rttt (rbru要素あり)
ご本人様方とは全く関係ありません
ここから先は伏せ字なし
部屋にカタカタとタイピング音が響く。
明るく光る画面には、いつもでは絶対見ないような文字列が映っている。
「……彼氏、誘う…うーん、難しいな…」
僕は今、リト君との関係について少し悩んでいる。
いや、もちろんリト君のことは大好きだし不満があるわけでもない。
僕にはもったいないくらい良い恋人だ。
……でも。
「リト君流石に優しすぎるんだよなぁ…」
僕が悩んでいるのは夜のことについて。
リト君の優しさが発揮されているのか、行為中でもずっと優しいのだ。
痛いのが良い、というわけではない。ただもう少し激しくしてほしい気持ちもある。
「うーん、これもしかして変態だったりするのかな…」
小声でつぶやき自嘲気味に笑う。
どうしたらいいんだろう、と悩んでいると突然スマホが鳴った。
「ん、電話?……ロウ君?」
ロウ君から電話なんて珍しいな。
そんなことを思いながら応答ボタンを押した。
「もしもしロウ君?」
『おー、イッテツ久しぶり』
「いや久しぶりではなくない?この前一緒に配信したじゃん」
『え、そうだっけ』
「そうだよ!どしたのロウ君、大丈夫?」
いつもと少し違うロウ君に不信感を抱く。
すると、ロウ君は歯切れ悪そうに言葉を紡ぎ出した。
『いやー、あの…さ?ちょっと相談に乗ってほしくて』
「相談!?あのロウ君が!?」
『俺のこと何だと思ってんの?』
ロウ君はそう言うが、彼が相談なんて珍しすぎる。というか今までされたこともない。
頼られたことに嬉しく思いながら、少しワクワクして内容を聞く。
「で、なになに?どうしたの?」
『お前なんか活き活きしてんな…まぁいいか。……星導の、ことなんだけど』
「るべ君?るべ君がどうかしたの?」
恥ずかしいのか小声で言うロウ君にかわいいなと思いながら尋ねる。
ちなみにるべ君とロウ君は付き合っていて、僕から見てもお似合いのカップルだなぁと思う。
『お前リトと付き合ってんじゃん?で、俺らより期間長いだろ?』
「え?まぁそうだけど…ほとんど変わりなくない?」
『まぁそんなイッテツに相談があってさ』
「全然話聞いてくれないじゃん」
こういう時のロウ君は強引なのかと少し呆れながらも、友達の新しい一面が知れた気がして嬉しくなる。
しかし、その気持ちは放ったロウ君の言葉でかき消された。
『その…星導が、ずっと優しいんだけど…どうしたらいいと思う?』
「……えっ、と、優しいのはいいこと、じゃない…?」
『いや、普段じゃなくて……行為、中』
「……」
ごめん、ロウ君。
それ僕には答えられないや。
「えー、っと、ねぇ…」
『うん』
「…ごめん、分かんない」
『……は?』
ロウ君の素っ頓狂な声が耳に響く。
だって仕方ないじゃん!僕も今そのことで悩んでたんだから!!
「いや、実は、さ…?」
『……なるほどな、お前も今同じことで悩んでんのか』
「そうなんだよねぇ…」
しん、と部屋が静まり返る。
何を言ったらいいのか分からない。きっと向こうも同じ状況だろう。
…いやでも待てよ。
せっかくロウ君が相談してきてくれたのにそれを無下にしていいのか?
それに僕はこういったことに関しては先輩だ。あんまり変わらないけど先に恋人になってるわけだし。
ロウ君のためにもなんとかしてあげたい…
「……あっ」
『何?』
「作戦とか立ててみない!?」
『うぉっ、急に大声出すなよ』
ガタッと音を立てて椅子から立ち上がった。
加えて大声を出してしまい、ロウ君から咎められる。
「ご、ごめんごめん…」
『いや別にいいけど…作戦って何?』
ロウ君に聞かれ、椅子に座り直して口を開いた。
「るべ君がロウ君に優しくできないようにする作戦、かな」
『っ、はぁ!?』
「だってロウ君るべ君に激しくしてもらいたいんでしょ?だったら作戦立てようよ!」
『お前ド直球だな…てか作戦って何すんの』
「えーっとね、実は今思いついたんだよね」
そう言いながら僕は先週のことを思い出した。
あれはちょうど1週間前、事務所でるべ君に会ったときのこと。
「あれ?るべ君じゃん!」
「おやイッテツ、こんなところで会うなんて珍しいですね」
「ね〜、確かに珍しいかも……あ、そういえばロウ君とは上手くいってるの?」
「当たり前じゃないですか、上手くいきすぎなくらいですよ。小柳君が可愛すぎて」
「惚気けるね〜」
「だって可愛くないですか?ツンデレ小柳君。イッテツもそう思いません?」
「それは…同意していいやつ?」
「どっちでもだめです」
「ダメかぁ」
ケラケラと笑ってみせると、るべ君は少し不満そうな顔をした。
「あ、るべ君さぁ」
「何です?」
「ロウ君に何かして欲しいこととかあったりするの?」
ロウ君にベタ惚れのるべ君。
そんな彼がロウ君に求めることってあるのかな、と思い興味本位で聞いてみた。
「して欲しいこと…ですか。小柳君は今で十分可愛いですからねぇ…」
「まぁそう言うと思ったよ」
「まぁでも、強いて言うなら甘えてほしいですかね。あのツンデレ具合はめちゃくちゃ可愛いんですけど…小柳君が甘えるっていうのは想像がつかないので。見てみたいっていうのはありますね〜」
「あー…たしかにそれは想像つかないかも」
「もちろん今の小柳君も言葉に出来ないくらい可愛すぎますけどね!?」
「分かった分かった」
「……ってことがあってさ?」
『なっ…は?アイツ、そんなこと言ってん、の…?』
全て話し終えると途切れ途切れのロウ君の声が聞こえてくる。
向こうで赤い顔をしているであろう彼が目に浮かぶ。
「まぁそういうことだからさ、甘えてみたらどうかな?」
『お前めっちゃ簡単に言うじゃん』
「だってそれしか思いつかないし…一番効果的だと思うけどなぁ」
『……分かった、頑張るわ』
「おぉ〜!」
『で、お前はどうすんの?悩んでんだろ?』
ロウ君に聞かれて自分も同じ状況であることを思い出す。
いや、覚悟を決めている時点でロウ君のほうが一枚上手か。
「うーん…自分でなんとかするよ」
『マジか、できんの?』
「もちろん!なんてったってこういうのに関しては僕は先輩だからね!」
『いやあんまり変わりないって言ってただろお前』
ふは、と笑う声に思わず気が抜けてしまう。
「まぁそうだね、とりあえず誘ってみよ…」
『うわっ!?』
「えっ?」
突然ロウ君の悲鳴が聞こえ、思わずスマホを落としてしまいそうになる。
「ちょっ、ロウ君どうしたの!?大丈夫!?」
『大丈夫、星導が帰ってきただけだから……っごめんイッテツ、切るわ』
「なん、え?ロウ君!?」
その言葉を最後に電話が切れてしまった。
ロウ君はそんな嘘をつく人間ではないから、身の危険がある訳ではないだろう。
そこは心配しなくても大丈夫そう、だけど…。
「るべ君が帰ってきたって…それこそやばくない?」
僕達の話をるべ君がどこまで聞いていたのかは分からない。
でももし最初の方から聞いていたとしたら…
「ご愁傷さま、ロウ君…」
「なーにがご愁傷さま?テツ」
「うわぁっ!?」
急に後ろから声がして今度は僕が悲鳴を上げる。
…なんだか嫌な予感がする。
それが的中しないことを祈りながらゆっくり顔を後ろに向けると、にっこりと笑ったリト君が立っていた。
「お、おかえりリト君…」
「ただいまテツ。で?」
「え、えーっと?で、っていうのは…?」
目を逸らしながら尋ねると、リト君は僕の顎を掴み無理やり目を合わせた。
鼻先が当たるくらいの距離まで近づき、心臓がドクンと高鳴る。
「リ、リト君…?」
「どーやって誘ってくれるわけ?」
……終わった。
いや、まだ希望はある。
問題はリト君がどこから聞いていたかだ。
「さ、誘うって何?僕よく分かんないなぁ…」
「とぼけんなって〜、とりあえず誘ってみるって言ってただろ?」
…あぁ、完全に終わった。逃げ場がなさすぎる。
そりゃあ激しくしてもらいたくはあるけど誘うとなると恥ずかしすぎるし……
「え、っと……」
「…なぁテツ、別に言わなくても良いんだぞ?」
「リ、リト君…」
「いつも通りにするだけだし」
優しくそう言われて喉の奥がはく、と震える。
…嫌だ。それは嫌だ。
もちろんいつものリト君も好きだ。それは当たり前。
でも……でも。
激しく、してほしい。
「……あの」
「ん?」
「は、げしく襲って、ください…」
「…………」
緊張と恥ずかしさで日本語が少しおかしくなってしまう。
しかし、そんなことを気にする間もなく後頭部をぐっと引き寄せられた。
「っ、んぅ゛!?♡♡」
唇が重なり合い、すぐにリト君の舌が口内に侵入する。
上顎をなぞられたり奥歯をなぞられたり、時には舌を絡ませたり。
そんなことをされているうちにだんだんと息が苦しくなってくる。
「ぁ゛、ぅあ♡♡う゛……」
まずい。酸素が足りない。
とんとん、とリト君の胸を叩く。
「……♡」
「っ゛、ぐ!?♡♡ふっ、ぁ゛♡」
しかしリト君は唇を離さない。
それどころか僕の顔を両手で掴み、さっきよりもねちっこく舌を絡ませてくる。
……やばいこれ、ほんとにまずい。
ぐらりと視界が揺れた。
「っ、ぷは、♡♡はーっ、はーっ……ゔ、ぁ?♡」
すると、意識を失いそうになる直前に唇を離された。
腰が震えて立っていられなくなり、がくんと膝をつく。
「ははっ、テツ大丈夫か〜?これくらいでへばるとか可愛いなぁ」
「っ、リト君が肺活量すごすぎるだけ、でしょっ…!ちょ、もうむり…、♡」
酸素を取り込もうと必死に息を吸うが、さっきの刺激で上手く吸い込めない。
少しの恨みを込めてリト君を睨むと、そこには口角を上げて雄の顔をした彼が居た。
「テツ〜、その顔何?マジで俺の理性壊そうとしてる?」
「っ、え……?」
そう言うと突然リト君がしゃがみ込み僕を抱き上げた。所謂お姫様だっこというものだ。
そのままベッドに降ろされ、その上にリト君が乗った。
「なぁテツ、激しくしてほしいんだったよな?」
「……う、ん」
「かわい…マジで止まらなくなるけどいいの?」
そう言うけど、どうせ僕が何言っても止まる気ないでしょ。
そのまま僕はリト君の肩に腕を回し、ぐっと自分の方へ引き寄せた。
「ぅおっ、テツ?」
「…いーよ別に、ずっとそうしてほしかったんだから。止まる必要とかないよ」
鼻先が触れそうな距離。
僕が言ったと同時に、リト君はギラリと目を光らせた。
「……言ったな?泣いてやめてって言っても止まらないからな」
「あは、そんな事言わないから大丈夫だよ」
少しの恐怖を覚えたが、その態度を出してしまうのはなんだか負けた気がして悔しい。
口角を上げて煽ると、またリト君の目が光った気がした。
「後悔すんなよ」
にやりと笑ったかと思うと突然ナカに指が入ってきた。
いつの間にズボンを降ろされていたのか。
「お゛、ぁ!?♡♡ちょ、きゅうにっ…♡」
「挿れてないだけマシだろ?ほら、ちゃんと集中しろよ?♡」
瞬間、ナカのしこりをぐっと押される。
急な快感に耐えられずビクビクと体が震える。
「お゛あ゛っ!?♡♡♡、やめ゛、ん゛あぁっ♡♡」
「んは、かわいー…♡」
「っいぐ、♡いぐっ゛♡♡い゛っちゃう゛からぁぁっ♡♡」
「いいよ?イって」
「ひ゛、あ゛ああぁぁあ゛っっ゛♡♡♡♡」
耳元で囁かれ、為す術もなくイってしまう。
強い快感で目が開けられない。
「お゛おぉっ゛!?♡♡♡」
「んは、テツ挿れただけでイっちゃったの?女の子みたいじゃん…♡」
薄暗い視界の中、強い快感が走った。
何の前触れもなく挿れられたせいでまた僕のモノから白濁液が出てしまう。
そんな僕の姿はリト君の目にしっかり映っている。…はずが、彼はそのまま腰を動かした。
「んあ゛ぁっっ!?♡♡♡♡ま゛って、いまいっだ!!♡♡とまっでぇ゛っ♡♡♡」
「んー?激しくしていいって言ったのは誰だったっけ?」
そう言いながらリト君はしこりの部分を重点的に擦る。
ぐりぐりと揺れておかしくなってしまいそうだ。
「あ゛あぁあ゛っ♡♡♡♡♡ごめ、ごめんなさぃ♡♡ぼくですっっ゛♡♡♡」
「そーだよなぁ?テツ、このまま辞めちゃっていいの?」
「っ、やだ♡♡♡きもちぃ、き゛もちいからあっ♡♡♡♡やめないでっ、♡♡」
だめだ、頭が回らない。
きもちいい、きもちいい。もうそれだけしか考えられない。
「っ…テツお前、そういうところだぞ…」
「なにがぁっ、?♡も゛、りとくんうごいてっ、はやくうごいてっ゛♡♡」
「おまっ、あんま煽んなよっ…!」
ぐぐ、とリト君が腰を後ろに引く。
これ以上引いたら抜けてしまいそうだ。
「り゛、とくん?っやだ、ぬかないでっ、」
「心配すんな、絶対気持ちよくなるから♡」
するとリト君は大きなゴツゴツとした手で僕の腰をがっしりと掴んだ。
そしてそのまま勢いよくナカを突かれる。
ぐぽんっ♡、と人の体から鳴ってはならない音がした。
「お゛、があぁあ゛っ!?♡♡♡♡ぁがっ、♡♡♡ぃ゛、ぁぁあ゛〜〜〜ッッ♡♡♡♡」
「やっぱ結腸入るんだな、♡ほんと淫乱じゃん…♡♡」
リト君が興奮した表情で何かを言っているが頭に入ってこない。
かひゅ、と喉が鳴った。
腰を振られる度にぐぽぐぽと腹の奥が鳴って、快感の波が押し寄せる。
「お゛ごっ、が、ぁあ゛っっ♡♡♡ひぎっ、♡♡ぉあ゛あぁっ!?♡♡♡♡」
「んは、汚い声…♡」
「あ゛ああぁっ♡♡♡っごめんなさ、ごめんなさぁいっ♡♡っっ゛ぅあ゛っ〜〜〜〜♡♡」
「別に謝らなくていいぜ?どんなテツでも可愛いし♡」
すると急に振っていた腰を止め、僕の肩をがしりと掴んだ。
「テツ、振るのも好きだろうけどハメられる方が好きだよな?もっかいやってやるからな♡」
「ぅ、え゛っ!?♡♡ちょ、だめだめだめだめっっ♡♡ごわれる゛っ…♡」
「大丈夫、壊れたら俺がちゃんと面倒見てやるから♡♡」
そしてまたさっきと同じように腰を引く。
これから訪れるであろう強すぎる快楽に怯えて首をぶんぶんと振るが、意味は全く無かったみたいで。
どちゅんっ♡♡
「ん゛おお゛ぉぉお゛っっ!?♡♡♡♡♡ま゛っでしぬ゛♡♡♡しんじゃう゛っ♡♡♡♡、あ゛へっ、♡♡♡♡♡」
「アヘ顔かわい…♡」
またごちゅごちゅと音を立てて腰を振る。
しかもさっきよりも早く。
「お゛、あ゛ああぁッッ♡♡♡い゛っちゃう♡♡ひ、あ゛ぁぁ〜〜〜〜〜ッッ♡♡♡♡♡」
抵抗もできずに快楽に溺れ精液を吐き出す。
余韻で体がビクビクと震えたが、お構いなしにリト君は腰を振り続けた。
「ん゛お゛あぁあぁぁっ!?♡♡♡♡いってう゛♡♡♡♡いま゛いっだから゛ぁあっ!!♡♡♡」
「っ、俺ももうイくからっ…♡」
「あがっ゛♡♡♡、っいっしょ、いっしょいこ…♡♡」
「おま、今日はとことん煽るなぁ…!?♡♡」
ぐ、と強く腰を掴まれる。
ごちゅんっ♡♡♡
「ひ゛おっっ゛♡♡♡ぉああ゛〜〜〜〜〜〜ッッッ!!♡♡♡♡♡」
「ぐっ……♡♡」
僕のモノからまた精液が吐き出される。
それと同時にお腹の奥に熱いものが注がれた。
その熱さと快感から逃れようと腰をピンと仰け反らせる。
「っ、はぁ゛っ、♡♡はーっ゛、♡♡♡」
肩で息をして何とか酸素を取り込もうとするが上手くいかない。
体が重くて起き上がれない。
重くなる瞼に身を任せ、唇に柔らかい感触を感じながらそっと意識を手放した。
コメント
2件
うわ😭😭最高すぎます😭😭この作品でrttt好きになりましたありがとうございます😭😭😭💖💖