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ずっと思っていた。
いつか、君の隣に行けたら、って。
でも君の瞳に僕は映っていなかったんだ。
でも、もしかしたら。
もしかしたら。
そう言って先延ばしにしていたんだ。
でも、こうなってしまうなら。
こんなことになってしまうのならば、早く君に思いを伝えるべきだった。
明日が来ると思ってた。
当たり前に朝が来て、
学校に行って、
君を無意識に目で追いかけて、
友達と馬鹿みたいに騒いで。
でも、
でも。
それでもね、君がこうならなくて良かった、って今心の底から思ってるよ。
最期に君を助けられてよかった。
できれば君に思いを伝えてから死にたかったけど。
でも、心残りはそれだけだから。
本当に、それだけ。
いや、本当は。
君と一緒に生きたかった。