コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
後日,放課後
『やっと梅雨明け!』
みさき「アイ,偏頭痛持ちだもんね」
恋奈「偏頭痛お疲れアイ!」
杉野「アウトドアの季節ですな
どっか野外で遊ばねー?」
渚「うん,何しよっか」
キブシ「小生達も遊びたいです」
カルマ「じゃ釣りとかどう?」
渚「いいね」
紫花「今だと何が釣れるのですか?」
カルマ「夏場はヤンキーが旬なんだ
渚君や桜庭さんをエサにカツアゲを釣って逆にお金を巻き上げよう」
キブシ「あ"あ"?アイが何て?」
カルマ「なんでもな〜い」
渚「…………ヤンキーに旬とかあるんだ」
野球のする音が聞こえた
其れに杉野君が反応した
モブ「ナイスボールキャプテン!!」
慥か進藤一孝だっけ?
進藤「ん?」
進藤が杉野君に気付き声を掛けた
進藤「なんだ,杉野じゃないか
ひさびさだな」
杉野「……おう」
杉野君に大勢の人が話し掛けた
モブ「…しかしいいよな杉野は」
モブ「E組だから毎日遊んでられるだろ?」
モブ「俺等勉強も部活もやんなきゃだからヘトヘトでさ」
進藤「よせ傷つくだろ
進学校での部活との両立
選ばれた人間じゃないならしなくて良い事なんだ」
其の言葉にカルマ君が反応する
カルマ「へーえすごいね
まるで自分らが選ばれた人間みたいじゃん」
其の言葉に進藤は素直に答えた
進藤「うんッそうだよ
気に入らないか?なら来週の球技大会で教えてやるよ
人の上に立つ選ばれた人間とそうでない人間
この歳で開いてしまった大きな差をな」
僕は溜息を吐いた
『人上人不造(人の上に人を造らず)
人下人不造(人の下に人を造らず)』
社長…いや,僕達の世界の福沢諭吉が書いた学問のすゝめの内容だ
僕は其れだけ云ってそそくさと帰った
これからコーリャと逢引(デート)だし!
〜翌日〜
殺せんせー「クラス対抗球技大会…ですか
…ただトーナメント表にE組が無いのはどうしてですか」
三村「E組は本戦にはエントリーされないんだ
1チーム余るって素敵な理由で
その代わり…大会のシメのエキシビションに出なきゃなんない」
殺せんせー「エキシビション?」
『要するに見せ物
全校生徒が見てる前で男子は野球部の
女子は女子バスケ部の選抜メンバーと戦らされる』
キブシ「一般生徒のための大会ですので
部の連中も本戦には出られない
だから其処で…皆に力を示す場を設けたもの
トーナメントで負けたクラスもE組がボコボコに負けるの見てスッキリ終われる
そしてE組に落ちたらこんな恥かくと警告にもなる」
殺せんせー「なるほど“いつもの”やつですか」
片岡「そ
でも心配しないで殺せんせー
暗殺で基礎体力ついてるし
良い試合して全校生徒を盛り上げるよ
ねー皆」
律「お任せを片岡さん
ゴール率100%のボール射出器を製作しました」
『律ちゃんが出るには四角過ぎるかな〜
ね,片岡ちゃん』
片岡「うん,まぁ…」
寺坂「俺等さらし者とかカンベンだわ
おまえらで適当にやっといてくれや」
あー,出てっちゃった
磯貝「寺坂!…ったく」
前原「野球となりゃ頼らんのは杉野だけど
なんか勝つ秘策ねーの?」
杉野「…………
…無理だよ
最低でも3年間野球してきたあいつらと…
ほとんどが野球未経験のE組(おれら)
勝つどころか勝負にならねー
それにさ,かなり強ぇーんだうちの野球部
とくに今の主将進藤
豪速球で高校からも注目されてる
…俺からエースの座を奪った奴なんだけどさ」
渚「…!!」
…野球…ボール…投げる…
中也が異能使って投げて撃つように指示したらいけんじゃないの
杉野「勉強もスポーツも一流とか
不公平だよな人間って
だけど…殺せんせー
“だけど”勝ちたいんだ殺せんせー
善戦じゃなくて勝ちたい
好きな野球で負けたくない
野球部追い出されてE組に来て…むしろその思いが強くなった
…E組(こいつら)とチーム組んで勝ちたい!!
…まぁでも
やっぱ無理かな殺せんせー」
中也「無理じゃねぇよ
俺も鍛えてやっし殺せんせーはやる気満々だ」
杉野「おっ……………………おう
殺せんせーも野球したいのはよく伝わった」
殺せんせー「…ヌルフフフフ
先生一度スポ根モノの熱血コーチをやりたかったんです
殴ったりはできないのでちゃぶ台返しで代用します」
全員「用意良すぎだろ!!」
中也「最近の手前(テメェ)等は目的意識をはっきり云う様になったよな
殺りたい,勝ちたい
どんな困難な目標に対しても揺るがずに,だ」
太宰「その心意気に答えて殺監督と中也監督が勝てる作戦とトレーニングを授けるよ!」
中也「なんで手前が云うんだ青鯖!」
そして来る球技大会の日
僕等は体操服に着替えて体育館に居た
バスケを始める
だけど直ぐに僕とみぃちゃん,恋奈,紫花,キブシ,片岡ちゃんとの連携プレーでほぼ瞬殺
50点の差をつけて僕等E組の勝利!
原作を変えてやったよ!やったね!