コメント
2件
最高すぎる😀😀😀😀 リクエストなんですが、皆の前で犯 されるみたいな公開○○!?みたいなのが見たいです!応援してます!
連載の詳細にも書いてある通り💙右固定です!
※💛出演❌
※💙が可哀想
※誰も悪く無い
※急展開
※低レベ
※ご本人様関係❌❌
ーーーーーーーーーーーーー
最近、恋人である元貴とあまり話せていない。
仕事の時間帯がズレて、大体俺が寝てる間に帰ってくるようになった。
たまに会う時もあるけど、もう何ヶ月もまともに喋ってなくて、何も発せなくて、時間が過ぎるのを待つ。
そんな関係になって、もう振られるのも時間の問題だと思う。
強い奴じゃなくてごめんなさい。
【若井くん、ここミスしてるわよ、最近忙しいのは分かるけど、手は抜かないように。】
『はい、すみません。』
ちょっとしたミスを繰り返して。
【若井くん!ここ、これ、大事な資料なの、分かんないかな?!!あのさ、君の代わりなんていくらでも居るんだよ!!】
『すみません、気をつけます。』
【気をつけます気をつけますって!何回目だよ!?!】
『すみません。』
理不尽な理由で怒られ、
恋人とはもう別れかけ。
もう疲れちゃったよ。
辛いなあ、お先真っ暗とはこの事なんだろう。
そう思えるほど、元貴との未来が見えない。
最寄り駅で電車から降りて、バス停に向かう。
バスから降りて、しばらく歩く、信号を前に俺は1人寂しく立つ。
夜なのに、車は絶えず通る。
もし今ここで数歩踏み出したら、もう楽になれるのだろうか。
下を向く、水たまりに映る自分の顔は酷く疲弊してて、隈ができている。
ちょっと離れた所から大型トラックが走って来ている。
その時背中に衝撃があった。
通行人だろう、バッグでも当たったんだろうか。
体が前に斜めって落ちてく感じ、あ、
死ぬんだ。
走馬灯が見える気がする。
ガッと腕を掴まれ、強く引っ張られる。
『ひゅ、』
直後大型トラックが凄い勢いで走り去る。
恐る恐る後を見ると、
『もと…き。』
「若井、酷い隈。帰るよ。」
『いて゛ッ、ちょ、ま、』
強く掴まれて家まで引かれてく。
「もう、本当に心配した。僕があの場にいて良かった。」
そんな事を言われた。
本当に助かったと思っている反面、もう俺に冷めきっているだろうに、何で助けたんだろうと思ってしまう。
『心配かけてごめん、もう寝るから。』
「……。」
元貴。
何でそんな顔をするの、分かってるから俺に冷めてるのは、もう希望を持たせないで。
悲しい顔をしないで。
2人で寝るように買ったキングサイズのベッド。
2人で寝たって広いのに、1人で寝たら尚更広く感じる。
でも今こんな事になってんのは、俺のせいだよな。
分かってるから。
俺が全部悪いって。
もう、いなくなりたいな。
『ありがとう』、とか『さみしい』とか、ほんの数文字が口に出せない。
なんて情けないんだろう。
別れを告げようか、悩む。
そんな事出来っこないって、分かってんのに。
鳥が鳴く。
朝が来た、休みの日だけど、俺にとっては酷く怠く感じた。
だって、元貴に別れを告げられる日だから。
そう、予告された訳じゃない、でもわかる。
もう、そういう時期って。
別れを告げられたら言うんだ。
今までありがとうって、まだ大好きだよって、
さようならって。
泣かないで、言えるかな。
「ねえ若井。」
『な、、に、。』
「若井は、僕の事好き?」
『う、、ん。』
「うん、知ってる。僕も若井の事愛してる。」
『ッ、、、。』
「僕たちはまだ、続けていけるよね。?」
『ッ、ぅん、、。』
「良かった。」
「泣かないでよ。僕も泣いちゃう。」
『ゔ、ッう、、ぅ、ん゛、』
ねえ元貴、
「うん?」
『ありがとう。』
〜Fin〜