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最終回です!
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🎈サイド
️️️⛅️「…ばいばい。こーく。」
🎈「やだ…!!びびくん!!!」
伸ばした手は届かなかった―――
急いで起き上がるとベッドの上。最近ずっとこの夢を見てる。時計は深夜の3:00を指していてもう1回寝ようか迷っているうちに眠ってしまった。
朝起きて学校に向かって歩いていると後ろから連が近寄って来た。
れ「そーいえばいつまであいついじめるの?」
🎈「そうだな…もう今日でやめよっか!いい感じに1人になってるし。でも無視は続けてね。俺以外に仲間がいるって思わせたくない。」
れ「おっけー。こーくやべぇなw天才じゃね?www」
🎈「よく言われるーwwwww」
俺はまだ知らなかった。影からびびくんが見てたことを…
️️️⛅️サイド
えっ…?こーく…だよな?あれ…
なんで連と喋って…?
まさか俺と仲良くしてたからいじめのターゲットに…?
そんなことを朝に見てから放課後。また連に呼び出される。
れ「喜べ。今日でお前へのいじめは終わりにしてやる。」
️️️⛅️「え…?な、なんで?」
れ「あー…新しいターゲットが出来たからかな。(まぁ嘘だけど…)」
新しいターゲット…?まさか…こーくのことか…?
️️️⛅️「まさかこーくのこと…じゃないよな?」
れ「おっ、よくわかったねーwお前に仲良くしててウザかったからなw 」
れ「ってわけで今日は帰りなーさいならー」
お、おれのせい…?こーくが同じ目に…?
そこで俺は1つの結論にたどり着いた。
️️️⛅️「俺が居なくなれば…!」
俺は急いであの線路に向かった。
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🎈サイド
学校から帰る途中、急いで走っていくびびくんを見つけてこっそり追いかける。
🎈(どこ行くんだろ…?家こっちじゃないよな?)
そんなことを思いながら追いかけていくとその先には線路。嫌な予感がして線路の先を見る。
そこには…
電車が来ていた。
🎈「びびくん!!!!」
なんで━━━
そう言おうと思ったその時、微かにびびくんの口が動いた。
⛅️「…ばいばい。こーく。」
🎈「やだ…!!びびくん!!!」
手は…掴めた。
なのに びびくんは俺を突き飛ばして言った。
️️️⛅️「またな」
まるであの夢と一緒だった。
びびくんの細い体が電車に引かれて…
持っていたバックが空を飛んで…
びびくんがバックに着けていた『K』のキーホルダーが取れて粉々になってて…
急いで救急車を呼んで…
でも違った所が1つ。夢から目覚めなかった。びびくんは戻って来なかった。
ただ1つ覚えていたことは━━━
蝉がうるさく鳴いていた。
そこから俺は生きる理由を無 くして…学校に行かなくなってから3日目。
あの線路に来ていた。
あの日のびびくんと同じように。制服を着て、バックを持って。
線路の上に立つとどうしても思い出してしまう。
あの事件が起きた3日前のことを。
また今日も蝉が鳴いていて…
[繰り返すフラッシュバック 蝉の声 二度とは帰らぬ君]
あの日のことを思い出していた時、ふと思い立って視線をバックに下ろす。
やっぱり着けてた。
びびくんとお揃いの…
お揃いだった『V』のキーホルダー。
バックから取り外して握りしめる。
[永遠に千切れてくお揃いのキーホルダー]
ぽつりと言葉が口に出る。
🎈「最後に会いたいな…びびくん。」
[夏が消し去った白い肌の少女に哀しい程とり憑かれて仕舞いたい]
そんなことを考えてたら…1番聴きたかった人からの、もう聴けないと思っていた声が聴こえた。
️️️⛅️「お前は…こーくはそれでいいのか…?」
急いで後ろを振り返ると愛してる人が…半透明になって立っていた。
足は見えないけど。確かにそこに居る。
泣きそうになりながらも答える。
🎈「当たり前じゃん…w一緒に逝くよ…? 」
️️️⛅️「そっか…ほんとにいいんだなw」
🎈「うん…また上で会おうね。愛してる。」
しまった。言っちゃった。なんて思ってたらびびくんが半透明になっている指でこっちを指さして言った。
️️️⛅️「俺も…愛してるぞ。」
[透明な君は僕を指差してた―]