤side




白紙のノートに題名を書く。


「俺の遺書」


しかし、そのノートを開いているこの部屋は、メンバーの家の空き部屋。


もしかしたら…とその気持ちを必死に隠す。


夜、月が輝く晴れ模様。


そのノートにはこれまでの思い出や、出来事。


ほとんどが楽しかった事だ。



次に書いたのは

これまでの経緯。

学生時代にやられてきた事。

メンバーへの隠し事。

今までの辛かった事。

思い出せば出す程、胸がギュッと縮められる。


他にも────


ポロッ


ノートに落ちる大粒の水。

今日は泣かないって決めてたのに。

メンバーとの沢山の思い出、今では宝物だよ?




「赤ちゃ~ん!来て来て!」


「赤~?はよしないと置いてくで~?」


「赤ぁ……今日は俺と(」


「赤~?あ、此奴のことなんかほっとけ笑」


「赤~?歌上手くなったなぁ!」



そして、皆口にしてくれた言葉。



「“無理すんなよ”」



まるで家族で。信用出来るお兄ちゃん達。



馬鹿キャラだけど、話し始めると会話が尽きない水っち。


子供組をまとめてくれる。けどふざけたがり屋な白ちゃん。


幼児退行するけど、思考が冷静で、大人な青。


筋トレばっかしてるけど、歌ではピカイチな黒。




そして、ブラコン過ぎるけど、しっかりリーダーとして、社長として引っ張ってくれる桃くん。



赤「ぁ゙ぁ゙っ……ポロッ」



こんな大事な人達。

だけど……今まで



「こいつうっざw」

「こいつと話したら呪われるぜ~?w」

「邪魔。さっさと片付けて。」

「赤なんて友達じゃない。要らないから。」



フラッシュバックしてくる黒色の思い出。

そのせいで…そのせいでっ……!




~~~~~



窓を開け、ベランダへと出る。

明日……飛び込もう。

俺の家より高いかなり高い…ベランダから。

この…暗闇に。

そして…光に。

そう誓い、窓を閉め、俺はベットへ潜り込んだ。




桃side



強い光が差し込む朝。


桃「明るっ……」


昨日は俺の家に上がり込んで。

休みだから2日間ぐらい泊まらせてくれ~って。

でも、まだ寝てるしょ。

そう思い、俺は赤が寝ている部屋をノックした。

予想通り、部屋から反応は無し。


桃「はぁ…入るよ。」


ガチャッ


我ながら空き部屋だと思われないレベルの完備。

赤が寝ているベットの向かいの机に、1冊のノートを見つけた。

何時もならほっとくが、今日だけは見逃せなかった。


ペラッ


ノートをめくる音。

1ページ、また1ページとめくって行く。

6ページ程に差し掛かった所で、とてつもなく長い文章が見えた。


桃「……。」


それにはメンバーとの楽しかった事。

赤が死にたいと思った事。

メンバーに話していない苦しくて、辛い過去。


そして……


俺の遺書


という文字。


桃「……ウルッ」


きっと…此処で書いたということは、赤は見て欲しかったんだろうな。



自分を認めて欲しかったんだろうな。



わかんなくてごめんね。

そう思うと、絶対


「桃くんは悪くない」


って言ってくるだろうから、心の奥底に閉まっておく。


パタン


とノートを閉じて、ノートを元の位置に戻した。


桃「赤~?起きろぉ~!」


今日の夜、迎えに行こう。

黒く染っている赤を。




赤side



月が辺りを照らす。



今日が…俺の命日なんだ。

もう…解放させて。


ガチャッ


窓を開けて、ベランダへと出る。

そして…柵に足を掛けた。


グイッ


突然服を引っ張られ、後ろに倒れる。

だが、痛くは無く、後ろで誰かがそっと抱きしめた。

大きな手。大きな体。


桃「よいしょっ笑」


桃くんが俺を抱き上げ、ベットに座り、膝の上に俺を乗せる。


桃「はい逮捕。笑」


優しい瞳。透き通った桃色の綺麗な瞳孔。

もう俺の目は涙目で、視界が緩んでいた。

だけど、何故か桃くんの瞳だけはくっきりと見えた気がした。


桃「も~、早く言えば良かったのに笑」


「ごめ、なさっ……」


桃「辛かったんだよね、きっと。」


桃「心の中で言い訳しな?笑」


そう言い、優しくぎゅっと抱きしめてくれる彼。

今なら身を委ねても良いのかな…。

中の気持ちを吐き出しても良いのかな。

ごめんなさい。桃くん。


桃「お疲れ様、何時も。」


赤「ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ……ポロッ」


誰かに抱きしめて欲しかった。

誰かに愛して欲しかった。

でもそれが、その人が今目の前に居る。


お疲れ様。


その言葉を求めていた。

助けて欲しかった。


桃「頑張ったね。」


そう言い彼は優しく頭を撫でてくれた。

自分が満足出来る、その瞬間まで。














𝑒𝑛𝑑

中途半端で申し訳ないです……!

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