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特別室
BLなし(抱きつくなどあり)
病気パロ
地雷ばいばい
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くっそ長いです
なんでもいい人だけ読んでねん
一応
大神赫→(小児科)、医者
稲荷水→(小児科)、ナース
白→ナース、医者免許あり
岩崎青→医者
黒→ナース
桃「あーぁ、何してんだろ俺」
点滴抜いて病院の屋上行ってただ空を見上げる
きっと今病院の中ではパニック状態だろう
特別室の患者がいないんだから
青「桃は、」
ナース「居ない…です」
青「何してんねんはよ探せッ」
ナース「は…はいッ」
赫「青、落ち着いて」
青「落ち着けるわけないやろ…ッ!?」
水「そんな焦ってたら桃ちゃんも帰ってくるの嫌だと思うよ、焦る気持ちもわかるけど…」
青「点滴無しでおれる時間は1時間もないねんで」
白「大丈夫大丈夫…おるから…」
黒「俺も探してくるな」
兄貴が病室を出て行き、特別室の空気は静かで気持ち悪い
ベットには誰もおらんくて、点滴だけがある
なんだか桃が死んだ、そんな気がして手が震える
桃は絶対に殺したらあかん
生かせなあかん
アイツは…絶対に…ッ
青「俺行ってくる」
赫「怒鳴っちゃダメだよ、」
返事の代わりに頷いて特別室を出た
桃「…」
クラクラしてきた、もうそろ戻んないとかな
桃「流石に行かなきゃ…まずい…」
後ろを向いて屋上の出口を目指して歩く
ただもう限界だったようで
前より弱っているんだなって実感した
膝から崩れ落ちて視界は綺麗な水色の雲ひとつない空になった
青「お…!!!…こ..る..!?」
桃「…青…?」
青「もう…!!!お…た…!」
聞こえないよ…青先生
桃「…ん゛…」
青「…おはよ」
桃「青…せんせ…」
俺の担当医、岩崎青
小さい頃からずっと見てもらってるすごい医者らしい
青「心配してんからな…」
そう言われて抱きしめられる
俺の口には呼吸器がついてて生きることを強制させられているような気分になって気持ち悪い
青「ごめんな、今呼吸器外すから」
桃「ゲホッゲホッ」
青「呼吸しんどい?」
桃「しにく…い」
青「薬がちゃんと効くまで呼吸器つけとこか」
白「なんか薬必要?」
青「ーー、ーー150mlのやつよろしく」
白「ういよ」
白ちゃん、医者免許を持っているナースでよく俺の近くに居てくれる
桃「大神…先生は…?」
青「一番オペ室で緊急オペ、兄貴も水も立ち会ってんねんよ」
桃「…そ…っか」
やっぱり呼吸器は喋りにくい、気持ち悪い
青「…なんか嫌なことあったん?」
桃「んーん…限界…やっぱ知っときたいじゃん….?w」
青「危なかってんでな」
桃「えへ…w」
白「もってきたでー」
青「お、検査キットまで持ってきてくれてんな、ありがと助かるわ」
白「点滴増やすなー、」
桃「ん…」
青「よいしょ、桃1回手貸して」
桃「…」
青「…ごめんな、ちゃんと元気にさせるから…」
細くなって、震えている俺の手
青「ちょっとチクッとすんでー」
桃「いだッ…」
青「もうできたからな、大丈夫大丈夫」
白「そっから俺するわ」
そういった瞬間青の院内用のスマホが震えた
青「岩崎です。」
『2番オペ室のオペしてくれませんかッ…今〇〇先生がオペに失敗して…』
青「俺以外無理っぽい?」
『…はい…』
青「…今行く」
桃「…頑張って…ね…」
青「待っといてな」
そう言って青先生は特別室を出ていった
桃「青先生…凄いなぁ…」
白「桃ちゃん将来の夢とかあんの?」
にこにこしてそう聞いてくる白ちゃん
桃「んー…青先生の…右腕とか…?w」
白「ええやんええやん!一緒に治療していこな」
桃「…ぅん…!」
ただ、少し諦めてるところもある
もうずっと親は見舞いに来てないし、日が経つにつれて点滴が増えてくだけ
白「あ、121番室いかな…ちょっと待っといてな」
桃「…行って…らっしゃい」
白「はーいw」
頭を撫でて白ちゃんも特別室を出ていった
呼吸器、外しちゃダメかな
桃「…やめとこ」
先生たちがいなくなったらすることが全然なくて、寝るか外見るかの2通りしかない
流石にもう今日は病室抜け出せないし…
桃「ほんとにやることない…」
ぼーっとしていると急にドアが空いた
桃「誰…?」
母「久しぶり、桃」
もう顔も見たくなかった
ずっと見舞いにも来ずに何してたんだよ
母「見て、弟できたのよ!!」
桃「…え?」
母「いい人と再婚が決まってねー?」
手が震えた
病室から抜け出したかった
もう、顔も見たくない
こんな人生嫌だよ
先生…誰か来てよ…
(赫視点)
やっとオペ終わったぁー…
ナース「あの大神先生…」
赫「ん?」
ナース「オペが終わったらすぐに特別室の患者のところに行ってくれと岩崎先生が…」
赫「ありがと…」
走って特別室まで行き、ドアを開けた時
赫「桃君体調どー…って何してるんですか、離してください…ッ」
母「この子もういらないのよ…」
桃「はひゅっ…ゲホッ…」
桃君のお母さんが桃君の首を絞めていた
赫「…ッお願い…」
そう小さな声で願ってナースコールを押した、水っちか兄貴が当たると信じて
母「手離して…殺させてよ…」
赫「ダメですッ…今免疫が落ちてて呼吸器が…ッ」
母「こんな子いらないのよッ」
赫「…なんですかそれ、桃君がどれだけの思いで病気と戦ってきたか、その気持ち押し潰さないでくださいよ赫達だって全力尽くしてるんですッ」
ガラッ
水「はぁ…はぁ…」
青「暴力、暴言、それに殺人未遂、警察署直行ですね乾さん」
水「桃ちゃん、呼吸器つけるね」
青「乾さんはうちの病院長と警察呼んでますんで、そちら行きましょうか」
母「…はぁ…?こんな金食い虫どうやって誰が育てるのよ…ッw」
桃「…」
水「…桃ちゃん…聞かないでいいの…」
耳を防いでいる水っち
青「それ以上は警察が何時間でも話聞いてくれますんで」
そう言ってナースに桃君のお母さんが連れていかれた
赫「ごめん赫何も出来なかった…」
青「そんな自分責めんな、てか弱るな」
赫「…え…?」
青「患者の前では弱みを見せたらあかん、患者が心配してまうやろ」
赫「…確かに」
青「子供大好きならちゃんと患者を第1にな、」
頭を撫でられて、すぐベットの方を見て薬の投与を水っちに頼んでいる青、患者にとっても赫達医者にとってもいい人だなってよく思う
桃「青…せんせ…」
青「なんや、なんかいつもと違うことあるか」
桃「俺…金食い…虫…?」
青「何言ってんねん、桃は人間やろ」
白「…そこちゃうなぁ…w」
水「ーー200ml準備できましたー」
白「俺投与するから2人戻っとき、オペで疲れてるやろ」
赫「ありがと、行こ水っち」
水「はーい」
白「ーー200ml投与します」
ほんとに、白ちゃんと青はいつも息あってるな
そう思って特別室から水っちと一緒に他の患者の病室へと向かった
(桃視点)
桃「…青…せんせ…」
青「ん?」
桃「もうすぐ…他のとこ…行っちゃう…?」
青「どうやろ、確認するからちょっと待ってな」
桃「ぅん…」
青「俺は今から30分ぐらいで行かなあかんわ」
桃「白ちゃん…は…?」
白「んー?俺後は後輩に任せれるからあと2時間ぐらいはおれるで、なんも無い限りはやけど」
桃「俺…1人いや…」
青「大丈夫…大丈夫大丈夫」
桃「俺…お母さん…居なくなったら…どう…なるの?」
青「…わからへん、」
桃「病院代…払えなく…なっちゃう…よ…?」
白「大丈夫や、どないかなる、いやどないかする」
青「病院長が引き取ってくれそうな気もするけど患者やしな」
桃「なんで…俺…生き…てるの…?」
なんだかだんだん眠くなって目が閉じて行く
もっと話したいのに
青「…おやすみ」
うっすらそう聞こえて眠りについた
桃「…ん゛…?」
手は震えていて
なんだかいつもと違う
青「あ、おはよ桃」
桃「俺どれくらい寝てた…?」
青「8時間ぐらいかな、」
桃「てか呼吸器ついてない…」
青「安定してきたから寝てる間に取ったで」
桃「そっか、」
てか8時間も寝てたの…?
8時間も寝てたならもう真夜中なはず
青「なんかいつもと違うか…?」
桃「いや…今何時…?」
青「もうそろそろ日付変わるぐらいちゃうかな」
桃「俺…手術した…?」
青「…」
桃「なんで?なんで手術が必要だったの…?」
青「寝てる間に発作起こして生死に関わるレベルやって、俺が手術したで、」
青先生なら…いっか
桃「俺身体どんどんダメになってる…」
青「…大丈夫、俺が治す絶対に」
そーいう青先生の顔は疲れきっていて、目の下には凄い濃い隈があった
桃「疲れてる顔してる、ちゃんと寝れてる?」
青「こんな仕事してたら夜の仕事も少なくなくてな、w 最近は全然寝れてないな…」
桃「ちゃんと寝てよ?青先生いなくなっちゃったら俺治療する気ないもん、」
青「おぉ、w ちゃんと寝ななw」
桃「一緒に最後まで頑張るってちっちゃい頃約束したもん」
青「覚えとんねんなw」
桃「覚えてるよ、はっきりと」
青「ほんじゃ俺戻って仮眠とっとくからなんかあったらすぐにナースコール押してな」
桃「はーい、」
青「おやすみ」
桃「おやすみ、また明日」
ガチャ…
ちゃんと寝てよね
カチッ…カチッ…カチッ…
時計の音が響き渡る特別室には本当に何もなくて、言っちゃえば凄く暇
こー言う時はいつもぼーっと幼少期を思い出す
桃「はぁ…はぁ…ゲホッ…カヒュ」
青「おった、病室戻るで」
桃「もっと遊ぶの…ッ」
青「発作起きそうになってるから…ほら行くで」
桃「発作とかどうでもいいもんッ」
青「よくないねんって…」
桃「どうせ死ぬのに発作?どうでもいいよそんなのッ」
青「大丈夫やから、ちょっとだけ病室戻ろーや」
桃「…」
青「ん、偉い偉い」
遊ぶ時間はほぼなくて遊ぶ時は青先生と一緒じゃなきゃ駄目で、よく目を盗んで走って逃げたりしてたけど青先生体力化け物すぎて追いつかれちゃってたなぁー、w
…ちょっと寝よ、なんか気持ち悪い
寝ようと目を瞑っても体調が悪くて寝れない
気持ち悪い…気持ち悪い…ッ
気づけば爪が剥がれかけそうになる程強い力でシーツを握りしめていた
と言うよりかは引っ掻いていた
息もしづらくなっていって青先生の名前をずっと呼んでいた
でもこんなちっぽけな声は届かなくて
誰もきてくれなかった
桃「岩崎青…せんせ、ッ」
もう声が出なくなった時勢いよくドアが開いた
白「桃ちゃんもう大丈夫やでー、ちょっと薬多くしよか…誰かッ」
点滴を見たとき白ちゃん先生が少し怒った顔で他のナースを呼んだ
白「もうすぐよくなるからな、呼吸器つけるで」
桃「ん゛…」
強い力でシーツを握っている手をいきなり誰かに握られた
青「大丈夫やで桃…すぐ楽になるからな…」
桃「青…先生…」
そう言って意識は途切れた
(青視点)
ありえへん、この薬桃の薬物アレルギーに当てはまってる
青「、、、はぁ」
バンッと誰かが机を叩いたと思えば白やった
白「ほんまにありえへん、、、ッ」
ガチャ
赫「病院長に言ってきたよ、こっちで全部終わらせるから気にすんなって」
あかんほんまにイラつく
青「…桃のとこおるわ」
赫「あ、ちょ青ッ」
赫の声を前無視して特別室まで足を運ぶ
ガチャ
青「…」
全然守れてない
ただ手術して近くにおるだけ
全然治ってないし
言ってないけど悪化しとるし
このまま過ごして行ったら悪化して行って
手術すらもできんくなって
…手放さなあかんようになるんかな
桃「青せんせ…?」
消えそうな声で話しかけてくれる桃が今は怖くて
青「…ん?」
桃「泣いてる…」
呼吸器をつけている桃の細い手がスッと伸びてきて頬を優しく撫でられて自覚した
俺桃を手放すことが怖くて泣いてるんや
桃「なにか…怖いこと…あったの?」
青「いや?なんか疲れてるんかもな、w」
桃「そっかぁ…お疲れ…様…」
青「ありがとうな」
頭を撫でるとにこっと優しい笑顔を見せる桃
おい、何凹んでんねん
こいつを助ける、約束したやろ
なんとしてでも助けろ、自分の命削ってでもな
桃「青せんせ…どんどん…賢くなってるね…」
青「え?」
桃「ナースさんがね…次の病院長は…青先生だね…って言ってた…」
にこーっと話す桃が可愛くて笑みが溢れた
青「病院長かぁー、w」
桃を治すことが最重要で病院長とかぶっちゃけ興味がなかった
桃「ずっと…見てもらってる…先生が…病院長とか…俺凄くない…?w」
青「凄いかもなw」
桃「でも…青が…病院長につく時…俺…まだ生きてるかな…」
青「生きとかな俺医者辞めよーっとw」
桃「えぇー?w」
桃と話していると急に病院用のスマホが震えて誰からか確認すると病院長やった
青「ちょっと出てくるわ、すぐ戻るからな」
桃「ん…行って…らっしゃい」
にこっと微笑む桃をそっと撫でて特別室を出ていった
青「失礼します」
病院長「ちょうど揃ったな」
部屋を見渡すと白がいた
少し不安そうな顔でこっちを見つめている
病院長「端的に言うと乾桃を他の病院に渡そうと思う」
青「…は?」
病院長「ここに何年もいて、悪化している一方だ そんな患者をずっと居させる訳にも行かないだろ」
青「…じゃあこれを機に俺もこの病院辞めますね、今までありがとうございました」
病院長「なぜそこまであの患者を大事にするんだ」
青「絶対治すって約束しましたし、あの患者は俺にとって太陽なんで、何年かかっても何十年一緒に頑張ってでも俺が治すって決めてたんで」
病院長「それでも特別扱いしすぎじゃないか」
白「待ってください、乾桃さんこの病院から出たら多分精神的にやられますよ」
病院長「どういうことだ」
白「今日ここに来るまでに乾桃さんの病室の前通ってきたんですよ、そしたら青先生と仲良く楽しそうに話していて俺らにとって乾桃さんは太陽ですし、乾桃さんにとって俺らは太陽なんじゃないかと思って」
青「桃が辞めるなら、俺も辞めます。人生も」
病院長「…そこまで言うなら検討しとくよ、ほら戻れ」
青「ありがとうございます。失礼しました」
白「失礼しました」
青「あー怖かった怖かった」
白「人生辞めるって相当桃ちゃんと一緒におりたいねんなw」
青「あいつは…絶対いるやろ」
白「桃ちゃんの病室でも行くかぁ」
青「はよ戻らな、w」
白「あ、青」
青「ん?」
白「ほい!」
パチンッ
青「ハイタッチ?w」
白「したかったからw」
青「なんやそれw」
二人で笑いながら桃の病室まで行く暖かい時間が好きやで、白
桃視点
…カランッ
桃「んー…難…」
赫「今どんぐらい?」
桃「ここまで行けたんだけど…こっからがムズくてー…」
赫「うわ、惜し…」
桃「でしょ…」
ガラッ
青「帰ってきたでーって」
白「あ、赫やーん!」
青「呼吸器は?」
赫「そんな焦らなくても、w 安定したよ」
桃「んー…できない…」
赫「後ちょっとじゃん!!!行ける行ける!!」
青「なんやこれ、w」
赫「なんかねーキッズルームに新しいおもちゃ来たからこれ使わなくなったのと、これムズいから誰もやらないんだよねw」
青「あー…3種類の色ボールが入っててそれを全部分けるんか、」
桃「そー…ぉわ!!1個こっちいっちゃった…」
赫「集中力が必要だし、暇そうにしてた桃君にちょうどいいかなーってw」
青「良かったな桃、w」
桃「んへ…♪」
キッズルームからのお下がりのおもちゃを貰ってちょっと暇だった時間が少なくなった
暖かい日で今日は赫先生とも色々話せて幸せだな…
ブーッブーッ
急に全員の院内スマホが震えた
青「はい、岩崎です」
『ー…ーーー!!』
青「今行きますッ」
急に全員の顔色が悪くなって、焦っていた
赫「ごめん桃君、ちょっと待っててねなんかあったらすぐ連絡して!!」
青「行ってくるわ、」
青に頭を撫でられてみんな出ていった
頭の中でどうなってるか整理できなくて少しぼーっとしていると
カランカランッ
桃「ぉわ!!最悪…」
黄色の玉が青色の方に行ってしまった
黄色の玉を一生懸命戻そうと集中していると
ナース1「早く!!輸血パック持ってきて!!」
ナース2「もうこれで全部なんです…ッ」
ナース1「嘘でしょ…?」
桃「…何があったんだろ」
騒がしくなっていることに気がついた
桃「ちょっとぐらいなら…いい…よね」
点滴を外そうとしても、抜けなかったから点滴を持ってフラフラとした足取りでナースさん達に着いていった
桃「…え…?」
青視点
青「んーと、とりあえずここで処置するよー」
ナース1「どうぞ、」
青「奥まで刺さってるねー…とりあえずーーで取ろか」
ナース1「ーー用意して、」
ナース2「はい!!」
青「後は田中、行けるやろ」
田中「お…俺!?」
青「人足りひんねん、こっからは簡単やから行ける」
田中「…は…はい!」
次向こうか、
子供「うわぁぁぁん…」
ちょっと待って、専門外
青「赫ー、どこや」
赫「今あっち処置できたよ」
青「うぉびっくりした、こいつの太ももに刺さってもうとるから取ったって」
赫「はいよ」
んーと、後はもう全部回ってるか
中井「何してんだッ!?」
揉め事か…?
声が聞こえる方を見た瞬間
心臓が跳ね上がった
白「いやでも…」
中井「…医療ミスだぞ」
青「何してるんすか」
中井「こいつが手術に失敗したんだ」
白「…」
絶対に間違えてない、と訴える目
青「ん、見せて」
バイパス繋いだんか、高度なオペ食いついたな
…別に変なとこないけどな
青「どこがあかんの?」
中井「ここのバイパス繋いだらこっちから出血するやろ!!」
青「白がオペしてよかったわ、そのままやって」
白「やんね、」
中井、医者失格ちゃうか
そう思いながら振り向くと
桃「…」
目をキラキラさせた桃がいて、考えるよりも先に足が動いた
桃は今特別室にいるはず
青「桃、なんでここおんねん」
桃「ザワザワしてたから気になっちゃって…」
青「戻んで?」
桃「何があったの…?こんないっぱい患者さん…」
青「近くで建設中の建物が崩れたらしい」
桃「やっば…」
青「輸血パックこれでなくなってもうたしまぁまぁ大きめの事故やったっぽいわ」
桃「へぇー…」
フラッ
青「ぉわッ…何してんねんほんま…」
桃「あはは…w」
青「よいしょ、病室戻んで」
桃「はぁい…」
興味津々で純粋な桃
小さい頃からずっとそう
早く治したるからな
数日後、桃の運命が変わる出来事があった
白「…なんやこれぇ…」
青「んー…っと…」
この血管を…こうして…
白「はぁ…青ちゃーん?」
青「びっくりしたぁ…w」
白「なんでこんな机の上ぐっちゃぐちゃやねんな…w」
青「…桃治せるかも」
白「は…?」
青「今の技術って凄いな、こんな考えなかったわ」
白「いつオペするん」
青「未定、俺の手にかかってる」
白「第1助手する」
青「そりゃしてくれな困るわ」
白「俺もどないするか把握しとかな…どないするん?」
青「この血管を…」
桃視点
桃「あっつ…7月でこの暑さってどーなってんの…」
赫「失礼しまーす」
桃「はーい」
赫「あつ…クーラーついてなかった?」
桃「窓開けたもん」
赫「なにしてんのー…電気代が…」
桃「セミ鳴いてるかなーって気になって、w」
赫「閉めるよーw」
桃「もうちょっと夏堪能したかったのにぃ…」
赫「あ、今日アイスあるよ」
桃「え、嘘!!」
赫「ほんとほんとーw 暑いからね」
桃「ねぇー、水っちと兄貴はー…?」
赫「あの二人は今ちょっと修行中で…w」
桃「修行中…?」
赫「もっと頑張りたいんだってさー、赫のことほって二人でなんか勉強会してんの寂しいのにぃ…」
桃「へぇー…」
みんな頑張ってんだな…
赫先生とゆったり話していると場を壊すように勢いよくドアが空いた
青「桃、明後日手術すんで」
桃「…またかぁ」
白「今回は桃ちゃんの人生に関わる大事な手術や、全部重要やけどな」
桃「…?」
どーいうこと?
シーンとした空気の中、1人口を開いた
青「…最後の手術になるかもしれへん」
赫「は?え、どーいうこと…?」
白「青ちゃんが色んなところの医者に聞きまくったんよ、そしたら1人教えてくれる人がおってな」
桃「…俺助かる?」
青「今回のオペで絶対治す」
桃「楽しみにしてる、w」
自然と口角が緩んでいつの間にか青先生に抱きついていた
数年後 青視点
青「ぁ、検査結果どーやった?」
桃「この人もしかしたらガンかも、」
青「うわまじか」
桃「これ、ここ怪しくない?」
青「がん検診してる?」
桃「いや数年してない」
青「やばいかも」
桃「すぐがん検査してきます」
青「ういよー」
アイツ…まじ元気やなぁ
青「ん゛ー…」
赫「失礼しまーす」
青「どないしたー?」
赫「久しぶりに桃君見に来たけど…」
青「がん検査行ったからおらんでー」
赫「アイス持ってきたのに…」
青「ざんねーん」
赫「冷蔵庫借りるねー」
青「勝手に開けんなバカ」
赫「なんもないじゃん…」
青「桃に聞いてくれ」
赫「え、青のじゃないの!?」
青「俺の食事は桃が大体作ってるんで滅多に冷蔵庫なんか触らんねんw」
赫「赫にも作ってもらお〜」
青「桃は俺のしか作りませーん」
桃「青ー、あの患者さんやっぱりがん…だった…ぇ…赫先生!?」
青「ちょ検査結果投げんな…」
赫「同じ医者なんだし先生つけなくても…」
青「俺呼び捨てやもんなー」
桃「子供じゃないんで頭撫でないで貰っていいですかねー」
青「無理、まだ子供や」
桃「いやもう成人しました」
赫「でも可愛いよー」
ガチャ
水「ぁれ、ここ院長室か」
ガチャ
桃「…ッw」
赫「まじずっとあんなんだよ、w いつも場所間違えてるから」
青「あほとけ」
ガチャ
水「はぁーッ!?」
桃「水っち先生じゃーん」
黒「やっとおった…どこ行っとるんや…」
桃「兄貴ー!!」
黒「おぉ桃かw」
青「全員揃ったな」
桃「ーー!、ーー…?w」
水「ー…ーー…w」
黒「ーーーー」
赫「あ、ほら青も行こ?」
遠くから名前を呼ばれてハッとする
青「はいよー」
そう言ってイツメンの背中に追いつくように走った
病院長になって桃が右腕
兄貴と水は立派なナースになって
白は医者として活躍できるように海外に留学
帰ってきたら色々教えてもらうって桃が言っとったなー、w
騒がしくて平和な毎日
ドラマみたいな
物語の1ページ
明日はどんな物語なんやろ
桃「医者として、頑張りたい」
そう言ってくれた桃といつまでも…
バタッ
桃「青…!?」
赫「誰か呼吸器とーー150ml持ってきて」
水「僕呼吸器持ってくる…ッ!」
いつ…までも…
END
うぎゃあああああああああ
なっげぇ…(
長すぎるよなまじすんません
自覚はしてます…((
コメント待ってまーす👍
言ってくれたらリクエスト答えるよ((
数ヶ月先の完成になるだろーけど((
改めてまたその話は投稿しまーす👍
コメント
3件
病院の風景が目に浮かぶ~ッ ☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝✨もう最高すぎぃぃ〜ッッ‼️これは次回も期待していいってことか...?w
んんん??!??? 最後青さんが倒れてからはどうなるんだッ?!?😭😭😭 やばいほんとにノベルでは勝てない普通にドラマ作れるレベル👍🏻👍🏻💖 ほんと天才だと思う😭😭